沖縄にこれからお住まいの方で、電力会社をどこにしようか悩んでいませんか?
そこで今回は、沖縄で最もスタンダードな「沖縄電力」を紹介します。本記事では、沖縄電力の特徴や料金プラン、メリット・デメリットをまとめています。
この記事を読めば、ご家庭のライフスタイルに合った料金プランや、メリット・デメリットがわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
沖縄電力とは?
運営会社 | 沖縄電力株式会社 |
供給エリア | 沖縄エリア |
沖縄電力は、沖縄電力株式会社が運営する電力会社。その名の通り、沖縄で電力供給を行っています。
沖縄電力は、1972年に特殊法人として設立され、沖縄の電力供給を支えてきました。2016年の小売電力自由化に伴って競争は激しくなるも、津波や台風に強いエネルギー供給設備の強化に努めるなど、沖縄に深く貢献しています。
そんな沖縄電力には、3つの大きな特徴があります。
①オール電化に強い料金プラン
②電気代の支払いでポイントが貯まる
③電力販売は沖縄のみ
1つずつ詳しくご紹介していきます。
①オール電化に強い料金プラン
沖縄電力は、オール電化のご家庭で電気料金が安くなる料金プランが特徴です。
「Eeホームホリデー」や「Eeホームフラット」では、オール電化のご家庭を対象にで、電気料金が安くなるサービスを提供しています。月額3,300円を上限として、割引対象額(基本料金+電力量料金)の10%が安くなります。
オール電化の割引額=割引対象額(基本料金+電力量料金)×10% |
オール電化でおトクになるのが、沖縄電力の特徴です。
②電気代の支払いでポイントが貯まる
沖縄電力の2つ目の特徴は、電気代のお支払いでポイントが貯まる点です。
沖縄電力のポイント「おきでんEポイント」は、2020年9月からはじまったサービスです。電気料金200円ごとにポイントが貯まるシステムとなっています(プレミアム会員のみ)。貯まったポイントは1P=1円で、地元の金融機関のサービスや、地域のスポーツチームの応援に使えます。
電気料金の支払いでおトクにポイントを貯められるのが、沖縄電力の特徴になります。
③電力販売は沖縄のみ
電力の販売が沖縄だけなのも、沖縄電力の特徴です。
大手電力会社では、2016年4月の小売電力全面自由化に伴い、下の供給エリアを超えて電力供給をすることが増えました。そんな中でも珍しく沖縄電力は、沖縄のみを供給エリアとしています(この点は、とくにデメリットとはならないでしょう)。
沖縄電力料金プラン
沖縄電力でおすすめの料金プランを3つ解説します。中には2020年9月1日~新たに誕生した料金プランも紹介しています。
グッドバリュープラン
グッドバリュープランは、最もベーシックな料金プラン。一般のご家庭におすすめです。
グッドバリュープランは、基本的に「最低料金」と「電力量料金」の2つで構成されています。このうち「電力量料金」の2段目、3段目ついては、従来の「従量電灯」に比べて安くなっているのが特徴です。
最低料金 (1契約ごと) | ~10kWh | 402.40円 |
電力量料金 (1kWhごと) | 11~120kWh | 22.95円 |
121~300kWh | 28.01円 | |
301kWh~ | 29.34円 |
最もシンプルで、わかりやすいプランに加入したいご家庭には「グッドバリュープラン」が向いています。
Eeホームホリデー
Eeホームホリデーは、オール電化のご家庭や、平日の昼間は使用量が少ないご家庭におすすめのプランです。
Eeホームホリデーでは、オール電化のご家庭は電気料金が割引になります(月3,300円が上限)。
さらに平日の朝や夕方~夜(生活時間)、夜間・休日の電気代が安くなっています。
基本料金 (1契約ごと) | 1650.00円 | ||
電力量料金 (1kWhごと) | 昼間時間 | 夏季 | 39.37円 |
その他 | 35.88円 | ||
生活時間 | 27.20円 | ||
夜間 | |||
Eeプラン割引 | 割引対象額×10%※ |
※割引対象額=基本料金+電力量料金。割引上限額は、月3,300円。
昼間時間 | 平日の10:00~17:00 |
生活時間 | 平日の7:00~10:00と17:00~23:00、休日の7:00~23:00 |
夜間時間 | 23:00~7:00 |
オール電化や、平日の昼間は家にいないことが多いご家庭には、Eeホームホリデーがぴったりです。
従量電灯plus
2020年9月1日~新たにスタートした料金プランが「従量電灯plus」です。従量電灯と同じ料金ですが、こちらの従量電灯plusではポイントが貯まります。
同じく9月1日から開始の会員サービス「おきでん more-E」に登録することで、電気代の支払いでポイントが貯まるようになります。貯まったポイントは、1P=1円で使えます。たとえば地域の交通機関のポイントに換えたり、募金などに使ったりすることが可能です。
最低料金 (1契約ごと) | ~10kWh | 402.40円 |
電力量料金 (1kWhごと) | 11~120kWh | 22.95円 |
121~300kWh | 28.49円 | |
301kWh~ | 30.47円 |
電気代でおトクにポイントを貯めたい方には、「従量電灯 more-E」をおすすめします。
沖縄への引っ越すときの手続きは?
沖縄へ引っ越すことになり、沖縄電力を利用することになった場合、どうすればいいのでしょうか?
結論からいえば、「インターネットから電気開始手続きをする」のが一番便利です。
電気の使用開始手続きは、「インターネット」「電話」「FAX」の3つからできます。ただし電話は混んで手続きに時間がかかることがあります。
そのため「インターネット」が最も素早くて、かつ便利ですよ。
また手続きの際に必要な情報は、以下の通りです。
・電気を使用し始める日時
・新しい住所
・氏名
・連絡先
・料金プラン
・支払方法 など
簡単に引っ越し手続きができますので、これから沖縄電力と契約する方には、Webがおすすめです。
沖縄電力のデメリット
沖縄電力のデメリットを紹介します。
料金プランが少ない
他の電力会社と比べても、沖縄電力は料金プランのバリエーションが少ないです。
オール電化で安くなる「Eeホームホリデー」や「Eeホームフラット」が、沖縄電力にはあります。しかし「ガスとセットで安くなるプラン」や「単身向けのプラン」がありません。
他の大手電力会社のような、ライフスタイルに合わせた細かな料金プランは用意されていません。
ライフスタイルがある程度固定されてしまうのが、沖縄電力のデメリットです。
特に安いわけではない
沖縄電力は、とくに安いわけではありません。
新電力でお得なLooopでんきと比較してみると、こちらは基本料金が0円で、中国電力エリアで従量料金は27.0円/kWhとなっています。
電気料金 | 従量料金 | |
Looopでんき | 0円 | 27.0円 |
他のプランと比べても、基本料金0円のLooopでんきが安くなっています。
価格面で選ぶというよりも、安心・安全面で沖縄電力を選ぶのがよいでしょう。
沖縄電力のメリット
つづいて、沖縄電力のメリットを紹介します。
クッキングヒーターで電気料金が安くなる
沖縄電力では、クッキングヒーターを設置していると割引を受けられます。
200V以上の電磁誘導加熱器(IHクッキングヒーターなど)を設置しているご家庭が、この「ちゅらクック割引」の対象です。月550円を上限として、割引対象額(基本料金+電力量料金)の5%が割引となります。
ちゅらクック割引額= 割引対象額(基本料金+電力量料金)×3% |
またちゅらクック割引の対象プランは、「グッドバリュープラン」「従量電灯plus」「時間帯電灯」の3つです。
クッキングヒーターがついているご家庭は、沖縄電力でおトクに電気を使えますよ。
Webで電力の使用量を確認できる
沖縄電力では、Webから使用量や料金が確認できます。
会員サービス「おきでん more-E」に登録することで、Web上で電気料金と、使用量を閲覧できます。
電気代の高い日にちや時間帯を確認することで、どこで節約すべきか把握することが可能です。
他にもおきでん more-Eでは、以下のような便利なサービスが使えます。
・設定した使用量を超えると、メールで知らせてくれる
・自分とよく似た家庭との、使用量の比較ができる
・再生可能エネルギーの売電実績がわかる
このような便利なサービスを利用できるのが、沖縄電力のメリットです。
まとめ
沖縄電力の特徴や料金プラン、メリット・デメリットについてまとめました。
オール電化でおトクになるのが、沖縄電力の特徴です。「Eeホームホリデー」や「Eeホームフラット」では、月額3,300円を上限として、割引対象額(基本料金+電力量料金)の10%が安くなります。まさにオール電化のご家庭にはぴったりのプランです。
これか沖縄で電力会社をどこにするか悩んでいる方は、ぜひ沖縄電力を候補にいれてみてください!