本当にJ:COM電力に乗り換えるべきかメリット・デメリットはもちろん、実際の利用者の評判や口コミをご紹介。
J:COM電力が合わなかったという方向けに、ほぼ間違いなく電気代が安くなるおすすめの電力会社3選も紹介しています。
- 電気の使用量が多い家庭
逆に電気の使用量が少ない方には他の新電力がおすすめです。
電力会社名 | 供給エリア | おすすめポイント |
CDエナジー | 関東 | ・電気使用量が少ない一人暮らしでも安い! ・豊富なプランからぴったりのプランが見つかる ・現住所から乗り換えるなら圧倒的におすすめ! |
TERASELでんき | 沖縄・諸島以外 | ・121kWh以上使うなら大手電力会社より安い ・楽天ポイントがたまるので楽天ユーザーにおすすめ |
東京ガス | 関東 | ・初月の基本料金無料 ・ガスと電気をまとめると安い! |
J:COM電力とは?
J:COM電力とは、KDDIの子会社でケーブルテレビ事業を展開するJ:COMが始めた電力供給サービスのことです。
供給エリアは、北海道電力・東北電力・東京電力・関西電力・中国電力・九州電力エリアとなっています。(一部離島を除く)
特徴は以下の2つです。
- 電力量料金が安い
- オール電化向けのプランを提供(現在は受付停止中)
①電力量料金が安い
J:COM電力の最大の特徴は、電力量料金が割引される点です!
J:COM電力の料金プランは、1契約ごとに支払う基本料金は大手電力会社と同じですが、使った分の電力に応じて支払う電力量料金が最大10%割り引かれます。
そのため、電気をたくさん使うファミリー世帯におすすめできる新電力です。
②オール電化向けのプランを提供(現在は受付停止中)
オール電化向けのプランを提供している点も特徴的。
オール電化向けのプランでは、深夜の電力料金を割安にすることで電気代を節約することが可能です。
J:COM電力では、オール電化向けのプランがあり、基本的には東京電力などの大手電力会社のオール電化プランと同じ形のプランを提供しています。
しかしJ:COM電力では、すでに大手電力会社が提供を終了したプランも取り扱っているので、より多くのオール電化のプランを選ぶことができます。
さらに、大手電力会社の料金よりも0.5〜3%ほど割安に価格が設定されています!
オール電化の家庭の方や夜間の電力使用量の多いご家庭は、J:COM電力に乗り換えることで大幅に節約できるのでとてもおすすめなのです。
オール電化プランなら、HTBエナジーと比較がおすすめ!
HTBエナジーは料金が最大11%引きになるオール電化プラン「ぜんぶでんき」を提供しています。
J:COM電力とHTBエナジーのオール電化プラン、どちらが自分にとってお得になるのか比較するのがおすすめです!
J:COM電力 | HTBエナジー | |
北海道 | 電力量料金0.5~30%引き | ‐ |
東北 | 電力量料金0.5~3%引き | ‐ |
東京 | 電力量料金0.5~3%引き | 電力量料金2%引き |
中部 | ‐ | 電力量料金2%引き |
関西 | 電力量料金0.5~3%引き | 基本料金6%引き 電力量料金6%引き |
中国 | 電力量料金0.5~3%引き | 電力量料金2%引き |
四国 | ‐ | 10kWまで基本料金11%引き 電力量料金11%引き |
九州 | 電力量料金0.5~3%引き | 電力量料金2%引き |
J:COM電力は電力使用量に応じて割引率が変わるため、電力使用が多い家庭であれば、J:COM電力のほうが割引率が高くなります。
ただし、関西電力エリアに関してはHTBエナジーの割引率のほうが高いうえ、基本料金も割引となるためHTBエナジーのほうがお得です。
また、それぞれの電力会社で対応していないエリアもあるため、自分の住んでいる地域で選ぶのもおすすめですよ。
J:COM電力の評判・口コミ
J:COM電力を実際に使った方の口コミを調査しました!
まずは残念な評判から見ていきます。
悪い口コミ・評判
①サービス変更手数料が3,300円発生する場合がある
J:COM電力で容量下げようかと思ったら、3,300円手数料が発生すると言われてびっくり…。J:COM電力に乗り換える前に、東京電力で容量変更依頼しておけばよかった!手数料がかからなくなる1年後まで我慢します。
30代女性・3人世帯
J:COMで電力以外にも契約をしている場合や、契約から1年未満で容量を下げる場合、サービス変更手数料3,300円(税込)が発生することがあります。
- J:COM電力を含むセットプランからJ:COM電力を含まないセットプランへの変更
- 供給開始日もしくは契約内容変更から1年未満で、契約容量を減少する契約・容量変更(増加する場合や1年以上経過している場合は無料)
容量変更は乗換前に済ませておくようにしてください。
②違約金がとにかく高い!
J:COMまとめて解約しようと思ったら解約手数料がかなり高い!契約更新月まで待てばかからないようだけど、忘れてしまいそうで納得できません。
40代男性・4人世帯
さらに、違約金がとにかく高いという点もデメリットとしてあげられます。
J:COM電力の契約の場合、契約期間にかかわらず違約金は発生しません。
しかし、J:COMの他のサービスには長期プランの場合解約金が発生する場合があります。期間を満たさずに解約すると違約金が発生するため注意が必要です。
以前は「電力セット割」という、他サービスとのセットプランが提供されていたため、J:COM電力を解約するときに高額な違約金が発生してしまい、悪い評判が続出していました。
現在、電力セット割の提供はなく、違約金が発生することはないので安心してください。
<スマートお得プラン>
- 一戸建て:2年未満での解約で20,000円
- 集合住宅:→1年未満での解約で10,000円
<スマートもっとお得プラン>
- 一戸建て
13ヵ月未満での解約で35,000円
13カ月以上25カ月未満の解約で25,000円
25カ月以上36カ月未満の解約で15,000円 - 集合住宅:→2年未満での解約で25,000円
<スマートお得プランミニ>
- 一戸建て:2年未満での解約で8,500円
- 集合住宅:1年未満での解約で3,500円
<スマートお得セレクト>
- 一戸建て
①テレビ・ネット・電話 or テレビ・ネットで契約している場合、2年未満での解約で15,000円
②テレビ・電話で契約している場合、2年未満での解約で4,500円 - 集合住宅
①テレビ・ネット・電話 or テレビ・ネットで契約している場合、1年未満での解約で10,000円
②テレビ・電話で契約している場合、1年未満での解約で3,500円
<NETパック>
- 一戸建て:2年未満での解約で8,500円
- 集合住宅:1年未満での解約で8,500円
<NET特別パック>
- 一戸建て:2年未満での解約で8,500円
- 集合住宅:1年未満での解約で8,500円
<スマートお得オンデマンド>
- 一戸建て
①テレビ・ネット・電話 or テレビ・ネットで契約している場合、2年未満での解約で15,000円
②テレビ・電話で契約している場合、2年未満での解約で4,500円 - 集合住宅
①テレビ・ネット・電話 or テレビ・ネットで契約している場合、1年未満での解約で10,000円
②テレビ・電話で契約している場合、1年未満での解約で3,500円
③電気使用量が少ないとメリットが少ない
電力会社乗り換え検討中です。J:COM電力は大手と同じ料金プランで電力料金を割引とのこと。分かりやすいのはいいけど、1人暮らしで月に200kWhも使わないから却下。CDエナジーかテラセルがよさそう。
20代男性・1人世帯
J:COM電力の料金プランは、大手電力会社よりも電力料金が割引されており、特に300kWh以上の料金単価が安くなっています。
電気をあまり使わない世帯では電気料金があまり安くならないので、他の新電力の方がおすすめです。
良い口コミ・評判
続いて、良い評判についても紹介していきます。
①電力使用量が多いと電気代を大幅に節約可能
電気使用量が多いご家庭では電気代を大幅に節約することが可能です。J:COMの従量プランでは301kwh以上だと10%も割引されるので、電気を多く使うご家庭にとってはうれしいメニューとなっています。
~120kwh | 0.5%割引 |
121kwh~300kwh | 1%割引 |
301kwh~ | 10%割引 |
②初期手数料が0円
J:COM電力を契約する際、工事費や手数料などは発生しません。
実は、以前は事務手数料として3,300円(税込)が発生していましたが、現在は初期手数料0円となっています。
J:COM電力のみ使用する場合、初期費用も解約手数料もかからないので、気軽に乗り換えできると言えます。
J:COM電力より電気代が安くなる!おすすめの電力会社
ここからは当サイトからのお申し込み件数が多い電力会社をご紹介します。
①TERASELでんき(テラセルでんき)
TERASELでんきは伊藤忠エネクスグループが提供する新電力で、料金設定が大手電力会社よりも安い点が特徴です。
TERASELでんきには、電気使用量が多いファミリー世帯もあまり電気を使わない単身世帯も電気代がお得になるプランが用意されています。
毎月電気を121kWh以上使うご家庭であれば、大手電力会社よりも電気代を節約することができます。
また、TERASELでんきは電気代に応じて楽天ポイントが貯まる(200円につき1ポイント)ので、楽天ユーザーの方にもおすすめです。
楽天ユーザーであれば楽天でんきのほうがお得なのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、楽天でんきは値上がりしているため、今電気代が高くてお悩みの方やこれから電力会社を切り替えようと考えている方は楽天でんきよりもTERASELでんきの方が圧倒的におすすめです。
TERASELでんきでは、新規契約者向けに選べる7つの特典を用意しています!2024年6月14日現在、期間限定の選べる特典ポイント5倍キャンペーン中です!
- 楽天ポイント2,000ポイント⇒8/31まで10,000ポイント
- PayPayポイント2,000ポイント⇒8/31まで10,000ポイント
- Amazonギフト券2,000ポイント⇒8/31まで10,000ポイント
- Apple Gift Card 2,000ポイント⇒8/31まで10,000ポイント
- Huluチケット2ヶ月分
- Stock point 2,000ポイント
- 電気料金の2%相当を寄付
ポイント5倍のキャンペーンは2024年8月31日までとなっています。特典の詳細は、TERASELでんき公式サイトでチェックしてみてくださいね。
②東京ガスの電気
東京ガスは、関東で都市ガスの供給を行っている大手ガス会社です。長年のガス供給の実績があるため信頼でき、ガスとのセット割で光熱費をまとめて安くできる新電力として人気を集めています。
一般的な家庭向けの料金プランは、基本料金は東京電力と同様で、電力量料金が割引されています。電気の使用量が多い家庭ほど割引額が多きなるのでおすすめです。
オール電化向けのプランや、実質的に再生可能エネルギー由来の電気を使える「さすてな電気」も用意されています。ライフスタイルに合わせてプランを選べるのは嬉しいですね。
③大阪ガスの電気
関西で都市ガス供給を行う「大阪ガス」の電力事業です。大手ガス会社の信頼感と、大手電力会社からの乗換で電気代が安くなる料金プランで人気を集めています。
都市ガスやネットと一緒に契約すると、セット割引が適用できてさらにお得です。
Amazonプライムの年会費が付いた「スタイルプランP」や、電気代に応じてdポイントが最大6%還元される「スタイルプランd」など、ライフスタイルに応じて選べる豊富なプランが用意されています。
主な供給エリアは関西電力エリアですが、一部の料金メニューは北海道・東北・中部・北陸・中国・四国・九州電力エリアでも契約できます。
④CDエナジーダイレクト
CDエナジーダイレクトの特徴は、電気使用量関係なく電気代が安くなる点。
多くの新電力は電気をたくさん使うファミリー向けの料金プランを提供していますが、電気使用量が少ない家庭がメリットを得られるプランを提供している新電力はあまりありません。
しかしCDエナジーダイレクトには、一人暮らし世帯でも電気代が安くなるプランがあります。(※実際の割引額については電気・ガスのご利用状況や燃料費調整額、原料費調整額によって変動します。)
供給エリアが東京エリアだけというのは、大きなデメリットではありますが、逆を言えば東京電力エリアにお住まいの一人暮らしの方でCDエナジーに契約しないのは損をしているということです…。
もちろん、CDエナジーには一人暮らし向けのプラン以外にも魅力的なプランがあるので、東京電力エリアにお住まいの方はぜひ一度チェックしてみてください。
J:com電力の電気料金プラン
J:COM電力の電気料金プランについて、詳しく解説していきます。
従量メニュー
このメニューは、大手電力会社の通常の電気料金と同じく、基本料金と従量料金から電気代が算出されます。
基本料金は地域の大手電力会社と変わりませんが、従量料金の価格設定が異なっています。従量料金とは、使用した電力量によって価格が変化し、〜120kwh、121kwh〜300kwh、301kwh〜の3つ段階に分けられています。電気使用量が多くなればなるほど電気代が割高になるという仕組みです。
J:COM電力では、従量料金が従来の大手電力会社に比べて割引されるので電気代が安く抑えられます!
~120kwh | 0.5%割引 |
121kwh~300kwh | 1%割引 |
301kwh~ | 10%割引 |
上の表の通り、どの段階でもJ:COM電力の方が安くなるという結果に。
特に、301kwh~の段階では-10%と大きな割引率に設定されているので、電力使用量が多いご家庭であれば電気代をかなり節約することができるでしょう。
この割引率はどこのエリアでも一律で変わらないので安心してください。
オール電化向けメニュー(現在は受付停止中)
こちらはオール電化のご家庭向けの、夜間の電気代が割安に設定されているメニューです。
大手電力会社のオール電化プランに則して作成されています。しかし、J:COM電力では大手電力会社がすでに提供を中止したプランも提供しているので、様々なプランから最適な選択することが可能です。
おおよそ、大手電力会社が提供する価格の2%割引された価格を提供しているので電気代を確実に節約することができます。
J:COM電力は本当にお得?料金シミュレーション
J:COM電力に変更したら、本当に電気料金が安くなるのでしょうか?シミュレーションで確認してみましょう!
関東エリア
1~2人家族 30A 150kWh | 3人家族 30A 350kWh | 4人家族 40A 450kWh |
-181円 | -1,717円 | -4,183円 |
関西エリア
1~2人家族 30A 150kWh | 3人家族 30A 350kWh | 4人家族 40A 450kWh |
-166円 | -1,644円 | -4,007円 |
九州エリア
1~2人家族 30A 150kWh | 3人家族 30A 350kWh | 4人家族 40A 450kWh |
-159円 | -1,475円 | -3,578円 |
下関エリア
1~2人家族 30A 150kWh | 3人家族 30A 350kWh | 4人家族 40A 450kWh |
-172円 | -1,687円 | -4,078円 |
札幌エリア
1~2人家族 30A 150kWh | 3人家族 30A 350kWh | 4人家族 40A 450kWh |
-215円 | -2,310円 | -5,354円 |
仙台エリア
1~2人家族 30A 150kWh | 3人家族 30A 350kWh | 4人家族 40A 450kWh |
-170円 | -1,641円 | -4,002円 |
地域ごとにシミュレーションした結果が上の表のとおりです。どの地域でも一貫して電気代が安くなるとう結果になりました。
電力使用量が多いご家庭では、最大で5,000円以上も電気代を節約できるケースもあるので、乗り換えによるメリットが大きいといえます。
J:COM電力の申し込み方法
Jcom電力にはWebから申し込みが可能です。
申し込みが完了すると、カスタマーセンターから電話がかかってきて、間違いがないかの最終確認が行われます。
問題なければ申し込み後3週間程度で供給が開始されます。
J:COM電力の最新キャンペーン情報【10月更新】
2023年現在、J:COM電力で実施されているキャンペーンはありません。
まとめ
J:COM電力はJ:COMに加入をしている方、オール電化のご家庭、そして電力使用量が多い方にとっては魅力的と言えます。
しかし、それ以外の方からすると手数料や違約金・解約金がかかるなど、メリットが少ないのが現実です。
この記事を参考に、J:COM電力が自分のご家庭にフィットするのか検討してみてください。また、他の電力会社でも乗り換えることで電気代を節約することができるかもしれません。この機会に一度他の電力会社を比較してみることもおすすめです。
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