産業用太陽光発電の初期費用とメンテナンス費用を詳しく解説

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産業用太陽光発電と聞くと、かなり高額な初期費用やメンテナンス費用がかかりそうなイメージですよね。

実際に産業用太陽光発電を設置するには、1,000万円〜2,000万円ほどの費用がかかってしまいます。しかし、実は投資としてかなり安定した利益が見込めるので、初期投資を確実に回収できて、さらに収益を得ることができます。

この記事では、太陽光発電投資をするにあたって必要な初期投資・メンテナンス費用の内訳について詳しく解説していきます。合わせて見込み利益のシミュレーションを参考に、なるべく早く初期費用を回収するためのコツもご紹介します。

産業用太陽光発電とは

太陽光発電は、太陽光を利用して発電するシステムのことです。

太陽光発電は主に住宅用太陽光発電と産業用太陽光発電に2種類に分けられます。太陽光発電投資に使われるのは、規模の大きい産業用太陽光発電で、住宅の屋根やマンションの屋上に設置されているのが住宅用太陽光発電です。
家庭用太陽光発電と産業用太陽光発電の違いってなに?住宅用と産業用の太陽光発電所は何が違う?【目的別の選択方法】

太陽光発電投資は、ソーラーパネルを利用して発電した電力を電力会社に売電することで利益を得るのですが、投資の中では珍しく、ローリスクで堅実だとして注目されていますなぜローリスクなのかは下の項目で説明しています。

固定価格買取制度(FIT)について

ソーラーパネルがローリスクな理由に、FIT制度(固定価格買取制度)があります。

FIT制度は定められた期間の間、ずっと同じ金額で電気を電力会社が買い取ることを保証する制度のことです。

なぜこの制度があることでローリスクになるのかというと、FIT制度の規定により産業用太陽光発電で20年間確実に電力を買い取ってくれるので、20年間という長い期間の定期的な収入が見込めるんです。(10kW未満は10年間)

定期的な収入が見込めるからこそ、長期的に運用・収支計画をたてることができるというわけです。

産業用太陽光発電であれば、2019年に認定をもらうと2039年までは14円+税で電力会社に売電することができます。

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太陽光発電投資を選ぶべき3つの理由

1.環境に優しい

再生可能エネルギーと聞くと ”地球に優しい” というイメージが湧く人が多いと思いますが、なぜ優しいのか知っていますか?

 

世界中で問題視され、今でも進行の止まらない地球温暖化は、様々な問題と関係しています。例えば、地球温暖化による異常気象が指摘されたり海面上昇が起こったりしており、それは動植物と陸地の減少に関係し、私達人間にも大きな影響を及ぼしているのです。

日本でも異常気象で農作物がうまく育たなくなってしまったり、海水温度の上昇でサンゴが死滅することで食物連鎖・海の生態系に影響が出ます。このような環境問題は全て農業・水産業といった日本の産業にも大きく関わっているのです。

地球温暖化の原因は、二酸化炭素などの有害物質だと言われていますが、日本では二酸化炭素を排出する石炭火力発電を利用し、発電しています。

それだけでなく、石油・天然ガス・石炭といった化石燃料は限りあるエネルギー資源なので後50年〜150年で枯渇してしまうと予測されているのです。

さらに、日本は温室効果ガス削減目標未達の国で、環境問題の対策が世界よりも遅れているという事実があります。このような日本のエネルギー業界が抱える様々な課題に解決策をもたらすのが、太陽光・風力・水力といった再生可能エネルギーなのです。

有害物質を排出する石炭火力発電から、再生可能エネルギーで電力をまかなえる状態にシフトするためには、太陽光発電のような環境に優しい発電方法を増やしていくことが必要不可欠になっています

投資として利益を出しながらも、地球に優しいのは太陽光発電投資ならではのメリットです!

2.長期的な収支計画が組める

株や投資信託などの投資は、株価の変動が予測しづらいので、「今後このくらい利益が確実に出る」とは言えないですよね。

それに比べて、これまでの日射量データから年間発電量がわかる太陽光発電では、過去の発電実績から「売電収入がどのくらい出る」のかをシミュレーションすることができます。

FIT制度のおかげで、20年間確実に売電できることは決まっているので、太陽光発電投資を開始してからの20年間という長い期間の収支計画を組むことができ、堅実で安定性の高い投資だといえます

3.ソーラーパネルは故障しづらい

一般的にソーラーパネルの耐久年数は20〜30年、パワーコンディショナーの耐久年数は10〜15年と言われており、どちらも比較的故障の少ない設備です。

稼働事例として、稼働開始から35年が経ってもなお、パネルの劣化率13%を誇る「佐倉ソーラーセンター」や、日本で初めて住宅用太陽光発電を導入してから27年が経過した今でも、ソーラーパネルだけでなくパワコンまで交換していない「桑野太陽光発電」などがあります。

このような例からとにかく故障しづらいということが分かっていただけると思います。

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太陽光発電投資にかかる初期投資は?

土地をすでに持っている場合

太陽光発電の初期投資の内訳は、ソーラーパネル・パワコン・架台・工事費・諸費用(連係費用・フェンス代など)に分けることができます。

設置場所や規模によって必要な設備が変わってくるので、これがすべて必要というわけではありませんが、これらの設備を設置するケースが多いです。

太陽光発電の初期投資には、1,000万〜2,000万程度かかってしまいます。個人で太陽光発電投資を行う場合は、10kW以上50kW以下になることが多いのですが、10kW以上の太陽光発電の設置相場は1kWあたり25〜30万円です。

そして、どのくらいの広さの土地を所有しているのかによって設置できる太陽光発電の規模は変わります。容量10kW発電の発電所するには最低でも30坪ほど必要です

土地の状態によって、造成費が追加でかかる場合もあります。

 

日当たりの良い土地を持っている方は、発電所を設置して太陽光発電投資を始めるのがおすすめです

他にも太陽光発電に最適な土地の条件はいくつかあるので、記事後半の土地選びの解説で紹介します。

土地付き産業太陽光発電を購入する場合

土地付き太陽光発電を購入する場合は、ソーラーパネル・パワコン・架台・工事費・諸費用(連係費用・フェンス代など)にプラスして土地代がかかります。

土地代は購入する土地の場所や広さによって変化します。土地を別で購入するときは造成費がかかる可能性もありますが、土地付き太陽光発電として購入するなら、すでに土地が整備されていることが多いので造成費はかかりません

産業用太陽光発電の年間メンテナンスコストは?

電気代

昼間は発電した電力で動くパワコンも、発電していない夜には待機電力として電力を買電しています。

電気代は、出力9.9Wのパワコン一台につき一ヶ月で500円程度、年間1万円〜3万円です。

パワーコンディショナー

パワーコンディショナーは、一台20〜30万円です。発電所の規模によっては複数台必要になりますが、パワコンの容量によって価格は異なり、容量が大きくなるほど安くなります。

パワコンの寿命は10〜15年と言われているので、そのくらいの期間で故障して買い換えるもしくは修理する必要があるとすると、年間平均で3〜4万円のコストが必要です。

点検・清掃

点検・清掃費用も太陽光発電の規模によって異なります。

点検は、4年間に1度受ける必要があり、費用は一回につき1〜2万円程度です。年間で考えると平均5,000円となります。

清掃は、太陽光パネルの枚数にもよりますが、1kW2,000円と言われており、6〜10万円ほどでできるので点検・清掃合わせて年に7万円程度だといえます。

遠隔管理システム

遠隔監視設備が25万円程で、年間使用料相場は4万円になるので年間平均5万円かかります。

保険料

保険は火災保険に加入した場合、年間1〜2万円かかります

保険は任意ですが、災害などで発電所の設備が故障した場合の修繕費を補償してくれるので、加入しておくことをおすすめします。

税金

1,000万円の太陽光発電施設を購入した場合、固定資産税が年間45,000円、20年間で92万円ほどかかります。

これらの必要なメンテナンス費用を合計すると、出力30kW規模の太陽光発電設備であれば、年間20万円ほどのランニングコストが必要です。

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どのくらいの利益が見込めるのか

初期費用回収には10年前後が見込める

「ランニングコストが意外とかかるんだ」と思った方もいるかもしれませんが、ランニングコストを考慮しても初期費用回収には10年前後だと見込めます

太陽光発電の規模が大きくなるほど1kWあたりの設置価格は安くなるので、初期費用回収年数を短くするには、利回りの良くなるように規模や容量を大きくすることも一つの手です。

しかし、50kW以上になると点検の頻度が増えたり、電気主任技術者を選任するための費用がかかるので、管理にするためにさらにお金を準備しておかなければいけません。どのくらいの規模が自分の予算に合った範囲なのかしっかりと考えてから決める必要があります。

15kWシミュレーション(土地代除く)

条件

・15kW

・年発電量21,400kWh

・初期投資費用350万円

・メンテナンス費用8万円

 

①年間売電収入=発電量×売電価格

②初期費用回収期間=初期投資÷(年間売電収入−年間メンテナンス費用)

③実質利回り=(年間売電収入−年間メンテナンス費用)÷初期費用×100

 

①21,400×14=¥321,000

②3,500,000÷(321,000−80,000)=14.5年

③(321,000−80,000)÷3,500,000×100=6.8%

 

つまり、初期投資費用回収期間は14年半なので、20年間のFIT期間の残り5年半は全額利益となります。FIT期間中の利益総額は約176万円です。

45kWシミュレーション(土地代除く)

条件

・45kW

・年発電量63,900kWh

・初期投資費用1,100万円

・メンテナンス費用20万円

 

①63,900×14=¥894,600

②11,000,000÷(894,600−200,000)=15年

③(894,600−200,000)÷11,000,000=6.3%

 

初期投資費用回収期間は15年という結果になったので、残り5年間を利益にすると、FIT期間中の利益総額は450万円程になります。

 

今回のシミュレーションでは、初期投資の回収に15年ほどかかる結果となりました。この記事ではメンテナンス費用をかなりの余裕をもって見積もりをしています。業者によっては、年間10〜15万円の定額で定期点検から監視まで行ってくれたり、パネルやパワコンいについてくるメーカー保証で事足りる部分もあります。実際に行うと、10年程度で初期費用の回収が可能になるケースも十分にあるので、このシミュレーションはあくまで参考にしてください。

なるべく早く初期費用を回収するためにできること

保険選び

保険料が年に1〜2万円だからといって適当に選んではいけません。ソーラーパネルはメーカー保証として、無料で10年間の保証がついています。

10年目以降は有料で保証期間を伸ばすことができ、その方が保険に新しく加入するよりも安くなることが多いですが、メーカー保証ではカバーしきれない補償内容もあります。例えば、台風や落雷などの自然災害のような外因による機器の故障はメーカー保証ではカバーしていないことが多いため保険に加入するのが良いです。

これらを補償してもらうために、火災保険への加入をおすすめしています。火災保険への加入は任意ですが、太陽光発電メーカーの保証ではカバーしてくれないような、火災や自然災害だけでなく、電気事故・機械事故も補償してくれるところに注目です。

土地選び

土地選びは太陽光発電投資で利益を出すために重要なポイントです。

太陽光発電投資に最適な土地の条件は下の4つです。

 

・日当たりがよい

太陽光発電にとって日当たりの良さは最重要です。

 

・落ち葉や積雪が少ない

影は太陽光発電の発電量を下げる大きな要因の一つです

あらかじめ、影で発電量が下がらないよう、近くに大きな木や電柱がないかを確認しましょう。

積雪が多い地域の場合、パネルに雪が積もったままにならないよう、パネルによく日が当たるような角度で設置してください。

 

・近くに電柱がある

近くに電柱があると、「影ができそう……」と避けてしまいそうですが、近くに電柱があることは意外にも外せないポイントなのです。

電柱がないと送電線で発電所と太陽光発電をつなげることができず、送電できません。

 

電柱が近くにない場合には、新しく電柱の設置をしなければいけませんが、その費用は自分で負担することになってしまいます。電柱は1本で約15万円、変圧器など一式全てを揃えれば、全部で200万円ほど掛かります。大体、30mに1本電柱が必要になるので、電柱を多く建てなければいけない土地ではそれだけ多額の資金がいります。

 

・土地の性質として太陽光発電の設置に向いている

太陽光発電に向いているのは造成費用があまりかからない土地です。

造成の内容は土地の状態によって異なりますが、主には雑草や低木の処理をして砂利を敷き詰める事、樹木の伐採、地盤改良のために固化剤や石灰を使って地盤を固める事が含まれます。

森林であれば、木の伐採をしなければいけなかったり、地盤が弱ければ、架台が倒れたり設備が沈んでしまう可能性があるため地盤改良を行う必要があります。

土地の整備を怠ると、太陽光発電設備が倒壊して、最悪の場合使用できなくなったり、発電量が少なくなってしまったりということも考えられます。

メンテナンス

シミュレーション例を見てみると「メンテナンス費用が意外とかさむなあ……」と思ったかもしれません。しかし、メンテナンスは想像以上に大事で欠かせないことなんです!

メンテナンスを怠ると、太陽光パネルの汚れや故障を放置することにつながるので、発電量が激減してしまうことがあります。「それでも数%しか影響を与えないんでしょ?」と思うかもしれませんが、毎日太陽光で発電する太陽光発電にとって数%の発電量減少は積もれば大きな差になります。

1年に一回などの定期的な頻度で清掃・点検を怠らずに行うことは効率よく発電していく上でとても大切です。

いまさら太陽光発電投資は時代遅れ?!

2019年問題

太陽光発電について調べていると ”2019年問題” についてよく触れられています。

2019年問題とは、2009年に住宅用太陽光発電の売電を開始した方達のFIT期間が終了し、電気が固定価格で売れなくなることです。

FITを卒業した後はどうする?

2019年問題は、今から太陽光発電を始めるという方には一定期間の間は、直接的な関係はありませんが、FIT期間が終了した後はどうすればいいのかが心配ですよね。

FIT終了後にも太陽光発電を活かす道は3つあります。

・固定買取価格よりは多少低額だが、電力会社もしくは新電力に売電を続ける

・150万円程する蓄電池を新しく購入して電力を蓄える

・昼間に発電した電力を自家消費する

の3つです。

電気代が上がっているので自家消費するのが一番良いという意見や、平均的に8〜12円くらいに設定されている売電を続けるのが良いという意見もあります。

どちらもメリットとデメリットがあるので、どの方法が一番合っているのか見極めていく必要があります。

太陽光発電投資と不動産投資を比べてみた

初期費用1,000万円ほどで投資をはじめようとしている方は、不動産投資も視野に入っているかもしれません。

 

不動産投資の場合、太陽光発電投資よりも多額の初期投資が必要になる場合が多く、特に一棟買いの場合は1,000万〜3,000万円を用意した上で、さらに融資を受けることになります。

利息のことなども考えると資金計画はかなり慎重に立てなければいけません。

さらに、日本の人口はこれから減少すると予測されており、今後30年で2,000万人減少すると言われています。

それに加えて、超少子高齢化で「空き家問題」がさらに深刻化しそうです。

不動産投資は将来性を考えると、都心や駅近の物件が良いですが、そのような物件は初期費用がさらにかさみます。

 

太陽光発電と不動産の将来性や資金を比較した時、太陽光発電の方が初期投資が少なく始められたり、将来性も見込めるなど良い点が多いですね

結論:太陽光発電投資は総合的に見てベスト

太陽光発電は、投資しながら環境のことを気遣ったり、安定した長期的な収支計画が立てられたり、管理が簡単だったりとたくさんのメリットがありました。

費用面も、初期投資は多額とはいえ不動産投資よりも低額で銀行の融資も少なく済みます。10年前後で初期投資が回収できるというのは初期費用は実質0円ということなので、投資商品としてとてもよい選択肢ですね。

太陽光発電投資を始めるには遅いという意見も多く見受けられますが、今からでも遅くありません! 様々な視点から見て有望な商品だといえます!

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