ピタでん(F-Power)は電気代が圧倒的に安くなる?気になる評判から割引額まで徹底解説

注意

ピタでんを経営しているF-Powerは、2021年1月の電気代高騰の影響で業績が悪化し、会社更正をすることとなりました。

これまで通りピタでんを利用することは可能で、事業としても継続するという発表をしていますが、倒産する可能性が極めて高い今、ピタでんを契約中の方も検討していた方もピタでんに契約するのは一旦やめて他の新電力への切り替えをおすすめします。

多くの新電力は解約金が0円の会社が多いので、ピタでんの業績が落ち着いてきた頃にピタでんに契約するという方法もとれます。

ただ、現状は経営状況に問題がない新電力を選ぶことを推奨します。
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電気代が圧倒的に安くなると話題のピタでん(f-power)。

しかし、本当に電気代が安くなるのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか?そこで今回はピタでんに乗り換えることで、電気代がいくら安くなるのかシミュレーションを実施していきます。

ピタでん(f-power)に乗り換えた方のリアルな評判もご紹介するので、乗り換えの際の参考にしてみてください。

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ピタでん(f-power)とは?

ピタでんの基本情報

運営会社株式会社F-Power
供給エリア沖縄以外の全国
電話番号0570-019-500
(平日9~18時)

ピタでんは、新電力大手である株式会社F-Powerによって運営されている電力会社です。

F-Powerは、主に事業者向けの高圧領域における電力シェアの多くを獲得しており、2018年から、その事業領域を一般家庭向けの低圧領域にまで広げました。この一般家庭向けの電力供給サービスを開始するにあたり、「ピタでん」が生まれました。

供給エリアは沖縄を除く全国に対応している上、業界でもトップクラスの安さを誇る料金体制を展開しています。

そんなピタでんには、

・電気料金が圧倒的に安く!
・料金プランが2つでシンプル

以上2つの特徴があります。ひとつずつ詳しく見ていきましょう!

特徴①電気料金が圧倒的に安く!

最初の特徴は、電気代が圧倒的に安くなる!という点です。

ピタでんでは、業界でもトップクラスの安さを誇る料金体制をとっています。その中でも特に、電力使用量の多いご家庭ほど電気代を大幅に節約することが可能に。

関西エリアの大家族を例にとると、36,604円も年間で電気代が節約できてしまいます!
*<条件>5人家族 関西電力従量電灯A 月間電力消費量600kWh(4月)

もちろん電力消費量が少ないご家庭でも電気代を安くすることができるので、とにかく電気代を安くしたい方にはとってもおすすめの電力会社です。

特徴②料金プランが2つでシンプル

料金プランが2つのみで、シンプルという点も大きな特徴です。

ピタでんでは、使った分だけ電気代が加算される「使った分だけ」プランと、500kWhまでは値段が定額の「使いたい放題」プランの2種類を展開しています。電力消費が多いご家庭は「使いたい放題」プランを、それ以外のご家庭は「使った分だけ」プランを選べばいいので、悩まずにプランの選択が可能です。

ピタでん公式サイトはコチラ

ピタでんの料金プラン

ここではピタでんの料金プランと具体的な料金をご紹介していきます。

①「使った分だけ」プラン

基本料金従量料金
北海道エリア

0円

28.77円/kWh
東北エリア25.71円/kWh
東京エリア25.71円/kWh
中部エリア25.71円/kWh
北陸エリア21.13円/kWh
関西エリア21.59円/kWh
中国エリア23.57円/kWh
四国エリア23.93円/kWh
九州エリア22.66円/kWh

こちらは、使った分だけ料金が加算されるプランとなっています。

特徴としては、基本料金が0円に設定されている点があげられます。基本的に、私たちの電気代は通常1,000円ほどかかる基本料金と、使った分だけ料金が増える従量料金が加算されて算出されます。

この基本料金が0円に設定されているため、電気代を大幅に節約することが可能です。また、従量料金は電力の使用量が増えるほど電気代が高くなります。

しかし、ピタでんでは従量料金が定額になっています。

定額の分、電力消費が一定量あるご家庭にとってはメリットが大きくなる反面、朝晩しか家におらず電力消費量が極端に少ない単身世帯の場合は割高になってしまう可能性があります。

②「使いたい放題」プラン

基本料金
(500kWhまで)
従量料金
(500kWhを超えた分)
北海道エリア14,250円27.50円/kWh
東北エリア13,240円27.50円/kWh
東京エリア512,220円27.50円/kWh
中部エリア11,200円27.50円/kWh
北陸エリア11,200円27.50円/kWh
関西エリア11,200円23.42円/kWh
中国エリア11,200円27.50円/kWh
四国エリア11,200円27.50円/kWh
九州エリア12,220円27.50円/kWh

こちらは、500kWhまでは上の表に記載の基本料金しかかからない定額プラン。500kWhを超えた電力分は、1kWhずつ従量料金が加算されていきます。

一般的な4人家族のご家庭が約450kWh~500kWhの電力消費量ですので、電力消費の多い4人家族や5人以上のご家庭におすすめ。

しかし、500kWhを超えても「使いたい放題」プランよりも「使った分だけ」プランの方が電気代が割安になるケースがあるので注意が必要。

具体的には、

・北海道エリア
・東北エリア
・北陸エリア
・関西エリア
・中国エリア
・四国エリア
・九州エリア

の方は注意が必要です。今回は4月の電力使用量を500kWhと仮定してシミュレーションを行いましたが、東京エリア中部エリアのみで「使いたい放題」プランの割引額の方が大きくなりました。

そのため、上であげた7つの地域の方は、「使いたい放題」プランを選択する前に、本当に一番安くなるプランか公式サイトでシミュレーションしてみることをおすすめします。

ピタでん公式サイトでシミュレーションする

どれだけ安くなる?ピタでんの料金シミュレーション

■北海道エリア

1~2人
30A/150kWh(4月)        
3人
40A/350kWh(4月)
4人
50A/450kWh(4月)
-6,471円-12,661円-19,855円

■東北エリア

1~2人
30A/150kWh(4月)        
3人
40A/350kWh(4月)
4人
50A/450kWh(4月)
-2,279円-6,217円-12,406円

■東京エリア

1~2人
30A/150kWh(4月)        
3人
40A/350kWh(4月)
4人
50A/450kWh(4月)
-2,445円-8,519円-16,049円

■中部エリア

1~2人
30A/150kWh(4月)        
3人
40A/350kWh(4月)
4人
50A/450kWh(4月)
-3,532円-9,177円-24,411円

■北陸エリア

1~2人
30A/150kWh(4月)        
3人
40A/350kWh(4月)
4人
50A/450kWh(4月)
-4,398円-8,886円-13,636円

■関西エリア

1~2人
30A/150kWh(4月)        
3人
40A/350kWh(4月)
4人
50A/450kWh(4月)
+76円-11,015円-18,873円

■中国エリア

1~2人
30A/150kWh(4月)        
3人
40A/350kWh(4月)
4人
50A/450kWh(4月)
+2,525円-6,982円-13,364円

■四国エリア

1~2人
30A/150kWh(4月)        
3人
40A/350kWh(4月)
4人
50A/450kWh(4月)
+1,403円-8,991円-16,712円

■九州エリア

1~2人
30A/150kWh(4月)        
3人
40A/350kWh(4月)
4人
50A/450kWh(4月)
-3,324円-9,318円-16,690円

ピタでん公式サイトはコチラ

ピタでんのリアルな評判

「ピタでんが一番安い!」

ピタでんが一番安い!という声が多く寄せられています。

具体的には、ピタでんの「使った分だけ」プランになりますが、このプランでは基本料金0円で定額の従量料金をとっています。

これと全く同じ料金体制を「楽天でんき」「Looopでんき」「あしたでんき」が提供していますが、なかでもピタでんはどの地域でも最安の料金設定となっています。

つまり、これらの電力会社の中で一番電気代を安くすることができるということ!圧倒的な料金の安さがピタでんの人気に秘密のようです。

「解約金がかかるのがデメリット」

解約金がかかる点にデメリットを感じる方も多くいます。

実際、多くの電力会社では解約金は発生しませんが、ピタでんは1年間は契約を続けなければいけないので乗り換えのハードルが高くなります。

しかし、電気の契約などは半年や数か月で変えることはほとんどないので、それほど心配する必要はないと言えます。

ピタでん契約時の注意点

①1年未満の契約だと解約金が発生する

ピタでんでは、決められた契約期間があるので注意が必要。契約期間は1年間で、それ以前に解約すると違約金と2,000円の費用がかかります。

ピタでんに乗り換える際は、長期的に使っていくことを前提として契約をすることが大切です。

②経営状況が不安定

ピタでんの運営会社である、F-Powerの経営状況が不安定な点も注意点。

2018年には120億、2019年には184億円の赤字を出しました。債務超過の危機もなんとか乗り越えたものの、今後の見通しは不明です。

ただし、仮に倒産したとしても電気の供給が止まることはないので安心してください。電力会社が倒産した場合は、電気をおくる送配電線部門が代わりに電気の供給を行います。

次の電力会社と契約するまでは電力の供給が止まることはないので安心ですが、何度も電力会社を乗り換えることが面倒に感じる方は契約をおすすめしません。

③オール電化には対応していない

オール電化向けのサービスは展開していないので注意が必要です。

ピタでんでは、電力使用量が多い方向けの「使いたい放題」プランと、「使った分だけ」プランの2種類しか展開していません。そのため、オール電化のご家庭では電気代を安くすることができないので要注意です。

まとめ

ここまでピタでんに関しての情報をお伝えしてきました。最後に、ピタでんのメリット・デメリットをまとめていきたいと思います。

<メリット>

  • 電気代が圧倒的に安くなる
  • 基本料金0円の体制をとる電力会社の中で最安
  • プランが2種類とシンプル

<デメリット>

  • 解約金が発生する
  • 経営状況が不安定
  • オール電化向けのプランがない
  • 電力使用量が少ない割高になる可能性も

ピタでんには電気代が圧倒的に安くなるというメリットがありますが、同時にいくつかのデメリットがあります。これらのデメリットもしっかりと検討した上で乗り換えの選択をするのがよいでしょう。

ただし、電気代を圧倒的に安くしたい!とお考えの方にはとってもおすすめなので、一度公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか?

ピタでん公式サイトはコチラ