【SDGsとは?】目的や実現したい未来について簡単にわかりやすく解説!

世界的な環境問題や差別、貧富の格差が広がる現代において、SDGsが世界中から注目を集めています。数年前にピコ太郎さんがSDGsの推進大使に任命されたことで、この言葉を初めて知った方も多いのではないでしょうか?

ですが、「言葉自体は聞いたことがあるけど、どういう意味なのかわからない」「そもそもSDGsとはどんなもの?」と疑問に思う方も多くいるはずです。

そこで今回はSDGsとはどのようなものなのか、わかりやすく解説していきます。また、各目標に対する日本企業の取り組みについてもご紹介しているので、あなたもSDGsについて理解を深め、これからの社会を考えるきっかけにしてください。

SDGsとは?わかりやすく解説

SDGsを一言でいうと
「持続不可能な世界から持続可能な世界へとチェンジするために、達成しなければならない目標を選定したもの」

つまり、大きくかみ砕けば、よりよい社会を実現するための目標と言えます。

ちなみに、SDGsとはSustainable Development Goals の略で、「持続可能な開発目標」という意味です。

そして、このSDGsでは「だれ一人取り残さない」という理念を掲げています。この理念を簡単にわかりやすくまとめると、これまでの経済やジェンダー、教育といった様々な点での不平等をなくして、全員に平等な機会を与えよう!とすることです。

誰一人取り残すことのない持続可能な社会を作り出していくために、政府や企業だけでなく、私たち一人ひとりがSDGsに積極的に参加する必要があります。

とはいっても、「どうやって参加するのかわからない」「結局何がSDGsに該当するの?」という疑問が拭えない方が多いかもしれませんね。

実は、環境問題や経済、働き方、女性の社会進出、教育…どれもがSDGsの目標に当てはまります。

しかし、その幅の広さゆえにSDGsの実態がよくわからないと感じてしまうのです。今回はSDGsに関して理解して頂くため、SDGsの基本事項をわかりやすく解説していきます。

SDGsの目的

SDGsが策定された1番の目的は、現在の社会が持続不可能なものへとなっていくことに対する危機感です

皆さんもご存じの通り、地球規模で異常気象が深刻化していますよね。地球温暖化や豪雨、台風、自然災害などにより、私たちの生活は危機的な状況へと追い込まれています。

また、私たちの資源の消費量が、地球が年間に再生することのできる量の1.7個分にまで膨れ上がっています。

石油を例に挙げると、2016年時点で残り約50年分の埋蔵量しか残されていないと言われています。つまり、このままでは資源の枯渇は避けては通れません。

さらに、紛争やテロ、ジェンダーに対する差別、貧困、新型コロナウイルスのような感染症などのさまざまな理由から、社会的だけではなく地球規模で持続可能性が失われているのです。

地球を一台の車に置き換えてみてください。これまでは、車の調子が悪くなっても工場で整備して元通りに車を直せていたのに、部品が足りなくなったり、整備する人がいなくなってしまうことが原因で、車の整備ができず、このままでは廃車になってしまうのです。このような状態を持続可能性が失われた状態だと言うことができます。

継続して車のメンテナンスを行えるように、車の整備ができない状況を防ぐこと、そして車を修理した結果、さらに高性能な車へとバージョンアップさせることがSDGsの目的です。

私たちの未来を考える上でも、このSDGsへの取り組みは非常に重要で欠かすことのできないものであると言えます。

SDGsの歴史

実はSDGsには、前身となるMDGsというものが存在します。MDGsとは、2000年に国連で採択された開発目標になります。

MDGsでは、主に貧困や飢餓に苦しむ人々への対策など8つの目標を掲げて、2015年までに一定の成果を生み出しました。しかしながら、MDGsでは教育の普及や衛生環境の整備など、多くの課題も残されました。

また、MDGsだけではこれからの世界中で起こっている課題に対応しきれなかったため、その結果、より広域に規模を広げてSDGsの策定が検討されたのです。

SDGsが初めて具体的に協議されたのは、2012年に開催された「国連持続可能な開発会議」です。その後、国連によってSDGsに関する審議の場である「オープン・ワーキング・グループ」が組織され2年近くの協議が行われました。

そして、2014年に国連事務総長によって提出された報告書にさらに半年間の調整を重ね、2015年9月の国連サミットにて国連加盟国の全会一致でSDGsが採択されました。

SDGsが採択されるまでのプロセスで1番注目すべきは、その決め方です。前身のMDGsが国連開発計画と呼ばれる専門家主導で決められたの対し、SDGsでは徹底した参加型で決められています。

SDGsが誕生するプロセスには、国連加盟国に加え、女性や子供、少数民族といった非国家主体も参加しており、様々な団体のボトムアップによって誕生した意味のある国際目標なのです。

SDGsの17の目標

SDGsは、17の目標と169のターゲットという形で構成されています。その中でも17の目標に焦点を当てて、SDGsで達成しようとしている目標と目標に対する取り組みをしている日本企業をご紹介していきます。

SDGsの17の目標
  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤を作ろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正を全ての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

①貧困をなくそう

「あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる」というスローガンのもと掲げれた最初の目標。

1番最初の目標に選定されているだけあり、SDGsでは貧困という問題を最も重要な課題と位置づけています

①の目標で実現したいこと
  • 困状態と定義される人々の割合を半減させる
  • 貧困層の人々が社会保障によって十分カバーされる
日本企業の取り組み

かんぽ生命:すべての人が平等に受けられる公共的なサービスであるユニバーサルサービスや点字による案内などを実施

②飢餓をゼロに

「飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」

「飢餓をゼロに」という点も貧困問題に関連してSDGsでは重要な課題に位置づけられています。ゼロにするという言葉からは「誰一人取り残さない」というSDGsの基本理念を読み解くことができます。

②の目標で実現したいこと
  • 気弱な立場の人々が1年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする
  • 持続可能な食料生産システムの確保
日本企業の取り組み

アーク・フロント株式会社:救缶鳥プロジェクトとして、企業で購入した保存食のパンを飢餓救済として届ける取り組みを実施。

③すべての人に健康と福祉を

「あらゆる年齢の全ての人々の健康的な生活を保障し、福祉を促進する」

現在、医療技術の発展により人々の健康は大きく広がることとなりました。一方で、地域によっては医療や福祉に大きな格差が生まれ、全ての人が公平に健康的な生活を送ることができていません。

③の目標で実現したいこと
  • 5歳以下の子供の死亡率の低下やエイズなどの感染症の終息
  • すべての人に質の高い医療を提供する

新型コロナウイルスが蔓延する現代において、この3番目の目標は非常に重要になってくるでしょう。

日本企業の取り組み

名古屋銀行:ヘルプマークの普及・ピンクリボン活動、また認知症サポーターを養成

④質の高い教育をみんなに

「全ての人に包括的かつ公正な質の高い教育を保障し、生涯学習の機械を促進する」

これはSDGsの前身であるMDGsで達成できなかった目標です。現在世界には約6100万人もの子供が小学校に通えていないと言われています。

この教育は貧困とも密接に関連するため、SDGsにおいて非常に重要な目標のひとつです。

④の目標で実現したいこと
  • 男女関係なく無償かつ公正で質の初等教育及び、中等教育を修了できる
  • 全ての人に高等教育への平等なアクセスができる環境を整える
  • 大部分の成人が読み書きと基本的計算ができるようになる
日本企業の取り組み

パナソニック:夜間でも識字学校や寺子屋が開催できるよう、カンボジアやミャンマーといった電気が供給されていない国・エリアに、ソーラーランタンを寄付。

⑤ジェンダー平等を実現しよう

「ジェンダー平等を達成し、全ての女性及び少女のエンパワーメントを行う」

日本などでも多くの企業ではまだまだ性別による差別があるのが現実です。

また、世界においても女性は十分な教育を受けることができなかったり、望まない結婚など大きな差別が問題とされています。

⑤の目標で実現したいこと
  • 女性のあらゆる差別や暴力の排除
  • 無報酬の育児や家事の評価、あらゆる分野での女性の参画を確保する
日本企業の取り組み

朝日新聞社:社内で「ジェンダー平等宣言」を公表しコンテンツと作り手の多様性の確保、そしてより質の高い報道・事業を提供することを目指しています。

⑥安全な水とトイレを世界中に

「全ての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を保障する」

安全な水とトイレなどの衛生管理の確保は多くの国の課題となっています。世界では約6億5千万人が安全な水を確保できず、23億人の人が適切な衛生環境を確保できていません。

その影響により、毎日約900人もの子供が命を落とすど迅速な対応が求められます。

⑥の目標で実現したいこと
  • 適切な下水設備の管理
  • 水利用の効率化によって水不足に悩むひとの大幅減少
日本企業の取り組み

一般社団法人日本国際協力システム:スリランカやカメルーンといった発展途上国で井戸を掘ったり、トイレを建設したりしています。

⑦エネルギーをみんなにそしてクリーンに

「全ての人々に安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを保障する」

日本では電気を当たり前に使うことができますが、世界では約11億人もの人々が電力によるサービスを受けることができていません。また、火力発電などに伴う環境への負荷なども懸念され、再生可能エネルギーへのシフトが急務となっています。

⑦の目標で実現したいこと
  • 電力などの現代的エネルギーサービスへのアクセスの保障
  • 再生可能絵エネルギーの割合の大幅な拡大

再生可能エネルギーの拡大に関しては、住宅用太陽光発電の導入や節電という形で私たち自身が貢献できます。

日本企業の取り組み

大和ハウス:脱炭素社会の実現を図るために、ZEH住宅(省エネ住宅)やエネルギーゼロの街づくりを行なっています。

⑧働きがいも経済成長も

「包括的かつ持続可能な経済成長及び全ての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセントワーク)を促進する」

こちらは経済成長に目を向けた目標。しかし、ただ経済成長するだけでなく、労働者の尊厳も守ることを目的としています。日本でも近年過労死に関するニュースや、海外の下請け工場での労働環境なども問題視されており、今後ますます重要な目標となるでしょう。

⑧の目標で実現したいこと
  • 発展途上国での年率7%の成長率を保つ
  • 労働者の権利を保護し、安心安全な労働環境を推進していく
日本企業の取り組み

株式会社レオパレス21:働き方改革や人材育成のため、若手のキャリア開発研修を行なったり、障がい者雇用に力を入れています。

⑨産業と技術革新の基盤を作ろう

「強靭(レジリエント)なインフラ構築、包括的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの促進を図る」

こちらはインフラ部門の整理に関する目標です。ここで指すインフラとは、情報通信技術やエネルギー、輸送など様々な分野のことです。

⑨の目標で実現したいこと
  • 経済発展と福祉のために、信頼かつ持続可能なインフラを整備する
  • 産業セクターにおける科学研究促進
日本企業の取り組み

株式会社前田製作所:労力不足という社会課題を解決するために、前田製作所では製品のICT化やIoT化に取り組み、省人化・効率化に貢献しています。

⑩人や国の不平等をなくそう

「各国内及び各国間の不平等を是正する」

現在の資本主義という社会のあり方は、先進国と途上国とで大きな経済格差を生み出しました。近年では、途上国の中でも世界のグローバル化に伴い急成長と見せていますが、それと同時に国内での格差も広がりつつあります。

日本でても貧富の格差が問題になるなど、世界中でこの問題は深刻化しているのです。

⑩の目標で実現したいこと
  • 開発途上国の発言力の強化や、差別的な法律や政策の撤廃を通して全ての国の機会均等を確保する
  • 税制や賃金、社会保障政策によって平等の拡大を図る
日本企業の取り組み

松浦商事株式会社:人権問題、コンプライアンス、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントについての、教育や研修を推進している。

⑪住み続けられるまちづくりを

「包括的で安全かつ強くしなやか(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する」

こちらは、都市の防災や環境改善に関する目標です。

⑪の目標で実現したいこと
  • すべての人が住宅及び基本的なサービスを受けられるようにしてスラムを改善する
  • すべての人のニーズに対応した持続可能な輸送システムの構築、全ての人が利用可能な公共スペースの提供
日本企業の取り組み

日本郵政:地方公共団体との連携で「みまもりサービス」を拡大したり、子ども向けの金融教育やラジオ体操を普及させている

⑫つくる責任つかう責任

「持続可能な生産消費形態を確保する」

かつての日本では、大量消費・大量生産が当たり前に行われきました。しかし、そのような状況では資源の枯渇や環境問題を引き起こし、世界の持続可能性は失われてしまいます。

⑫の目標で実現したいこと
  • 天然資源の持続可能な管理と利用
  • 食品ロスの減少、廃棄物の発生の大幅減

特に食品ロスは私たちにもとても身近な問題です。食品ロスは世界の飢餓や環境問題、持続可能な農業などに深く関わります。日々の食生活を見直すことから、私たちもSDGsに大きく貢献することが可能です。

日本企業の取り組み

株式会社島津製作所:水・大気・土壌中の環境汚染物質や環境ホルモンを測定したり、環境に配慮した製品を開発しています。

株式会社ジモティー:地域におけるリユース・リサイクルの活動を促進。

⑬気候変動に具体的な対策を

「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」

現在地球規模での異常気象が問題視されています。特にここでは地球温暖化に向けて対策をあげています。

⑬の目標で実現したいこと
  • 災害に対する適応能力を強化する
  • 気候変動対策を国家の政策として行う
  • 気候変動に関する教育や啓発を改善していく
日本企業の取り組み

SMBC日興証券:日本初のエコファンド(環境に配慮した経営をしている企業をに投資する投資信託)を設立。また、地域活性化ビジネスの強化や地域に向けた社会貢献活動なども実施

アート引っ越しセンター:地球温暖化や資源枯渇に対する取り組みとして、引っ越しで使う梱包素材の削減やエコ楽ボックスの開発やCO2などの有害物質の排出量が少ないグリーンディーゼル車の導入を実施

⑭海の豊かさを守ろう

「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で保全する」

海に囲まれた日本において、この目標はとても重要です。近年では漁獲量が著しく低下している魚や、地球温暖化によってサンゴ礁の白化が進むなど、海の豊かさが失われつつあります。

⑭の目標で実現したいこと
  • 海洋汚染の防止、海洋及び沿岸の生態系回復
  • 破壊的な漁業観光をやめ計画的な実施を促進する
日本企業の取り組み

株式会社Re-fa:ペットボトルのキャップのリサイクルを促進することで、キャップの処理の際に排出される約34kgのCO2の削減に貢献。また、プラスチックごみを減らすためにリサイクルを実施しています。

⑮陸の豊かさも守ろう

「陸域生態系を保護、回復、持続可能な利用を推進し、持続的に森林を管理し、砂漠化に対処し、土地の劣化を防止・逆転させ、生物多様性の損失を防止する」

こちらは陸上における生物多様性を守ろうとする目標です。現在では熱帯雨林の伐採による森林減少やそれに伴う生態系の崩れ、砂漠化などが深刻化しています。

⑮の目標で実現したいこと
  • 生態系サービスの保全と持続可能な利用
  • 林減少を阻止し再植林を大幅に増加させる
  • 砂漠化への対処
  • 外来生物の侵入防止
日本企業の取り組み

UCC上島珈琲株式会社:ハワイやジャマイカなどにある直営農園では、水資源や土壌を保全したり、さまざまな生物が共存できるやさしい農園づくりを行なっています。こ

⑯平和と公正を全ての人に

「持続可能な開発のための平和で包括的な社会を促進し、全ての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包括的な制度を構築する」

こちらは全ての目標の基盤ともなる横断的な目標です。

⑯の目標で実現したいこと
  • 暴力に関する死亡率を低下させる
  • 子供に対する暴力の排除
  • 司法への平等なアクセス
  • 汚職や賄賂の減少
  • 基本的自由の保障
日本企業の取り組み

株式会社FUJI:グループ行動憲章を制定し、すべての従業員に展開したり、コーポレートガバナンス情報を十分に開示しています。 

⑰パートナーシップで目標を達成しよう

「持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する」

こちらは、17の目標すべてに関わる全体的な目標。これまで紹介してきたすべての目標に対し、何を行い、どのように協力していくのかを示したものです。

⑰の目標で実現したいこと
  • 開発途上国のための追加的資金源を動員
  • ICT技術の利用強化
  • 持続可能な開発のためのパートナーシップを強化する
日本企業の取り組み

株式会社ワールドトレードジャパン:孤児院の子どもたちと服の販売を行い、働く喜びを感じてもらったり、お金を稼ぐ体験をしてもらったりしています。

日本でのSDGsの取り組み

ここまでご紹介した17の目標に向けて、世界中でSDGsの動きは加速しています。

そんな中、上記17の目標でも例として紹介したように日本でもSDGs推進に向けてさまざまなアクションをとっています。

日本政府は総理大臣をSDGs推進本部の本部長に選定。さらに、行政・民間・NPO・NGOなどの様々な団体によって行われる「SDGs推進円卓会議」にて、今後の取り組みの指針を策定しました。

この指針を元に、政府をはじめ、日本企業の多くがSDGsへの取り組みを行っているのです。

例えば、アサヒビールではビール造りに欠かせないビール酵母を活用することで、病気に強く収穫量も多い農作物の飼育法を研究しています。

これは、SDGsの17の目標のうち「飢餓をゼロに」「つくる責任つかう責任」「気候変動に具体的な対策を」の3つの目標に向けた取り組みです。酵母を使った安心安全な農作物をつくる技術を世界中に広げることで、飢餓に苦しむ人々などの問題解決に貢献しています。

また、2020年3月に大々的にSDGsへの取り組み加速を宣言したトヨタでは、「トヨタの森」というプロジェクトを実施しています。こちらのプロジェクトでは、トヨタの私有林を活用して子供たちに環境教育を行っています。

環境に関する教育を通してSDG13「気候変動に具体的な対策を」に貢献しています。

これはほんの一例ですが、このように日本においても企業や政府、NPOやNGOなど様々な団体がSDGsに積極的に取り組んでいます。

その結果として、日本ではSDGsの達成度において156カ国中15位にランキングされています

一方で、日本は「ジェンダー平等を実現しよう」の目標が推進されていないとして最も低い評価を受けています。実際に、女性国会議員の少なさや、女性の社会進出においてまだまだ改善が必要と判断されているのです。

まだまだ日本においても、SDGsに向けた積極的な取り組みが必要不可欠でしょう。

その他の日本企業のSDGsに関する取り組みは、外務省の取組事例から確認できます。

私たちに何ができるのか?

SDGsに関しての概要をご紹介してきました。

SDGsとは、持続可能な社会創造のために達成しなければいけない目標であり、常に考えていく必要のあるものです。

SDGsの基本理念には「誰一人取り残さない」という言葉があります。実際にこの理念はSDGsの17の目標に色濃く反映されており、常に「全員が平等に」なる世界を目指しています。しかし、「誰一人取り残さない」で目標を達成するためには、政府や企業だけに頼るのではなく、私たち一人ひとりが主体的に取り組む必要があります

小さなことからでも構いません。食品ロスをなくすことを心がける、環境問題に関して考える。このような小さな意識から私たちはSDGsへの取り組みに参加することが大切です。

個人でできるSDGsへの貢献

食品ロスを減らす、環境問題に関して知識をつけるなど、私たちの身近にもSDGsへの貢献の仕方はたくさんあります。

ですが、この環境問題への知識をつけるところから、1つステップアップして実際にアクションを起こすことも可能です。

例えば、ご家庭に太陽光発電を導入するという方法です。太陽光発電は再生可能エネルギーと呼ばれる環境への負荷が少ないクリーンなエネルギーです。この太陽光発電を導入することで、私たち個人でもSDG13「気候変動に具体的な対策を」に大きく貢献することが可能です。

太陽光発電に少しでも興味を持たれた方は、こちらで太陽光発電に関して詳しく解説しているので参考にしてみてください。

太陽光発電の仕組みとメリットとは【初心者向け】太陽光発電のメリットデメリットと仕組みを簡単に解説

まとめ

SDGsとは何かについてかみ砕いてご紹介してきました。これからは、ますますこのSDGsという言葉が注目され、身近な存在になるでしょう。

「誰一人取り残さない」ことを掲げたSDGsにおいて、政府や企業だけでなく私自身も積極的な参加が求められます。一個人として何ができるか、未来のために今するべきことは何か考えながら行動していくことが大切です。