太陽光発電設置後に損する人の6つの特徴【対策次第で後悔ゼロにできる】

環境や家計に優しく、さらに安定した投資として人気の太陽光発電ですが、やばいメーカーを選択したために残念ながら設置を後悔している人もいるようです。

また、太陽光発電を設置したことを後悔しているブログや知恵袋をみて、設置を悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
しかし、太陽光発電自体が損するような仕組みだということではなく、ちょっとした不注意や確認不足によって損をしている人が多いのです。

この記事では、太陽光発電の設置で損をしやすい人の特徴と、失敗しないためにどんなことをするべきなのか紹介していきます!

太陽光発電設置を損・後悔しやすい人の6つの特徴

太陽光発電で損をして後悔している人

環境にも家計にも優しい太陽光発電ですが、注意を怠ると家計に優しいどころか損してしまうケースもあります。そのような失敗をしないためにも、後悔しやすい人の特徴を見ていきましょう!

【太陽光発電設置後に損・後悔する人の6つの特徴】

  1. 見積もりを1社のみで済ませる
  2. 電力会社のプランが最適でない
  3. パネルのメーカー比較がおろそか
  4. 保証内容・期間の確認不足
  5. 売電収入の誤ったシミュレーション
  6. ランニングコストを考えていない

設置後に損・後悔しやすい人の特徴①「やばい」業者に引っかかり見積もりを1社だけで済ませてしまう

やばい業者に騙されるおじいさん

太陽光発電を設置する際、一番後悔しやすいのは訪問販売業者と契約することです。

太陽光発電の普及とともに、強引に契約を迫ったり、モニター価格で相場とかけ離れた額を提示する悪質な訪問販売業者も増加しています
この訪問販売の1番の危険ポイントが、1社のみの見積もりだけで購入の判断をしてしまうこと。

他の業者との比較をしないまま契約をすることになるので、費用の相場がわからず、仮にやばい訪問販売業者に騙されている場合でもその事実に気づけません

そのため、たとえ面倒に感じても太陽光発電の導入を検討している方は、複数の業者から費用の見積もりを取ることが必要になります。

また訪問販売の場合、工事の質がトラブルの原因になることも多いです。

太陽光発電は屋根に設置することになるので、施工会社が優良業者でないと雨漏りの原因になります。「普通」の業者であれば雨漏りなど1件も起こしたことのないはずなのですが、中には雨漏りを起こしてしまう「やばい」業者もあるようです。

雨漏りが起こった際は、契約内容や施工状況によって修理費が自己負担かメーカー負担か決まるため、メンテナンスなどのアフターフォローも視野に入れたメーカー選びを推奨します。

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設置後に損・後悔しやすい人の特徴②電力会社のプランが最適でない

太陽光発電で発電した電気は固定価格買取制度(FIT制度)を利用することで10年間(10kWh未満の場合)固定価格で売電することができます。
しかし、ライフスタイルにあっていない電気料金プランを契約している方、電気代が高くなったりしてしまうのです。

太陽光発電では発電した電力で家庭の電気代を節約することが可能です。しかしながら、太陽の出ていない夜間は発電ができず、その分の電気代は電力会社から買い取ることになります。

この電力会社から買い取る電気を、ライフプランによって柔軟に変えなければせっかくの太陽光発電を十分に活かすことができません。太陽光発電をお持ちのご家庭であれば、昼間の電力は太陽光発電によってまかなうことができるので、夜間の電気代が安くなるプランに契約することがおすすめです

このように、太陽光発電を十分に活かすことのできる料金プランを選択していないと、太陽光発電のうまみを十分に味わうことはできません。

太陽光発電をお持ちの方におすすめな、夜間の電気代が安くなる電力会社を紹介した記事もあるので、興味のある方はチェックしてみてくださいね!

設置後に損・後悔しやすい人の特徴③メーカー比較をしっかり行っていない

太陽光発電メーカーは国内・海外にたくさんあります。メーカーによって強みや特徴が異なるので、比較をせずに設置をしてしまうと、思ったより発電しない可能性があります。

太陽光パネルの種類や発電効率によって大きく価格が変わります。価格を抑えることを優先的に考えすぎると、発電効率があまり良くない太陽光パネルを選んでしまい、結果的に発電量が低下し、売電収入も減ってしまうのです。

特によく言われるのがコストを重視するあまり海外製のパネルを選んでしまい、結果的に修理費用などがかかってしまうパターン。海外製の太陽光パネルが悪いとは一概にはいえませんが、補償内容などをきちんと確認してからパネルを選ぶ必要がありそうです。

そのため、メーカー比較をしっかり行いご家庭で最適なパネルを導入することが大切。タイナビやソーラーパートナーズといった大手見積もり業者に依頼すれば、数ある業者の中からご家庭に合ったメーカーを選んでくれます。

設置後に損・後悔しやすい人の特徴④保証内容・期間を確認していない

太陽光発電は最低でも10年間のメーカー保証をつけることが義務付けられています。メーカー保証には、システム自体や周辺機器が故障した場合のシステム保証と、発電量が規定値を下回った場合の出力保証がありますが、自然災害には対応していません

そのため、災害時などに太陽光発電を破損した場合、保証を受けることができず大きな損害を受けることになってしまいます。

自然災害や太陽光発電の設置が原因の雨漏りなどは、各メーカーで対応が異なるので、あらかじめ保証内容を確認するようにしてください。多くのメーカーでは自然災害の保証まで対応していないので、追加で住宅火災保険などに入ることが賢明です

また、メーカーが指定した施工が行われていなければ保証を受けることができなくなってしまうので、施工会社との打ち合わせをしっかりと行いましょう。

設置後に損・後悔しやすい人の特徴⑤売電収入を期待しすぎてしまう

売電収入を得ることを目的に太陽光発電の設置に踏み切る方も多いはず。しかし、固定価格買取制度(FIT制度)による売電価格は下落傾向にあり、状況によっては売電収入だけではお得感を感じづらくなってきています。

また、太陽光発電は太陽の光を利用して発電するので、雨の日や夜は発電することができないため売電収入は下がってしまいます。

これらの原因はすべてシミュレーション不足によるものです。契約する前に、きちんと業者から発電量のシミュレーションをしてもらうことで、かなり正確に売電の計画を立てることも可能です。そのため、このシミュレーションを怠ると、「思っていたのと違う…」といった事態になってしまうのです。

自然のエネルギーをもとに発電するため、少なからず天候に左右されてしまうのは仕方がありません。

正確に太陽光発電の発電量シミュレーションをするためには、1日・1ヶ月単位ではなく年間で考えるようにしましょう。

設置後に損・後悔しやすい人の特徴⑥ランニングコストを考えていない

太陽光発電を導入する上で忘れがちなのがランニングコストです。

太陽光発電は導入後すぐに売電を始めることが可能ですが、案外忘れがちなのが設置後にかかる費用。太陽光発電にはパネルの他に、パワーコンディショナーという機器も必要です。

このパワーコンディショナーの寿命は約10年ほどですので、切り替えの費用も頭にいれておく必要があります。また、パネル自体の定期的な点検も必要なのでそれらの費用も追加で加算されます。

このようなランニングコストを最初から頭に入れておかないと、後々思わぬ出費に頭を悩ませることにもなるので注意してください。

後悔しない!太陽光発電の設置で得するための6つの対策

ここまで、太陽光発電の設置を後悔しやすいポイントを紹介してきましたが、対策をすることによって十分太陽光発電のメリットを実感することができます。
太陽光発電の設置を後悔しないためにも、設置する上で気をつけることを紹介していきます。

①複数の見積もりでやばい業者を避ける

太陽光発電の損得を左右するのは、見積もりです。また、1社だけでなく、複数の業者に見積もりを依頼することが重要です

複数の業者を比較することで、設置費用の相場を把握することができ、極端に値引きをする悪質な業者はいないかを見極めることができます。また、太陽光パネルは、性能や発電効率によって値段が変わるため、メーカーの比較をする際にも見積もりは役立ちます。

とはいえ、複数の業者に見積もりを出すのは手間がかかるので面倒です。そんな時には、一括お見積もりサイトの利用がおすすめ。
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②発電量のシミュレーションを行う

太陽光発電の設置後に思ったより発電しない…と思ってしまわないように、見積もりの際にはしっかりシミュレーションを確認しましょう。発電量を増やすためには、方角や設置する角度が重要です。

また、シミュレーションによる発電量、を実際の発電量より多く提示する悪質な業者がいることが考えられます。見積もりと同じように1社だけでシミュレーションをするのではなく、複数の業者でシミュレーションを行いましょう

さらに、シミュレーションをしてもらう際には、どのようなリソースを元にシミュレーションをしているのかといった根拠を業者に確認してみてください。この根拠がしっかりしている企業であればより信頼することができます。

③メンテナンス費用を事前に確認

太陽光発電を設置した後は、定期的にメンテナンスをしなければ発電量が落ちてしまう可能性があり、寿命が短くなる原因にもなります。また、太陽光発電の故障は素人では気がつきにくいので、業者にメンテナンスを依頼することをおすすめします。

経済産業省資源エネルギー庁では、メンテナンスを4年に一回程度行うことを推奨しています。住宅太陽光発電のメンテナンス費用相場は約2万円、20年間では約10万円かかるのでやりたくないという方もいるかもしれませんが、メンテナンスを怠ると費用以上に損をしてしまう可能性があります。
メンテナンス費用は設置する時に業者に確認しましょう。

④FIT制度についてしっかり理解する

FIT制度(固定価格買取制度) 仕組み

出典:経済産業省資源エネルギー庁
売電収入に魅力を感じて太陽光発電の設置を考えている方は多いことでしょう。しかし、FIT制度(固定価格買取制度)についての理解は足りていますか?

太陽光発電の売電価格や買取期間はFIT制度によって保証されています。しかし、売電価格は利用開始年度によって異なり、年々下落しているので売電収入が減少してしまいます。

かと言って、売電価格が下がっているから設置しないほうがいいという訳ではなく、売電価格の下落にはメリットもあります。
なぜかというと、FIT制度によって太陽光発電の普及が進むにつれて年々設置費用の相場も下落し、初期費用を抑えることができるようになっているからです。

実際に、2019年度の売電価格は24円/kWh(10kWh未満)で、制度開始当時からは半額にまで下落しました。しかし、設置費用も約60万円/kWから27〜29万円/kWまで下落しているのです。

FIT制度は太陽光発電の出力容量によって売電価格・買取期間・買取方法が異なります。

⑤疑問や不安なことは毎回業者に相談する

太陽光発電を設置しようと思ってもわからないことがたくさんあることでしょう。しかし、うやむやなまま設置すると、後々後悔してしまう可能性があります。

また、太陽光発電の設置費用は安くても約100万円〜200万円かかるので、勇気のいる買い物になるでしょう。慎重に契約・設置を検討する必要があり、急いで設置に踏み切ることはおすすめできません。
少しでも気になることや疑問は業者に相談し、解決していきましょう。

⑥やばい業者を見分ける

最終的に一番大切なことは、「やばい」と言われる悪徳御者を見分けることです。太陽光発電を導入して後悔している方の多くは、悪徳業者から太陽光発電の導入を勧められたケースがほとんどです。

そのため、悪徳業者を見分けることがとても大切になってきます。そのために複数の企業でシミュレーションをするなど、様々な会社を比較検討することが必要です。具体的には、電話営業や訪問販売を頻繁に行う会社は注意が必要です

そのほかにも

  • 名刺を渡さない
  • しつこく契約を迫る
  • 太陽光発電の基本的な知識が乏しい
  • 見積もりに項目費用が記載されていない
  • 比較検討をさせない
  • 施工に関する知識がない

上の項目に一つでも当てはまるようでしたら、悪徳業者の可能性が高いので気を付けるようにしてください。また、悪徳業者を見分ける方法に関して詳しく解説した記事もあるので参考にしてみてください!

【後悔しないための6つの対策】

  1. 複数の業者で見積もり
  2. 発電のシミュレーションを行う
  3. メンテナンス費用を頭に入れる
  4. FIT制度の理解
  5. 疑問点は業者に何でも聞く
  6. やばい業者を見分ける

まとめ

太陽光発電はメリットが多い反面、しっかり見極めて業者・メーカーなどを決めないと大きな後悔につながってしまいます!

太陽光発電を設置するのに一番大切なのは業者選びです。業者次第で太陽光発電の損得が決まると言っても過言ではありません。まず、見積もりを依頼しつつ、業者の言うことを鵜呑みにするのではなく、自分でも太陽光発電の知識を身につけていくようにしましょう。

太陽光発電を設置するにあたって疑問・質問が次々に出てくると思います。どんな些細なことでも業者に相談することを心がけてください。
設置後は、定期的にメンテナンスを行い、少しでも長く太陽光発電を利用しましょう。

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