沖縄で太陽光発電投資は本当に儲かるのか? 利回りや初期費用回収までの期間

太陽光発電投資を始めようと考えたら、まずは見積もり会社や販売会社のサイトで、投資物件を探します。そして、各都道府県の投資物件から選びますが、沖縄県の太陽光発電投資も気になっているケースがあるのではないでしょうか。

沖縄県は日本海側や北日本と比較して、年間を通して日射量の多いイメージもあり、太陽光発電投資の候補に入れることもあります。しかし、何となく選んでいては、太陽光発電投資で儲かりません。

また、沖縄県で太陽光発電投資を始めるとしても、検証作業が難しくどれだけ儲かるのか分かりにくいです。

そこで今回は沖縄県で太陽光発電を初めても、儲かるのか気候や利回りからご紹介していきます。旅行先としても人気な沖縄県ですが、太陽光発電投資としての魅力も兼ね備えていますよ。

沖縄県で太陽光発電投資を行う場合の利回りや費用回収の期間とは


太陽光発電投資を始めるにあたっては、沖縄県に限らず利回りや販売金額、費用回収の期間について確認する必要があります。

また、利回りや販売金額は各投資物件によって違いますから、今回ご紹介するのは沖縄県で販売されている太陽光発電投資の一例を参考に説明していきます。

確実に儲かるということではありませんので、参考にしつつ自身でも投資物件を探すのが基本です。

沖縄県で10kwの太陽光発電投資を始めた場合の売電収入と利回り予測

沖縄県で太陽光発電投資を始めるにあたって、売電収入の予測を行うことが大切です。ここでは、10kw・18円/1kwhとして季節ごとの売電収入を紹介します。

3月~5月(春)発電量約3200kWh、月約58000円
6月~8月(夏)発電量約3900kWh、月約70000円
9月~11月(秋)発電量約3400kWh、月約62000円
12月~2月(冬)発電量約2500kWh、月約45000円

年間の売電収入は、約705,000円となります。そして、実質利回りは以下の計算式で算出できます。

今回は、太陽光発電投資を販売しているサイトなどを参考に、出力10kw/初期費用コスト250万円、維持費用コスト18万円で計算します。

実質利回り=(年間売電収入-年間の維持費用コスト)÷初期費用×100

沖縄県の日射量で計算した場合は、約21%となります。
あくまで出力10kw時における、予想発電量と全て売電した場合の数値になります。実際は、沖縄県のどこで太陽光発電投資を行うか、その年の気候状況によって変化します。

ただ、沖縄県の場合は、夏から秋にかけて全国平均を上回る日射量を記録するため、比較的利回りが良いと判断できます。

沖縄県で太陽光発電投資を始めても費用回収期間は約10年で完了可能

沖縄県で太陽光発電投資を始めた場合、費用回収期間は10年程度で完了するでしょう。費用回収期間については、都道府県ごとに大きな差はなく、投資物件や販売業者が提示している金額によって費用回収期間が異なります。

ですから、沖縄県で始めたから費用回収期間が早く済むということでも、遅くなる訳でもありません。

強いて言えば、夏場から秋にかけて全国平均を上回る日射量を記録する時期に、売電収入を確保することが費用回収期間短縮のポイントになるでしょう。

太陽光発電11年目以降はどうなる?について以下の記事で詳しく解説しています。
10年後の太陽光発電は売電の意味がなくなる?11年目以降はどうなるのか

観光地としても魅力的な場所に設置されている太陽光発電もある

沖縄県で太陽光発電投資を始めて儲かる可能性のあるポイントの1つが、いわゆるリゾート土地付き太陽光発電投資が販売されていることでしょう。

リゾート地としても魅力的な土地に、太陽光発電設備が設置されている物件ということです。

リゾート地でもありますから、休日に太陽光発電システムのチェックと同時に楽しむことができます。また投資物件の中には、賃貸ではなく土地付き分譲太陽光発電投資も販売されているため、太陽光発電で儲けた後は別の活用方法もできます。

例えば、固定買取期間20年は太陽光発電を稼働し続け、固定買取終了後は太陽光発電設備を解体して、別荘を建ててもいいでしょう。

日射量よりも台風などの対策が長期的に儲かるために必要

沖縄県で太陽光発電投資を行い、儲かるかどうかは物件とオーナーの運用次第といえます。また、それだけでなく台風による破損や故障といった、自然災害リスクへの対策も講じる必要があります。

他には台風によって巻き上げられた海水によって、塩害が引き起こされるリスクも考えましょう。塩害の場合は、絶縁部分に電気が流れることで、ショート・破損する被害が起きます。

従って、これらの被害によって一時的に稼働できないことが、儲かるかどうかにも影響します。定期点検だけでなく、保険加入などの準備を怠らないようにしましょう。

沖縄県で太陽光発電投資は儲かるケースもあるが工夫が必要


沖縄県で土地付き太陽光発電投資は、儲かるケースもあります。しかし、気候や自然災害リスクについて、正しく理解した上で対策を講じなければ儲からない可能性もあります。

ここでは、沖縄県の夏場や冬場の気候と発電量の関係を中心に解説していきます。

沖縄県では夏場の晴れの日に発電量の期待が持てる

沖縄県は、多くの方がイメージするように夏場の日射量に関して、全国平均を上回っていることや、日当たりの良い土地が多く太陽光発電に適しています。

4月~8月の発電量は、全国平均を上回ることが期待できます。しかし、9月頃からは、台風が多くなるため日照時間が減少する側面もあります。そのため、年間の日照時間が全国平均よりも下回る傾向があります。

沖縄県で太陽光発電投資を行う場合は、4月~8月の発電がポイントになります。また、日照時間をグラフにした場合、全国平均のように4月と8月をピークとするのではなく、7月をピークとして山なりのグラフを形成します。

夏場は太陽光パネルの熱損失が少なく発電効率が良い換価用

太陽光発電の発電効率を下げる原因の1つは、太陽光パネルの表面温度が上がることによる熱損失です。太陽電池は温度が上がるほど、発電した電気エネルギーを熱によって損失させてしまいます。

ですから快晴の日であっても気温が高い場合は、太陽光パネルの表面温度も上昇するため効率が下がります。

沖縄県の場合は、国内で特に気温が高いイメージですが、実際は全国平均と比較して低い日が多く発電しやすい環境といえます。

冬場の発電量は全国平均を下回るため注意が必要

沖縄県で太陽光発電投資を行う場合は、冬場の運用に工夫が必要となります。4月~8月は、比較的発電量を確保できますが、冬場は日射時間の少なさで発電量が減少します。

ですから、春から夏にかけての発電を効率良く行うことが、儲かるための重要なポイントとなります。

沖縄県で太陽光発電投資を設置しても儲かることは可能だが事前に準備しておくこと

沖縄県で太陽光発電投資を始められますし、売電事業で儲かることも可能といえます。また、リゾート土地としても、魅力的な太陽光発電投資が販売されています。従って、儲かるだけでなく、設備点検と同時に休養を取ることができるメリットがあります。

しかし、儲かるためには工夫や気候条件を知っておくが大切です。例えば、夏場は気温が全国平均と比較して高過ぎず、7月をピークとして日照時間が推移します。また、9月頃からは、発達した台風が接近しやすくなるため、風災や水害・塩害などのリスクがあります。

更に、冬場の日照時間は全国平均と比較して、下回る傾向があり売電収入も下落しやすいです。

まずは塩害や暴風による破損被害から、設備を守る対策を取りつつ保険に加入することが大切です。そして、冬場の発電量低下を見越して、4月~8月にかけて発電量を確保・売電収入を伸ばす戦略で考えるのがおすすめです。

簡単に儲かることはありませんが、立地条件や災害対策、気候条件を理解した上での運用を行っていれば、沖縄県の太陽光発電投資で儲かる可能性があります。

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