太陽光発電の初期費用などでよく利用されるソーラーローンですが、住宅ローンなどと比較した金利はどうなのでしょうか?また、信用金庫や銀行などのソーラーローンと信販会社のソーラーローンとではどのような違いがあるのでしょうか。

ソーラーローンは通常の住宅ローンよりもかなりお得です

ソーラーローンのメリット

1、太陽光発電の場合では、初期の設備工事にかかる費用が投資額のほとんどを占めます。発電設備が完成したらあとは太陽光線がソーラーパネルを照らして発電し、売電した分の収益が入ってくる仕組みです。異常気象による気候変動や地域によって多少の違いがありますが、年間を通して安定して発電ができ、毎月の収益額なども予想できることから、ローンの利息も比較的安く設定されているようです。

2、他の一般的なローンとソーラーローンとの違いとして、太陽光発電は太陽光が保証料の代わりをするという点が挙げられます。ただ、返済期間や金利などについては金融機関によって異なるので、取引のある各金融機関に問い合わせる必要があります。

3、ソーラーローンのメリットとして、長期間の融資が可能であるという点があります。最長のものでは15年間ローンが存在しています。初期投資の額が回収できるのが10年から12年ほどなので、ローンが終わる頃から収益が出るようになっています。

4、頭金なしでも借り入れができるという点もソーラーローンのメリットです。資金のない初期投資額0円でも事業が始められます。

ソーラーローンのデメリット

そんな評判の良いソーラーローンですが、デメリットもあります。デメリットの部分もよく認識して利用することが大切です。

1、ソーラーローンのほとんどが変動金利のコースとなっており、経済情勢の変化による影響を受けやすく、利息が大きく変動する可能性があります。特に住宅ローンとダブルでローンを組んでいる方は、双方が同時に変動する恐れがあるので注意が必要です。

2、天災などで太陽光発電施設にトラブルが発生した場合には、毎月のソーラーローンが支払えないという事態に陥ってしまいます。そのようなことが起きないように、契約段階で補償内容などをしっかり確認しておく必要があります。メーカーによっては自然災害補償が付いているタイプもあります。

主なソーラーローンがある金融機関と利息など

銀行

三菱東京UFJ銀行

借入額:500万円以内、金利:2.975%、返済期間:1~10年以内

イオン銀行

借入額:20~1000万円以内、金利:2.70%、返済期間:1~15年以内

スルガ銀行

借入額:10~500万円以内、金利:2.90%、返済期間:1~10年以内

紀陽銀行

借入額:10~1000万円以内、金利:1.9%、返済期間:1~10年以内

山梨中央銀行

借入額:10~500万円以内、金利:1.9%、返済期間:1~10年以内

楽天銀行

借入額:20~1,000万円以下、金利:2.70%、返済期間:1~10年以内

横浜銀行

借入額:1000万円以内、金利:2.35%、返済期間:1~10年以内

徳島銀行

借入額:10~1,000万円以内、金利:2.15%、返済期間:1~15年以内

鹿児島銀行

借入額:制限なし、金利:要確認、返済期間:3~35年以内

埼玉りそな銀行

借入額:1000万円以内、金利:2.975%、返済期間:3~35年以内

西日本シティ銀行

借入額:10~1000万円以内、金利:1.8%、返済期間:1~15年以内

信販会社

オリコ

借入額:10~1000万円以内、金利:2.75%、返済期間:1~15年以内

損保ジャパン

借入額:100~300万円以内、金利:3.6%、返済期間:0.5~5年以内

アプラス

借入額:10~300万円以内、金利:要確認、返済期間:7年

ジャックス

借入額:要確認、金利:要確認、返済期間:要確認

以上のような状況となっています。また地方銀行の中でも名目を変えたソーラーローンを設けている場合もあります。銀行や信用金庫の場合には借入の審査があるので、事業計画書などを作成する必要があります。信販会社の方がソーラーローンを組む際には便利です。なお、上記のデータは調査時点のものなので、変動している可能性があります。金融機関の窓口で問い合わせてください。

ソーラーローンの借入額は少ないに越したことはない

住宅用の10KW以下の太陽光発電の場合では、売電する固定買取り期間が10年なので、できれば10年以内にローンが払い終わるように計画することが大切です。しかし、ほとんどの金融機関で15年のローンを紹介すると思います。これは毎月の返済額が少額になり契約しやすいことが要因です。

また、貯金などがあって初期投資する場合や、頭金を用意してから残りをソーラーローンで支払う場合、または全額をソーラーローンで支払う場合とでは、利息分がプラスされる分、毎月の収支が変わってきます。資金が貯まってから太陽光発電への投資を行う方が運営する上で安心です。

また、ソーラーローンはできるだけ短期間で払い終わった方が、より多くの収益が見込めます。ソーラーローンを払い終わった頃に、太陽光発電の対応期間も終了するといった状況ではほとんど収益が見込めません。