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太陽光発電で家庭の電気代・光熱費は本当に0円になるのか徹底的に調べてみた

毎日生活する上で電気・ガスは欠かせないものであり、毎月の光熱費を減らすのは簡単なことではありません。

しかし、太陽光発電を導入することで、電気代を削減することはもちろん、電気代を0円にすることができる可能性があるのです。さらに、オール電化に移行すると、電気代だけでなく、ガス代も0円になるので、“光熱費全てが0円” を実現できる可能性もあります。

光熱費がゼロになると、自由に使えるお金が増えるので、生活に余裕を持たせることができますよね!

太陽光発電で電気代・光熱費を削減・ゼロにするコツやその仕組みについてご紹介します。

太陽光発電で光熱費0円を実現できる?

結論から言いますと、太陽光発電で光熱費を0円にすることは可能です。

しかしながら、太陽光発電では気象条件によって発電量が大きく左右されるため、現実的に考えると光熱費すべてを0円にするということはほぼ不可能でしょう。

しかし、ガスを使わないオール電化住宅と電気を貯める蓄電池を組み合わせることで光熱費を0円に限りなく近づけることは可能です

でもおそらく多くの方は、

「太陽光発電だけで0円にならないの?」
「オール電化住宅や蓄電池も導入しないといけないの?」

このような疑問を感じたのではないでしょうか!

それもそのはず、多くの方は太陽光発電の弱点を明確に理解できていないからです。そこでまずは、なぜ太陽光発電だけで電気代、光熱費を0円にできないのか、太陽光発電の弱点にせまりながら解説していきますね!

太陽光発電で電気代0円の実現が難しい理由

太陽光発電を家庭に導入すると、電気代が削減できるのは間違いありませんが、0円にするということは難しいです。その理由を詳しく説明します。

  1. 発電量が季節や天候に左右される
  2. 太陽光発電は電気を溜めることができない
  3. 売電価格が下落している

①発電量が季節や天候に左右される

まず、一番の大きな理由が太陽光発電が太陽の光に依存し、天候・気候に左右されるエネルギーだということです。

これは皆さんも想像がしやすいと思いますが、太陽光発電は太陽の光が出ていない夜間に発電することはできません。そのため、夜間の電力は電力会社からまかなうこととなります。

また、太陽光発電は悪天候にも弱いというデメリットもあるでしょう。晴れている場合の発電量を100%とすると、曇りでは30%、雨の日では10%程度まで発電量が低下するとのこと。また、積雪の多い地域では太陽光パネルに雪が積もることで発電量は0%になってしまいます。

このように、常に一定の発電量を確保することができないため、電気代0円は難しいのです。

②太陽光発電は電気を溜めることができない

太陽光発電では、発電した電力を溜めることができない点も大きな理由です。

先ほど、太陽光発電では太陽の出ていない夜間に発電することはできないとお話しました。中には、「昼間に発電した電力を夜に使えばいいじゃん」とお考えの方もいるかもしれませんが、残念ながら太陽光発電そのものには電気を溜める能力がありません
(*蓄電池を導入することで電気を蓄えることが可能になります。)

そのため、夜間の電力は電力会社からまかなうこととなります。ここで、「昼間に使いきれなかった電力はどうなるの?」と疑問に感じる方もいるでしょうが、安心してください。昼間に使えきれなかった電力は電力会社に売電することが可能です。

「売電することができるなら夜にかかる電気代を相殺できるのではないか」

このように考えることもできますが、実は売電も安心しきることはできません。

③売電価格が下落している

実は、この売電価格年々下落しています!

そもそも、太陽光発電で発電した電気はFIT制度(固定価格買取制度)と呼ばれる制度によって売電することができます。この制度は簡単にいうと、「決められた年数は固定の価格で発電した電力を買い取ってあげるよ」というもの。

このFIT制度が始まった2012年度の売電価格は、1kWhあたり48円(10kW未満)でしたが、なんと2023年度には1kWあたり16円まで下がりました。さらに、この売電価格は今後は下がっていくことが予想されています。

つまり、売電価格が下落している影響で、売電収入も減ってしまうのです

また、FIT制度の適応期間は10年間(10kW未満)で、期間終了後の価格は保証されていません。売電価格は契約する電力会社によって異なり、2023年10月現在では7~12円/kWhとなっています。

このことから、FIT期間が終了する10年後はさらに売電価格が下がると言えるでしょう。

将来的に売電収入だけでは、電気代を0円にすることは難しくなると予想できます!

電気代高騰&蓄電池の補助金制度活用により電気代0円に近づく

売電価格は下がっていますが、燃料費高騰や託送費の値上げの影響で、電気代は年々高くなっています。2023年10月現在、東京電力の規制料金(従量電灯B)では、電力量料金が30~40.69円/kWhです。

つまり、太陽光発電の電気は、売電するよりも自宅で使った方がお得だと言えます。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせると、理論的には消費する電気を全て太陽光由来にすることも可能です。しかし、蓄電池の導入費用を考えると、「元が取れないかもしれない」と踏み切れない場合もあるでしょう。

太陽光発電システムに蓄電池を導入した方が、導入しない場合よりも経済的にお得になる状態を「ストレージパリティ」と呼びます。

国は、2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指しているため、ストレージパリティの達成に向けて、蓄電池の導入に補助金を用意しています。

補助金を利用することで初期費用を抑えれば、電気代の削減で早く元が取れるでしょう。

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太陽光発電ではどれだけ節約できる?発電シミュレーション

ここまでの話を聞くと、太陽光発電を導入する必要があるのか疑問に思われるかもしれません。そこで一般的な4人家族のご家庭で太陽光発電を導入してどれほど節約できるかシミュレーションを行います!

太陽光発電は太陽の出ている間しか発電することができません。そのため、昼間に全体の6割の電気代を消費するとして、余った電力は売電するものとします。*売電価格16円で計算

<条件>

世帯人数4人
電力会社東京電力(従量電灯B)
契約アンペア数40A
月間電力使用量400kWh
太陽光発電システム容量3.9kW
月間発電量360kWh

<シミュレーション結果>

通常太陽光発電の家お得額
電気代15,437円6,976円8,461円
売電収入0円1,920円1,920円
トータルお得額:8,461円+1,920円=10,381円

トータルでのお得額は10,381円という結果に。通常の家庭の電気代が15,437円なので、太陽光発電を導入しても電気代を0円にすることはできないという結果になりました。

ただし、この結果は太陽光発電を導入すること毎月1万円ほども節約できるということ。年間に換算すると12万円以上も節約できます。太陽光発電自体は、補助金をうまく使えば120万円ほどで導入できるので、約10年ほどで設備費用を回収できます。

そして、その後は太陽光発電で生み出した分の電気代がすべてマイナスになるので、長期的に見ればかなりお得といえます。

さらに、近年では電気代がどんどん高くなっていますよね。これは、国際情勢などが原因で燃料費が高騰しており、電気代に燃料費調整額が加算されているためです。

太陽光発電の電気には、燃料費の高騰は全く関係ありません!高い電気を買わなくて済む分、家計への影響を抑えることができるので、さらにメリットが大きくなるでしょう。

電気代・光熱費を限りなく0円に近づけるテクニック

ここまでご紹介したように、様々な理由で太陽光発電のみで電気代を0円にすることは難しいと言えます。しかし、ここからご紹介するテクニックを活用すれば太陽光発電で電気代・光熱費を限りなく0円に近づけることは可能できます。

太陽光発電を導入済みの方も一緒に確認していきましょう。

初期費用をできる限り抑える

太陽光発電は、導入時に一番費用がかかります。

年々太陽光発電の導入費用は下落していますが、今でも100万円以上の予算が必要です。

この初期費用をできる限り抑えることで、光熱費を限りなく0円に近づけることができるだけでなく、利益をさらに大きくすることも可能です。

太陽光発電はおおよそ10年程度で初期費用を回収することができます。しかし、この初期費用を抑えることができれば回収期間を短く。回収期間が短くなる分、利益となる期間が増えるので、とってもお得です。

初期費用を抑えるコツは、

・補助金を活用すること
・複数の企業で見積もりをする

以上の2点です。補助金の活用はよく知られていますが、複数の企業での見積もりは見落としがち。複数の業者で見積もることで、より価格の安い業者に設置をお願いできるので初期費用を抑えることにつながります。少しでも初期費用を抑えるために、複数の業者に見積もりをお願いするようにしましょう。

初期費用を大幅に節約できる!おすすめの無料見積もりサイト

いざ太陽光発電を導入しようと思っても、結局どのように選ぶのがよいのか迷ってしまいますよね。

太陽光システムを選ぶ際には、お住まいの家の屋根の形や、どの場所に設置するかが重要となります。

発電効率がもっともよくなる設置方法を素人が考えるのは難しいですが、専門業者への見積もりの段階でそれを考慮してもらうことができれば、より多くの電気を発電することが可能です。

もし、太陽光システムの導入を考えているのであれば、事前に無料見積もりサービスを利用するのがおすすめとなります!

タイナビ

取り扱い業者数350社以上
最大一括見積数5社
見積依頼時間最短30秒

タイナビは住宅用太陽光発電の見積もりを最大5社まで無料で依頼することが可能です。

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図面などの提出が不要となるため、より手軽に見積依頼をすることができるうえ、メールでのやり取りが可能なのでしつこい営業電話に悩まされることもありません。

また、利用する方のニーズに合わせて「簡易見積もり」と「訪問見積もり」を選べるため、最初から自宅を見て自分の家の屋根に合う太陽光システムの見積もりが欲しいというかたにもピッタリです!

アフターフォローも充実しているため、施工会社からの説明でわからなかった部分をタイナビのスタッフから無料で教えてもらうこともできますよ。

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取り扱い業者数非公開
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ソーラーパートナーズは次の7つの審査基準をクリアした業者のみが登録されている無料一括見積サイトです。

  • 販売・施工・アフターフォローまで一貫して対応
  • 3メーカー以上から提案
  • 施工実績が100棟以上
  • メーカー保証・工事保証に対応
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  • 現場経験5年以上の現場監督が在籍
  • 第2種電気工事士以上の資格保持者が在籍

最大見積もり数は3社とタイナビより少ないですが、明確な基準で選ばれた地域に密着した地元業者から見積もりをもらうことが可能となっています。

ソーラーパートナーズの一番のおすすめポイントは無料で工事の完了を保証してくれること。

もし、契約した会社が工事中に倒産したとしても、ソーラーパートナーズに加盟している他の業者が工事を引き継いでくれるため、万が一の際にも安心です。

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蓄電池を導入する

1番の解決方は蓄電池を導入することです。

夜間や悪天候時は、太陽の光がないので太陽光発電は稼働しません。そのため、不足分の電気を電力会社からまかなうので、太陽光発電だけでは電気代を0円にすることは不可能とお伝えしました。しかし、蓄電池を設置することで、この問題を解決することができます。

先ほども説明しましたが、太陽光発電システム設備だけでは、電気を貯めることはできません。太陽光発電に問題があるのではなく、電気エネルギーは性質的に動き続けないと存在することができないためです。

しかし、蓄電池は電気を貯めておくことができるのです!蓄電池は、発電した電気を一旦他の状態にすることで、電気の保存を可能にしています。簡単に言うと、水を製氷機で氷にして使いたいときに取り出すといったイメージです。

そのため、太陽光発電が稼働していない夜間でも、昼間に発電した電力を活用することが可能です。

さらに、この蓄電池は災害時の非常用電力としても活用することができます。災害などで停電となってしまった場合でも、蓄電池に蓄えた電力を活用することができるのは大きなメリット。このように、蓄電池は電気を溜めることで夜間にも電気を使える上、災害時にも活躍する一石二鳥の設備と言えます。

蓄電池の設置費用の相場はどのくらい?

家庭に蓄電池を導入する場合、設置費用は100~200万円程度が相場となっています。

費用は電池のメーカー・種類・容量によって前後します。同じ蓄電池でも、販売店や工事業者によって費用は異なるでしょう。

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いざ蓄電池を導入するとなっても、何から始めればいいのか分からないという方も多いと思います。そんなときは、「タイナビ蓄電池」に無料一括見積を依頼するのがおすすめです!

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さらに具体的な見積もりを希望する場合は、訪問見積もりの申し込みもできます。現地の電気設備や太陽光発電の容量などまで考慮して、正確な見積もりを出してもらえます。

登録されているのは、タイナビが全国から選りすぐった実績豊富な業者だけです。それぞれの業者が最低価格を提示してくれるので、値段交渉しなくてもしっかり比較できますよ。もちろん、見積もりだけ利用することもできます。

タイナビ蓄電池は、「蓄電池を安く設置したい!」「蓄電池の業者をどう探せばいいのか分からない…。」と思っている方の強い味方です。まずは気軽に見積もり依頼してみてくださいね。

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夜間の電気代が安くなるプランに乗り換える

夜間の電気代が安くなるプランに乗り換えることで、電気代を大きく節約することができます!

皆さんは、夜間の電気代だけが安くなる電力料金プランが存在することをご存じですか?2016年に電力自由化が行われ、電気を販売する業者が大幅に増え、私たちもそれらの電力会社を自由に選んで電力を買いとることが可能です。

この、電力自由化によって新しく誕生した新電力と呼ばれる電力会社の中には、夜間の電気代だけ安くなるプランを提供している企業もあります!

太陽光発電を設置したご家庭ですと、昼間の電気代は発電した電力でまかなうことができます。そのため、電力会社から買い取る必要があるのは夜間の電気代がほとんど。この夜間の電気代が安いプランに乗り換えることで、電気代を大幅に節約することができるのです

新電力以外にも、地域の大手電力会社(東京電力や関西電力など)でも夜間の電力が安くなるプランを提供しています。深夜電力、オール電化プランなどとそれぞれ名称が異なりますが、探してみるのもおすすめ。

夜間の電力が安くなる深夜電力や、おすすめの電力会社をまとめた記事もあるので、気になる方は参考にしてみてください。

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オール電化に切り替えると電気代やガス代まで0円!

電気代だけでなく、光熱費全体を0円に近づけたいならオール電化住宅にするのがおすすめです。

オール電化住宅は、調理・空調・電気・給湯などの熱源を全て電気でまかない、ガスを一切使わない住宅のことです。オール電化住宅は、ガス代が0円になり、光熱費の出費が電気代だけで済むことから、太陽光発電と並んで注目が集まっています。

なぜなら、太陽光発電とオール電化を組み合わせることで、ガス代も0円にすることができるからです!

オール電化住宅の場合は、ガスの使用量を電気でまかなうため、光熱費を0円にするには、7〜8kWのシステム容量が必要です。しかし、住宅の屋根に太陽光パネルを設置できる枚数は限られています。一般的な設置容量は4kWほどなので、容量次第ではさらに土地を確保しなければいけません!

オール電化にする場合、切り替え費用や土地代が必要となるので、費用面での負担が大きくなります。ですが、太陽光発電とオール電化を組み合わせることで、光熱費0円を実現することは十分可能です。

オール電化にするのか、ガスを併用するのかトータルでどちらがお得になるのか長い目で考えていくことが重要です。参考までに、オール電化とガス併用のどちらがお得なのか解説した記事もあるので参考にしてみてくださいね。

まとめ:太陽光発電で電気代0円を達成するためには買電量の削減から始めること

電気代0円を達成するには、日常から節電の意識を高めることと電気料金プランの見直しが必須!そうすると、太陽光発電で発電した電気を自家消費し蓄電池も活用することで、買電量を抑えられるので電気代0円を目指すことができるのです。

電気代を売電収入で補うこともできますが、売電価格が低下しているので、同等の売電収入を得るためには発電量を増やさなければいけません。

となると、今より規模の大きい太陽光発電が必要になり、設置費用がかかったり土地を準備したりする必要があります。

しかし、FIT制度には期間があり、期間終了後の売電価格は保証されていないため、電気代0円は将来的にも難しくなるのは間違いありません。

0円は難しいかもしれませんが、光熱費削減のために、FIT期間が終了してから自家消費に移行することも可能なので、ぜひ検討してみてください。

電気代0円を実現するためには、まずは発電量の確認・シミュレーションを行い、使用量の確認することをおすすめします。

その結果、使用量の方が大きかった場合、売電量を減らすために電気料金の見直しや節電対策をしましょう!

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