プロパンガスはやめとけ!知らないとまずいLPガスを安くする方法を解説

引越しをする時に引越し先がプロパンガスか都市ガスかどちらに対応しているかまで気にしている方も多いようですが、まだまだその違いについては詳しく知らない人も多いのが現状。

2016年に電力の自由化が始まり、2017年に都市ガスの自由化が始まった為、家庭でも使えるガスの選択肢が増えました。

それに伴いSNSやネット上で「プロパンガスはやめとけ」と言う意見も多い中、今もなおプロパンガスを使い続ける人は多いです。

今一度、都市ガスとプロパンガスの特徴やメリットデメリットを取り上げていきます。

一番の違いとしては毎月のガス代が挙げられるので、そこに着目した上でどちらを選ぶか考えてみましょう。

プロパンガス(LPガス)とは

プロパンガス

プロパンガスとは、液化石油ガス(liquefied petroleum gas)のこと。液化天然ガスとは、プロパンやブタンなどの天然ガスを圧縮して、常温で液化できる状態にしたガスのことを指します。よくLPガスと言われることもありますが、同じ種類のガスのことです。日本の場合、大半を海外から輸入しています。

プロパンガスと都市ガスの違い

都市ガスプロパンガス
原料メタン(燃える気体)を主な成分にもつ天然ガスや海外から輸入する液化天然ガスプロパンやブタンなどを主成分に持つ液化石油ガス
特徴・空気より軽い
・マイナス162℃で液体になる
・空気より重い
・マイナス42℃で液体になる
供給方法道路の下のガス管LPガスが入ったボンベを事業者が配送
供給エリア都市部…莫大な費用がかかるガス導管の設置の採算を合わせる為地方…ガスボンベと簡単な設備で全国各地供給可能
主な輸入国オーストラリア、マレーシア、ロシアアメリカ、UAE、サウジアラビア
利用率53%44%
料金体系・近年まで規制料金
・安い
・自由料金
・高い

プロパンガスの1ヶ月の平均使用量とガス代

季節や地域、家庭の人数などによって全くもって使用量は変わってくるものの、一般的に世帯別でどれくらいの使用量があり、すなわちいくらくらいのガス代を毎月支払っているのかをみていきたいと思います。

プロパンガスのガス代の3つの計算方法

まず1ヶ月逃す使用量を表す単位としては、㎥(立方メートル)が使われます。現在最も普及しているプロパンガスのボンベが1つあたり20kgで、体積で言うと10㎥です。

ちなみに、プロパンガスの1㎥はお風呂を3〜4回沸かすことができる量と言われています。

そして、プロパンガスのガス代は先述の通り自由料金です。

その為、各業者自由に料金設定をしており、いわゆる地域ごとの相場など定められたものは一切ありません。プロパンガスの料金体系は主に3つあります。

  1. 二部料金制
  2. 最低責任使用料金制
  3. 三分料金制

です。それぞれ特徴をみていきます。

①二部料金制

全国の95%以上のプロパンガス販売店が採用している計算方法である為、基本的にはこの計算方法でガス代は決まっていると言えます。基本料金と従量料金の二つに分かれており、基本料金はガスの使用量とは関係なく、そこのガス会社を使っている限りかかってくるお金で、従量料金とは、各会社が決めたガスの使用量に対してかかってくる料金のことです。

仮に基本料金が2000円、従量単価500円のプランで10㎥を1ヶ月で利用した場合、2000+500×10=7000  なので、7000円となります。

②最低責任使用料金制

全国でおよそ2%のプロパンガス販売店が採用している計算方法です。ある一定の使用量までは固定料金となっており、それを超えて使用した分に対しては「1㎥あたり○○円」といった従量料金がかかってくるシステムです。

計算方法は最低使用料金+一定量を超過した分のガス使用量×従量単価です。

③三分料金制

全国でおよそ1%のプロパンガス販売店が採用している計算方法です。かなり稀であるといえます。

二部料金制の基本料金と従量料金に、設備使用料金を加えた金額がガス代となります。設備使用料金が加わった分二部料金制よりも高い料金体系になっているわけではありません。

仮に基本料金が1500円、設備使用料金が300円、従量単価が500円で10㎥を1ヶ月で利用した場合 1500+300+500×10 なので6800円となります。

世帯人数別の平均使用量・ガス料金

【1ヶ月の世帯人数別のガス代とガス使用量】

世帯人数ガス使用量ガス代
2人世帯以下6.5㎥5819円
3人世帯8.9㎥7255円
4人世帯11.3㎥8662円
5人世帯11.7㎥8893円

平均的な使用量は夏よりも冬の方がかなり多くなっています。また、地域差という点では、プロパンガスの使用量ワースト3の都道府県に北海道、沖縄県、青森県と並びます。

一番ガスを使用していそうな都道府県が羅列しておりますが、理由としては沖縄はそもそもが温暖な気候であることと、北海道や東北地方は寒冷地ではありますが、プロパンガスよりも灯油を使って暖をとる家庭が多いことが挙げられます。

プロパンガスは高い?!メリットとデメリット

メリット・デメリット

都市部では都市ガスが導入されている家庭も多い分、比較的高いとされているプロパンガスに対してあまりいいイメージを持っていない人が多いです。

「プロパンガスはやめとけ」という意見や「都市ガスとプロパンガスでは毎月の固定費が大きく違う」という意見がSNSやネットで散見されるので、プロパンガスのメリットデメリットについて改めて整理していきます。

プロパンガスのデメリット

まずは料金が高いこと。都市ガスと比較して同じ量のガスを使ったときのガス代が1.5〜2.0倍程プロパンガスの方が高くなってしまいます

その上、契約した後に徐々にガス代が高くなっていく懸念もあります。プロパンガス会社は全国に約2万社ありますが、年々プロパンガスの利用者、需要が減っていっている分供給も少しずつ下がっており、その分料金が高くなってきています。

プロパンガスの4つのメリット

①ガス器具は無償で提供される

都市ガスよりも月々の使用料金が高いのはネックとなる部分ですが、その代わりとしてプロパンガス業者はどこもガス器具を無償で提供してくれます。

②人体・環境に優しい

プロパンガスの主成分であるプロパンやブタンは人体に悪影響を与える危険性がありません。また、ガス会社が各社ガスボンベに不純物が含まれていないかを丁寧にチェックしておりますので、有害物質もほとんど含まれておりません。また、燃焼後は二酸化炭素と水になるだけで有害な物質を発することはないので環境に優しいといえます。

③災害時に強い

東日本大震災が未だ記憶に新しいですが、日本は地震大国であり、自然災害も多く起こっております。都市ガスの場合、各家庭に地下からガス管を通じてガスを供給しているので途中で支障をきたせばガスの供給は止まってしまいます。それに対してプロパンガスは、ボンベに収納されたガスを直接導管で届けているので、仮に災害が起きてしまった時でもすぐにガスの供給が復旧できます。

④全国どこでも使用可能

例えば都市ガスで使っていたコンロ機器を引越しでプロパンガス対応の物件に持っていったとしても、コンロはそのまま使うことが出来なくなってしまいます。しかし、プロパンガスは全国どこでも対応可能です。その為、プロパンガスのコンロは使おうと思えば引越し先でも使うことが出来るのです。

プロパンガスのガス代を大幅に節約するための方法

①お風呂のガス代を減らす

お風呂で普段湯船を張っている人と、シャワーのみですましている人の大きな違いは水道代よりもガス代でしょう。

一人暮らしをしていてたまたま冬などに湯船を張った日が多い月はガス代がかなり上がってしまった経験を持っている方も少なくはないです。そこで、お風呂で気を付けると良いことをいくつか挙げてみます。

追い焚きをなるべくしない

冷めてしまったお湯を再び温めるのにはかなりのエネルギーを要します。その為、かなりのガス代が伴ってきてしまいます。資源エネルギー庁では、1日1回の追い焚きを減らすだけで年間6190円の節約につながるとしています。かなりこれだけで節約できることが証明されておりま。その為、市販の保温グッズを使うとガス代の削減が見込めます。その代わりに電気代も多少かかってしまうグッズもありますが、ガス代が大きくかかってしまうことと比べると負担は少ないです。

シャワーを節水する

無駄にシャワーを流しっぱなしにしてしまうことは水道代だけでなくガス代にも大きく響いてしまいます。資源エネルギー庁によると、1日2分シャワーの時間を短くするだけで年間2070円の節約につながると発表しております。節水用のシャワーヘッドもよく市販で売られており、同時に水道代も節約できる優れものが多いです。

②プロパンガスから都市ガスに乗り換える

供給方法がプロパンガスと都市ガスは違う為、近くにガス導管が通っていることや、ガス導管の設置工事が可能な物件であることが必要条件になりますが、実はプロパンガスから都市ガスに切り替えることは可能です。

ガス導管が通っているのが人口密度の高い地域のみなので、必然的に都市部でないと対応できないことが多くなってきてしまうのは要注意です。

ガス導管の引き込み費用やガス機器の変更、設置などでおよそ10〜20万円程費用がかかってしまうことが見込まれます。しかし、長期的なランニングコストとしては都市ガスの方が安い為、長く住むことが見込まれる物件でかつ今プロパンガスを使っている家庭は、どれくらいそこに住むのかも踏まえて試算した上で乗り換えの検討をしてみることをオススメします。

③ガス会社を乗り換える

プロパンガス同士の乗り換えも節約方法の一つ。プロパンガスは自由料金制である為、各社料金体系が異なってきます。

今の現状のガス使用量に対して他のプロパンガス業者であればガス代はいくらになるのかが全く変わってきます。また、プロパンガスの乗り換えは費用が発生しないことが多いです(違約期間に解約すると違約金が発生するパターンもあるので要注意)。

切り替えたいガス会社を選び、そこで料金の説明を受け、同意ができたら今使っているプロパンガス業者に解約の連絡を入れて新しいプロパンガスのガスボンベとメーターを設置すれば乗り換えは完了します。

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ガス屋の窓口はネットから30秒でガス料金の見積もりが取れるサイトです。様々な利用環境におけるガス料金のシミュレーションに対応しております。

そもそもガス料金は自由料金制なので相場がありません。つまり今のガス使用料金が他社に比べて高いのか安いのかは全くもって調べない限りはわからないことがほとんどです。

すでに10万件以上の乗り換え実績もあるサイトであり、乗り換え後も手厚い保証とアフターサービスがついています。全国で対応しており、業界で初めて返金保証に対応したサイトです。30秒で見積もりが簡単に取れるので、今の固定費が削減できるチャンスとなりうるのでプロパンガスを使用している家庭の方々は一度シミュレーションしてみると色々な発見があることは間違い無いです。

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まとめ

ガスは電力と同様、自由化によって選べる業者もかなり多くなりました。毎月絶対にかかる固定費であるにもかかわらず、なりゆきで業者を選択し、それ以降は特に切り替える試みもせず高い料金が発生してしまっているかもしれません。

家によってはすでに使える業者やガスの種類も制限されていることもありますが、簡単な手続きですぐに固定費が削減できるチャンスがあるのは確かな事実です。

お金を貯める為に必要なのは稼ぐ、増やす、減らす、守るなどと言われていますが、一番簡単に着手できる「減らす」ことが今の時代は簡単にできるので、この機会に一度比較だけでもしてみると今後の生活においていい影響を及ぼすかもしれませんよ。