引っ越しの作業で何かと後回しにしがちな電気やガスの手続き!
引越し当日になって、使用停止や新居での申し込み手続きを忘れていた…!という経験がある方も多いのではないでしょうか。
筆者もまさにその経験をしました…しかも2回も…!
電気やガスの使用停止の手続きを忘れてしまうと、無駄な費用がかかったり、引越し先で電気・ガスが使えなくなってしまいます。
筆者のように残念すぎる経験をしないようにも、引っ越しの際に必要な電気やガスなどのライフラインの手続きについて徹底的に解説していきます。
みなさんは注意してくださいね!
引っ越し時の電気の手続きと注意点
引っ越しの際には電気の手続きが必要不可欠。手続きをしないと、きちんと電気が止まっていなかったり、使用できないこともあります。
この手続きには、大きく分けて電気の使用を停止する手続きと、新しい住居での使用手続きという2つのステップがあります。ここからはそれぞれのステップに関して詳しく見ていきましょう。
①使用停止の手続き
引っ越しをする際は、まず電気の使用停止手続きを行う必要があります。この手続きを行わないと、引っ越しの当日ではスムーズに電気の使用停止を行うことができない可能性があります。引っ越しの日にちが確定したら早めに電力会社に手続きをするようにしましょう。
具体的にいつ頃手続きすればいい?当日は大丈夫?
引っ越し前から余裕をもって使用停止の手続きをすることが大切ですが、具体的にはいつ頃から手続きをするのがベストなのでしょうか。
答えは、1〜2週間前です。1ヶ月以上前だと電力会社によっては対応をしてくれない場合があるので注意が必要。
中には「当日まで電気の使用停止手続きを忘れていた!」という方もいるかもしれませんが、最悪当日の連絡で大丈夫な場合もあります。ただし、使用停止が間に合わない場合もあるので早めに使用停止の手続きをしてください。もし当日になってしまった場合は、引っ越し作業の終了後にブレーカーを落とすことを忘れないようにしましょう。
手続きの手順
電気使用停止の手続きには、電話とWEBの2種類の方法があります。
年末年始や3月4月などの引っ越しの繁忙期には、電話での手続きが混雑することも考えられるので、WEBでの手続きがおすすめです。
手続きをする際は、電話でもWEBでも手続きの際に必要となる情報があるので事前に準備をしましょう。
最後のお客様番号がイマイチわからない方もいるかもしれませんが、こちらの番号は使用を停止する上で必須となります。お客様番号そのものは毎月の検針票に載っているので、手続きの際はお手元に用意しておきましょう。
また、同じ電力会社に再度契約する場合は、引っ越し先での利用開始日も伝えることになります。
使用停止当日の流れ
当日には電力会社の方が訪問して、その日までの電力料金を計算してくれます。そちらの料金を払って使用停止の手続きは完了です。
また、当日に料金を支払うことができない場合や、職員の方がこれない場合は、クレジットカードや口座振替などでも対応可能です。
②使用開始手続き
この使用停止手続きと平行して行わなければならないのが使用開始手続きです。
こちらも使用停止の手続きと同じように、引っ越しの前段階から手続きをすることが大切。実際、「当日まで使用開始の手続きをするのを忘れていたのに、新居でも問題なく電気が使えた」という経験をした方も多いかもしれません。
ただし、スマートメーターがすでに設置された家に引っ越しをされる方は、事前に申し込みをしないと電気を使うことができないので注意が必要。スマートメーターが設置されていれていれば電力の使用状況をデジタルで計測することができるので、遠隔の場合でも電力供給の管理が可能になります。
そのため、スマートメーターの設置された家では、新規で電力会社との契約をしない限り電力供給が電力会社側でオフされているので電気を使うことができません。
使用停止と同じタイミングで電力会社への使用開始手続きを進めるようにしましょう。
具体的にいつまでに手続きが必要?
明確にいつまでという期間はありませんが「引っ越しの日程が決まったらすぐ!」申し込みましょう。
というのも、先ほども説明したように、事前に申し込みをしていなければ、当日に電気を使用できないとう最悪の事態をまぬがれます。
仮に「手続きを忘れていた!」という場合でも、当日の午前中に連絡をすれば午後までには電気が開通するというケースもあるようです。
しかし、電力会社の営業外の日程や、引っ越しの繁忙期になると当日までの開通が難しく、電気を使えない夜を迎えてしまうかもしれません。
「当日がダメなら数日前までにしとけばいいか」と考えがちですが、あまりおすすめできません。なぜなら、使用開始日ギリギリの申し込みでは契約できる電力会社が限られてしまうからです。
2016年の電力自由化によって、私たちは様々な電力会社から自分たちのライフスタイルに合わせて、好きな電力会社と契約できるようになりました。つまり、この引っ越しのタイミングとは新しく電力会社・新電力に乗り換える絶好の機会ともいえます!
新電力の中には、事前の申し込みで引越し当日から契約できるものもあります。
申し込み予定の新電力が当日からいきなり利用できるのか各新電力の公式ホームページで確認しておきましょう!
電力自由化のメリット・デメリット!新電力の乗り換えは損か得か
引越し後に電力会社に乗り換えたい場合は?
引っ越し後に電力会社を乗り換えることも可能です。その場合は、引っ越し先でまずは大手電力会社と電気の契約をしましょう。
このとき、大手電力会社との契約を忘れると電気を使えなくなる可能性があるので注意が必要です。大手電力会社との契約ができたら、あとはご家庭で新しく乗り換える電力会社を探して見つかり次第乗り換え手続きを行えば完了です。
電力会社・新電力の選び方は?
引っ越しのタイミングで新しい電力会社に乗り換えることがおすすめと言うことはわかったけど、どの電力会社を選べばいいのか迷われる方も多いのではないでしょうか?
現在、電力事業をしている企業は500社以上もあるんです!。
これらの企業はそれぞれ違いを生み出すため、様々なプランやサービスを提供して差別化を図っています。電気使用量が多いご家庭向けや夜間の電気使用量が多い方向けなど、その種類は数え切れません。
しかし、このようにプランが多いということは、自分のライフスタイルにぴったりの電力会社があるという一方で、ライフスタイルに合わない電力会社を選ぶと電気代がむしろ高くなってしまうこともあるということ…。
新電力選びで失敗しないために、料金プランだけではなく、キャンペーンやサービス内容も忘れず比較しましょう。
引っ越し先でも契約できるおすすめの新電力3選
ここでは、数々の電力会社を見てきた私がおすすめの新電力をご紹介。どれも引っ越しのタイミングで乗り換えのできる電力会社なので、参考にしてみてください。
①エルピオでんき
エルピオでんきはとにかく電気代を安くしたい方におすすめな新電力。業界最安値の電気代に加え、ガスとセットで申し込むことで光熱費を大幅に節約することが可能です。
エルピオでんきは引っ越し当日の5営業日前までに申し込みをすれば当日から電気を使用することができます。
供給エリアは、関東・東北・中部・北陸・関西・中国・四国・九州となっており、比較的幅広いエリアで申し込み可能です。
エルピオでんきは口コミが悪い?安いと評判の料金プラン・最新キャンペーン情報
②ENEOSでんき
ENEOSでんきは電気使用量が多いご家庭向けのプランを提供する新電力。大家族や、ペットを飼っているような電力使用量の多いご家庭であれば、電気代を大幅に節約できます。
また、ENEOSでんきは事前の申し込みで引っ越し当日から電気を使うことができるだけでなく、他の電力会社の電気を使用したあとからでも切り替えることができます。
仮に、引っ越し当日から数日は他の電力会社からの電気を使用して、その後ENEOSでんきに切り替えた場合、引っ越しをしてからENEOSでんきに切り替えるまでの期間をさかのぼって料金プランが適用されます。
つまり、お申し込みを忘れていても後から契約すれば問題なし!新電力に乗り換えたかったけど忘れていた…という方にもおすすめです。
ENEOSでんきは値上げして料金高騰でやばい?最新料金表と口コミをチェック
③CDエナジーダイレクト
こちらは電気だけでなくガスの料金も安くなるお得な電力会社。東京電力と東京ガスよりも確実に安くなるのがおすすめポイントです。
新電力の中では珍しい、一人暮らしの方でも安くなる料金プランもあります。
さらに、電気料金100円ごとにポイントが貯まるのでとってもお得!
しかし東京電力エリア内しか契約ができないというデメリットもあります。
裏を返せば、東京電力エリアにお住まいの方なら乗り換えで電気代が安くなるということ!ぜひ検討してみてください!
【CDエナジーダイレクトの評判・口コミ】一人暮らしでもガスとのセット割でさらに電気代が安くなる!
まとめ
今回は引っ越しの際の電気の手続きをご紹介しました。
引っ越しの際は何かと忙しいですが早めに電気の手続きをすることが重要です。早めに手続きをすることで、引っ越し当日から電気が使えないと行ったリスクを回避できます。
さらに、より電気代を安くできるかもしれない新電力への乗り換えも行いやすくなります。
引っ越しは電力会社を乗り換える絶好のチャンス!
この機会にご自分のご家庭に最適な電力会社を探してみてはいかがでしょうか?