皆さんは“国民生活センター”という機関をご存知でしょうか?消費者から商品や契約についての相談を受ける機関なのですが、2011年度に国民生活センターに寄せられた太陽光発電システム、太陽熱温水器といった「ソーラーシステム」についての相談件数、3923件のうちおよそ7割にあたる2800件が訪問販売に関するものであったそうです。

その結果に私自身が驚かされていますが、かといって全ての訪問販売が否定されるわけではなく、多くのまじめな業者の中に一部の悪質な業者がいるということなのだと思います。ただ悪質な業者がいることも事実なので引っかからないように注意していただきたいと思います。

国民生活センターに寄せられた訪問販売による太陽光発電システムに関するトラブルの事例

実際にある太陽光発電システム訪問販売のトラブルです。よく確認して気をつけてください。

  • 訪問販売で太陽光発電システム設置工事の契約をした。「売電価格が下がっているので、今月中に契約すれば補てんとして10万円割引する」と急かされた。不安なので解約したい。
  • 父が訪問販売で「10年で元が取れる。売電で利益がでる」と勧められ、太陽光発電設備を1000万円で契約した。不審なのでクーリング・オフさせたい。どう説得すればよいか。
  • 9日前に、訪問してきた業者と太陽光発電の契約をした。契約後、売電価格が下がったことを説明していない、キッチンの工事を追加しないと太陽光システムを工事できない、書面の日付がおかしいなど、不審な点が多く解約したい。
  • 昨夜訪問販売で、太陽光発電システムをパネル代も工事代も無料で設置できると勧誘を受けた。「売電がないときでも、実質負担はない」とまで言われた。明日再度説明に来るというが、昨夜はパンフレットを何も持たずに来訪してきて不審だ。
  • 2週間前、知人が自宅で太陽光発電の契約をしたが、書面はもらっていないようだ。設置工事前であるが、クーリング・オフはできるか。
  • 訪問販売で夫が太陽光発電の契約をしたが、契約時の説明と実際の売電価格が異なっている。業者に連絡しているが、電話が繋がらない。
  • 7カ月前、電話勧誘後に自宅に訪問した業者に勧められて、高額な太陽光発電の工事をクレジットで契約した。業者と連絡を取ることができず、契約を止めたい。
  • 電話で太陽光発電システムの工事契約の勧誘を受けた。「売電することで、工事代金をゼロにできる」と言われたが、断った。今後の勧誘を断る方法を知りたい。
  • 訪問販売で太陽光発電システムを契約した。売電収入が説明されていたよりかなり低く、契約金額も同業他社の2倍の金額だ。支払い額の減額を希望する。
  • 親が太陽光発電パネルの契約をした。しかし、ウソの説明が多く不審を感じるようになった。すでにクーリング・オフ期間を過ぎているが解約できないか。

出典:国民生活センター ソーラーシステム

良い業者を見分けるための10個の選定ポイント

  1. 経験・実績が十分あることを示してくれる
  2. 質問にきちんと答え、相談に応じてくれる
  3. 会社の規模、業歴、経営者から信頼できそうな印象を受ける
  4. しつこく契約をせまらない
  5. 見積書が明細まできちんと書き込まれている
  6. 商品知識に加え、施工についても詳しい
  7. 発電量について説明してくれる
  8. 補助金や余剰電力制度について情報力がある
  9. 設計プランを綿密に作成する
  10. アフターケアやメンテナンスの説明をする

太陽光発電システムの設置といった請負契約において一番大切なもの

請負契約において一番大切なものはお客様との信頼関係です。

質のよい、しっかりした業者であれば、ミスがあった場合には、その詳細をお客様に報告し、きちんと修繕を行い、その後に何らかの問題が起きた場合に対するアフターフォローを確約するものです。

しかし、質の悪い業者の場合は、まずそのミスについてお客様に報告せず、何とか隠してしまおうとします。屋根の上で何が起きても、ばれることはないと考えているからです。さらに、大したミスではないと判断すれば、修繕せずにそのまま放置することもあります。そして何食わぬ顔をして「工事は無事に終わりました」と帰ってしまうのです。

そして、後々、別の工事等で屋根にのぼってみると、瓦が何枚も割れていたり、屋根材の塗装がはげていたり、雨どいが歪んでいたりといった惨状を目にするわけです。

しかし、屋根というものは常にチェックしているわけではありませんから、工事担当者からの報告がない限り、工事の際にできた傷かどうかはわかりません。相手が悪質な業者であれば、クレームを言っても泣き寝入りになってしまうことがしばしばです。

また、質はよくても腕の悪い業者の場合は、そもそもミスをしたことにすら気がつかない可能性があります。パネルのがたつきや配線のゆるみ、ちょっとした瓦のずれや防水シートに隙間ができることによる雨漏りなどが、腕の悪い業者が設置を行った場合に起こる可能性があるトラブルです。

訪問販売業者のトラブルを回避するために

どんなに太陽光発電システムが立派で名の知れたメーカーのものであったとしても、設置や施工時のトラブルはメーカーではなく販売店の責任です。

メーカーが直接、消費者に太陽光発電システムを売っているわけではないからです。そのため、いかに信頼がおけて質のよい販売店を見つけることができるかどうかが、太陽光発電システムの導入の成否を左右することになります。

また、そういった信頼がおけて質のよい販売店を見つける努力をするとともに、お客様側でも後のトラブルを回避するための手立てを講じておく必要があります。

例えば、通常、きちんとした業者であれば、特に屋根の上のような工事内容を確認しにくい場所で施工を行う場合、施工前の設置場所の現状の写真、施工中の写真、施工後の完成写真を撮影するものです。

それは、お客様にきちんとした施工をしていることを示すためだけでなく、自分たちの施工に問題がなかったことを証明する、いわゆる“自己防衛”のための撮影なのです。ですから、施工前にお客様から施工業者に対して、写真を撮影することを要求するということもトラブル回避の一つの方法であると言えます。

可能であれば、お客様自身で写真やビデオで施工前の現状や施工風景を撮影しておくことができればなお良しと言えます。

また、きちんとした業者は、現場で働く職人に対しても、しっかりと教育を行っています。施工現場に材料やその梱包材、施工道具が散らばっている場合、簡単に言うと、現場が“汚い”場合は質の悪い業者である可能性が高くなります。そういった場面を発見した場合、施工がきちんと行われているかどうか、要所、要所で確認する必要がありそうです。

施工技術のしっかりした質の良い業者を探すために

専門的な工事の場合、素人がその業者の質を見抜くことはなかなか難しいものです。では、失敗をしないために質の良い業者をどのように探せばよいのでしょうか。

インターネットを駆使して、業者の施工実績や口コミをお客様自身で調べていくというのも一つの手段でしょう。

しかし、それでは膨大な時間がかかってしまいます。そんなときに便利なのが、“一括見積もりサイト”です。名の知れた一括見積もりサイトでは、そこに登録される業者にも一定の基準を設けています。

お客様の質の良い業者を探す手間が大幅に短縮され、さらに、一気に5社分の見積もりが取ることができますので、上手く利用すれば、今住んでいる家にぴったりの太陽光発電システムを格安で確実に設置することができます。

現在、太陽光発電システムの設置を検討されている皆様には、この一括見積もりサイトを利用してみてはいかがでしょうか。