太陽光発電設置後に後悔する人が増えている?損する理由ベスト4

太陽光発電を導入した方の中には、後悔するような経験をしてしまった方がいるのではないでしょうか。また、太陽光発電導入を検討しているけれども、前述のような事例があるので、二の足を踏んでいる方も多いでしょう。

そこで今回は、どんな場合に損をしてしまうのか?どうしたら損をしないで太陽光発電の設置・維持管理ができるのか?わかりやすく解説してみようと思います。

どんな場合に多い?太陽光発電設置後に損する人

相見積もりをせず1つの業者に決めてしまう人

太陽光発電の設置や運営をすべて業者に任せていませんか?
特に住宅用太陽光発電導入の場合には、数社の施工業者に相見積もりを出して、工事内容とコストのバランスなどを比較することが大切です。

また業者を選択する際にはホームページや口コミサイトなどを見て、評判などを調べてから依頼するといった対策も必要です。最初から一つの業者だけを全面的に信用して、すべて任せるようなことがないように注意してください。

他にも、自社体制且つ施工実績が豊富な施工業者かどうかを見積もりの比較時にチェックしましょう。中には、受注・見積もり担当者が在籍する業者と施工業者が違う場合もあるので、そうした場合に気付いたら自社体制の業者に切り替えます。自社体制の業者は、工事内容を適切に把握している場合が多く、信頼性の高さに繋がります。

注意
高額な見積もりを出す業者もいるので注意してください。

適切な売電・買電を行っていない人

太陽光発電の売電価格は、固定買取価格制度により10年間は一定の価格で売電できます。また、料金プランや固定買取価格の認定時期によりますが、2018年度では基本的に買電価格と売電価格は同等か若干の差が開く傾向にあります。

ですから、こうした現状を知ったうえで、発電した電気の使い道と電力会社からの買電の使用率について考える必要があります。

例えば、一般的に日中の電気料金の方が割高なので、その時間帯にはなるべく太陽光発電で賄い、割安な夜間には電力会社から電気を購入するといった基本がありますし、あるいは発電した電気は原則売電しないという方針もありです。

ちなみにですが2018年度の買電・売電の平均相場は、電力会社から購入すると28~31円程で、家庭用太陽光発電の売電価格は26~28円となっています。
※電力会社や料金プラン、導入年度によっても変わります。

MEMO
太陽光発電導入後の収支バランスについては業者と連携を取りましょう

太陽光発電で光熱費を節約しようと思っている人

電力会社から購入する電気の価格よりも、屋根などに取り付けた太陽光発電システムで発電して売電する価格の方が高く設定されています。

ですから、10kW以下の場合では、できるだけ家庭内で使用する電気を節約して、余った電気を電力会社に販売した方がお得です。

ちなみに、電力会社から購入する電気料金は1kWあたり約18円~29円ほどとなっていますが、逆に販売する価格は1kWあたり約30円~33円と、大きな開きがあります。

しかも電気料金は需要の多い昼間の方が割高になっているので、自宅の太陽光発電で発電した電気は販売して、夜に安くなった電気を購入する方がより経済的です。

POINT
家の電気を売るのはあくまでおまけで、電気を売るのがそもそもの目的!

メンテナンスの条件や保証期間などをちゃんと確かめていない人

ほとんどの太陽光発電メーカーで10年から15年の周辺機器保証が付いています。しかしこの保証には自然災害での発生した被害は含まれていないので、台風などで壊れた場合は保証されません。
台風や地震による自然災害の場合には、自然災害補償が付いているメーカーに依頼する必要があります。

現在自然災害補償が付いているメーカーには、サンテックとソーラーフロンティア、京セラなどがあります。
また、定期的なメンテナンスなども有償になっている業者がほとんどです。

有償のメーカーが多いのですが、中にはメンテナンス費用を稼ぐために不要なメンテナンスオプションを追加する業者もあるので、その為にも相見積もりをしましょう。

メンテナンスについては以下の記事で解説しています。

太陽光発電(ソーラーパネル)の寿命とコスパ!差が出るメンテナンス方法 太陽光発電のメンテナンス料金と維持管理にかかる費用相場

太陽電池やメーカーごとのソーラーパネルについて調べる努力をしていない人

ソーラーパネルの開発は日進月歩で進化しています。

この10年間でコストは半額以下になっており、また性能も急速に向上しています。ソーラーパネルといっても、ヘテロ接合(HIT)や多結晶、単結晶、CIS/CIGS、アモルファスなどさまざまな種類があります。

また、対応年数などもそれぞれ大幅に異なっており、例えばヘテロ接合(HIT)の場合では、維持できる発電量が

5年後98%
10年後95.6%
20年後90.8%

と推移するのに対して、アモルファスの場合の維持できる発電量は

5年後94.3%
10年後87.6%
20年後75.7%

と両者には大きなひらきがあります。

コストのかからないソーラーパネルを選ぶことも大切ですが、年数を経るごとに落ちてくる発電量の推移にも注意する必要があります。

初期投資のコストと、電力の固定買い取り期間(家庭用では10年、業務用で20年)内での発電量の推移などを推定して、バランスの良いソーラーパネルを選ぶ必要があります。

太陽光発電システムの設置費用と2019年の価格相場予想

太陽光発電を導入する前にシミュレーションを行いましょう

太陽光発電を導入した後に損をするパターンについて述べてきましたが、このような事態を予防するためには、各メーカーが行っているシミュレーションを行うことが有効です。
シミュレーションを行えば、毎月の発電量や売電収入、初期投資額を返済し終わる期間などが詳しくわかります。

シミュレーションについては以下の記事で解説しています

太陽光発電の費用回収の計算方法と平均投資回収期間 産業用太陽光発電の初期費用と回収年数の目安とシュミレーションイメージ

太陽光発電設備導入時に損をしない為の方法を紹介してきました。いくつかのポイントを見て、意外とチェックしなければいけない事やシミュレーションが必要な事に驚いたでしょう。しかし、だからといって尻込みする必要はありませんし、1つ1つのポイントは決して難しいものではありません。

例えば、ソーラーパネルの性質についてよくチェックする事と説明しましたが、分からなければ見積もりを比較・チェックする際に、担当者の方に質問してメーカーごとの特徴や性質を積極的に聞いてみるといいですし、シミュレーションしてもらってみましょう。