電力自由化が始まってから4年ほど経過した今、多くの方が新電力に乗り換えて電気代の節約をしていますが、ガス料金の見直しをしていない人がなぜか多いです。
電気とガスはセットで申し込みをした方が、セット割が適用されるので、ガス代も電気代も両方安くなったり、ガス料金は変わらないけれど電気代が大幅にカットできるなどのメリットがあります。
今契約している新電力がセット割を提供しているのであれば、契約プランの見直し、ガスとのセット割がなければ他の新電力への乗り換えを検討した方が、光熱費全体を削減することができます。
この記事では、セット割が提供されているおすすめの新電力とガスの乗り換え時の注意点を紹介していきます!
一人暮らしでも家族が多くても、電気とガスをまとめるとお得♪
電気だけ新電力に乗り換えても、電気代を安くすることはできますが、ガスも一緒に契約することでより電気代が安くなったり、光熱費全体的に節約することができるんです!
大手電力会社にまとめるのもいいですが、しっかりと節約したいのであれば新電力で電気とガスをセットで申し込むのがいいでしょう!
それではセット割で安くなるおすすめの新電力をご紹介していきます!
電気とガスのセット割が安い!おすすめの新電力会社5選
東京ガスの電気プラン(基本プラン・ずっとも電気3)
東京ガスの電気は、契約できるのは東京ガスエリアにお住まいの方のみに限定されてしまいますが、電気使用量を問わず、電気代を今よりも削減することができます。
ガスと電気のセットプランは、ガス料金は今まで通りですが、その分電気代が安く設定されています。
「ずっとも電気3」のプランの料金プランは下記の通り。ここからセット割にするとさらに毎月の電気代が5%になります。
基本料金 | 10A | 286.00円 | |
15A | 429.00円 | ||
20A | 572.00円 | ||
30A | 858.00円 | ||
40A | 1,144.00円 | ||
50A | 1,430.00円 | ||
60A | 1,716.00円 | ||
契約容量 | 286.00円 | ||
電力量料金 | 第1段階 | 〜120kWh | 19.78円 |
第2段階 | 121kWh〜300kWh | 25.29円 | |
第3段階 | 301kWh〜 | 27.36円 |
セットにするだけで安くなるので、東京ガスを利用している方は乗り換えを検討しないともったいないです。
今なら「基本プラン」「ずっとも電気3」に契約すると、毎月1,000円前後かかる電気代の基本料金が3ヶ月間無料になるキャンペーンを実施しています!
(東京電力の従量電灯B・Cに相当するのは基本プラン)
終了時期は未定なので、お得に電力会社を乗り換えたい!という方はこの機会にお乗り換えを検討してみてくださいね!
ガスと電気をまとめることで支払いも1つだけになるので煩わしさもなくなり便利になりますよ!
CDエナジーダイレクト(関東にお住まいの一人暮らしにおすすめ)
CDエナジーダイレクトは、新電力には珍しい一人暮らし向けの料金プランを展開しています。
電気使用量・契約アンペア数に関係なく、安くなることやポイントサービスのカテエネと合わせて利用することで、お得にポイントを貯めることができると話題を集めています。
CDエナジーダイレクトは電気だけではなく、ガスとのセット割を提供しています。セットで契約することでガス料金が0.5%引きになります。
ガスの供給エリアは、東京ガス供給エリア(日立市を除く)なので、
関東域にお住まいで電気代とガス代を削減したい方はCDエナジーはかなりおすすめです!
エバーグリーン電気
エバーグリーン電気は、電気を使えば使うほどお得になる新電力です。
毎月の基本料金と、電気使用量に応じて変わる従量料金が大手電力会社よりも安く設定されているので、現在大手電力会社に契約している方であれば確実に電気代は安くなります。
さらに、エバーグリーン電気は都市ガスもお得で、東京ガス・東邦ガス・大阪ガスエリアにお住まいの方であれば、電気とあわせて都市ガス「e・gasプラン」に申し込みができます。
e・gasプランは、大手電力会社のガス料金に比べて約9%ガス代が安くなり、セット割でガス料金から100円割引となります。
J:com
J:comは、ガス以外のセット割引が充実していたり、オール電化向けのプランがあったりと、展開しているプランのバリエーションが豊富です。
J:comでんきの電気料金プランは、基本料金は大手電力会社と同じですが、電気使用量によって変わる電力量料金が割引されます。
具体的には、以下の通りです。
東京電力 | J:comでんき | |
0〜120kWh | 19.88円 | 0.5%割引 |
121〜300kWh | 26.48円 | 1%割引 |
301kWh〜 | 30.57円 | 10%割引 |
つまり、J:comは電気使用量に関わらず、どのご家庭でも電気代が安くなるということです。しかも電気を使えば使うほどお得になるので、電気使用量の多いご家庭にとっては嬉しいですよね。
さらにガスも一緒に契約すると、ガスの月額利用料金が毎月100円引きされるので、必然的に毎月安くなるということになります。
しかしJ:comでんきは、契約手数料・解約手数料がかかるので、電気代・ガス代は安くなるものの、メリットを感じづらいかもしれません。
ENEOSでんき
ENEOSでんきは電気使用量の多いファミリー層に人気の新電力ですが、もともと家庭用の都市ガスやLPガス、ガソリン事業をしていたことから、実績も豊富で安心できる企業です。
ENEOSでんきは、北海道・沖縄以外の地域に電気供給をしています。
電気使用量が多ければ多いほど電力量料金が安くなるという特徴があり、毎月120kWh以上電気を使用しているご家庭は、電気代を節約することが可能です。
また、ENEOSカードをお持ちの方はENEOSでんきに契約することで、ガソリン代の割引サービスを受けることができます。
ENEOSガスが展開しているプランは、「標準プラン」と「床暖プラン」の2種類で、標準プランは使用量に関わらず4%オフ、床暖プランは東京ガスの団欒プランと同額ですが、床暖房追加割引で月々のガス料金から7%引きされます。
つまり、電気・ガスともに使用量の多いご家庭はENEOSへの切り替えで大幅な光熱費の削減が実現可能ということ。
また、ENEOSでんき・ガスは下記クレジットカードで支払いをすると、ポイント還元率が高くなるので、さらにお得です。
ガス会社を乗り変える際の注意点
ガス会社を乗り換える場合、現在使用しているガスの種類によって手段が異なります。
①都市ガスから都市ガスに乗り換える場合
都市ガスから都市ガスに乗り換える場合は、新しい契約先に連絡するだけで、他の手続きは必要ありません。
また、工事費用などは不要なケースが多いです。(ガス会社によっては事務手数料がかかることもあります)
②プロパンガスからプロパンガスに乗り換える場合
プロパンガス会社を乗り換える場合、新規で契約するガス会社に申し込みをし、その後、現在契約中のガス会社の解約手続きが必要です。
しかし、マンション・アパートで一括受託になっている場合は、個別で申し込みはできません。
設置費用は有料ですが、初期費用としての支払いではなく、毎月のガス料金に上乗せて支払いをしていきます。
③プロパンガスから都市ガスに乗り換える場合
プロパンガスから都市ガスに乗り換える場合、都市ガスの配管工事ができるかどうかを都市ガス会社に調査をしてもらわなければなりません。
調査後、見積もり書をもらい、契約を進めます。実際にガスの切り替えができるのは、着工後2ヶ月程度かかります。
工事完了の日程が決まり次第、プロパンガス会社に解約の連絡をし、ボンベの撤去を依頼してください。
工事費用は、ガス会社によって異なります。
まとめ
電力自由化により、新電力に乗り換えて多くの方が電気代を節約しています。
しかし、ガス会社も電気と同じように乗り換えられることを知らない人はまだまだ多いです。
ガス会社も乗り換えれば安くなりますが、電気とセットで申し込みをすることで、さらに光熱費を削減することができます。
光熱費などの固定費は生活する上では必要不可欠なので、少なければ少ない方がいいですよね。
せっかくガスも電気も自由化が進められているので、上手く活用しないのはもったいないですよ!