太陽光発電システムを備えた新築住宅が一般化しつつ有り、新築やリフォームを機に太陽光発電を始めるケースが増えています。

しかしそれでも既築の家に設置するケースがその約2倍あるといいます。

積極的に工事を行って設置するのだから、それだけ太陽光発電の意義とメリットが広く理解され、浸透してきているといえるのでしょう。

既築住宅への太陽光発電設置工事は3つの作業からなる

  1. 足場を組むこと
  2. 架台の取り付けを含むモジュールの設置工事
  3. パワーコンディショナーやモニターの取り付けを含む電気工事

①は前日に行われ、②③は小規模のシステムであれば当日一気に行われます。

たいていの場合はのべ3日の施工工事となります。後日、施工業者立ち合いのもとで、電力会社とシステムの動作確認を行います。このとき電力会社と「電力受給契約」を結びます。契約を終えれば、いよいよ発電開始。

【前日】確認と準備

すでに屋根の構造や形状の調査も終わっており、工法の共通理解もできているはずです。

不明な点があったら前日のうちに解決しておきましょう。

施工業者は手順の確認を行った後、足場を組む作業を済ませておくはずです。陸屋根に設置する場合などは架台に傾斜をつけるので、その基礎工事をしておく必要もあります。

【工事当日】1.架台の取り付け

太陽電池パネルを支える架台の取り付けが最初の作業になります。屋根によって異なる工事になるのはこの場面です。

野地板に架台を直接取り付ける方法だけでなく、穴をあけずに屋根材をはさみこむ方法もあります。また瓦屋根の場合、平瓦以外は穴をあけにくい。そんなときは支え金具を取り付けた金属製の「支持瓦」に、瓦の一部を置き換え、それによって太陽電池パネルを支える「支持瓦工法」をとります。

また、瓦の一部を一旦取り外し「支持金具」を野地板に取り付けて、これにパネルの桟を固定する「支持金具工法」を行うこともあります。

2.モジュールの取り付け

架台にモジュールを取り付けます。

屋根を有効に使うために、高効率のモジュールを取り付けることも多いです。

3.電線の接続

所定の枚数のモジュールを設置したら、電線(ケーブル)を接続します。

モジュールからの電線は、接続箱にまとめられます。また接地(アース)工事も行います。

4.パワーコンデイショナーの取り付け

モジュールで作られた直流電流を、家電製品で使用できるよう、交流電流に変換するためのパワーコンディショナーを取り付けます。接続箱からの電線を接続します。

5.モニターの取り付け

発電量を表示するモニターを取り付けます。CQ削減量や売電量などもわかるようになっていることが多いです。

6.電力量計の取り付け

電力会社へ売る電力を計る売電メーターが設置されます。

7.日以降(後日)電力需給契約

正常な動作を確認後、電力受給契約を行います。メーカー発行の保証書はこのときまでに受け取っているはずなので、大切に保管しましょう。施工業者の独自の保証書もある場合があるので、それもなくさないように。