「太陽光発電の導入を検討しているけど、設置費用が高すぎるから我が家では無理だ…」
このようにお悩みの方には「ほっとでんき」への契約がおすすめ。なんと、ほっとでんきを利用すると太陽光発電を0円で導入することができます。さらに、電気代が最大20%割引になるので、電気代も大幅に節約することが可能です!
とはいっても、正直0円で太陽光発電が設置できるなんて怪しくないですか…?
そこで今回は、0円で太陽光発電を設置できる仕組みをわかりやすくご紹介。さらに、ほっとでんきのメリットから契約前に確認すべき注意事項まで余すことなくお伝えしていきます。
ぜひ怪しいサービスなのか、本当にデメリットはないのか、判断材料にしてください。
この記事は、
・ご家庭に太陽光発電を設置できるスペースがある方
に向けた記事となっています。この条件にクリアできない場合は残念ながらほっとでんきに契約することはできません。しかし今回条件に当てはまらなかった方も安心してください。
現在、太陽光発電を導入する際に補助金制度を使用することで、比較的安い価格で導入することが可能です!補助金なども合わせると100万円ほどから太陽光発電を導入することができます。
ご自宅に太陽光発電を設置しようと思っている方は、こちらの「太陽光発電の国による補助金制度はなくなったが各自治体で続いている」という補助金の記事をチェックしてみてください。
※「ほっとでんき」は新規の申込受付を2022年6月30日に停止しています。
ほっとでんきよりもハチドリソーラーの方がお得!
「ハチドリソーラー」は、太陽光リースモデルを採用した0円ソーラーです。PPAモデルを採用しているほっとでんきとは、以下の点で異なります。
ハチドリソーラー (太陽光リースモデル) | ほっとでんき (PPAモデル) | |
初期費用 | 0円 | |
設置可能エリア | 全国 (一部離島を除く) | 東京・中部・関西・九州電力エリア |
契約期間 | 10~15年 | 10年 |
保守修理費用 | 0円 | |
発電した電気 | 契約者のもの | ほっとでんきのもの |
家庭で消費する電気 | 発電した電気は使い放題 不足分は電力会社(指定なし)から購入 | ほっとでんきから購入 |
余剰電力 | FIT制度期間中も 売電収入を契約者が得られる | FIT制度期間中は ほっとでんきのもの |
毎月の支払 | 月々定額のリース料金 | 電気料金が20%OFF |
契約終了後 | 太陽光発電システムが契約者に譲渡される |
初期費用・保守点検費用が0円で、契約終了後は太陽光発電システムをもらえるという点は同じです。
大きく異なるのは、太陽光発電された電気が誰ものになるかという点。ハチドリソーラーの太陽光リースなら、月々定額のリース料金を支払うことで、発電した電気は契約者のものになります。
「FIT制度」により、太陽光発電システムを設置してから最初の10年間は、買取価格が保証されます。この期間の買取価格は、FIT制度を使用しないで電力会社に売電する際の価格よりも高めに設定されています。つまり、最初の10年間が最も売電収入が高く安定して得られるということです。
ほっとでんきの場合、最初の10年間は契約期間となるため、売電収入を得ることはできません。ハチドリソーラーなら、FIT制度期間中の10年間にも売電収入を得ることができます!
さらに、ハチドリソーラーは設置可能エリアが全国(一部離島を除く)となっています。ほっとでんきではエリア外になってしまう地域にお住まいの方でも利用可能です。
ただし、電気使用量がかなり少ない家庭の場合、ハチドリソーラーの方が損になることがあります。電気料金よりリース料金が高くなってしまうためです。電気の使用量は少ないけれど、初期費用0円で太陽光発電を使用したいという方は、ほっとでんきで電気料金が20%OFFになった方がメリットがでるでしょう。
昼間の電気使用量が多い方・月々の支払は定額が良い方に、ハチドリソーラーはぴったりです。
ほっとでんきとは?利用するべきメリット
運営会社 | TRENDE株式会社(東京電力グループ) |
設置可能エリア | 東京・中部・関西・九州電力エリア |
ほっとでんきとは、東京電力グループである、TRENDE株式会社が運営する電力会社です。
ほっとでんきの最大の特徴は、太陽光発電システムを0円で設置できること。さらに、電気代が最大20%割引になったりと、多くの方から注目を集めています。ほっとでんきの2つの特徴を詳しく確認していきましょう。
特徴①太陽光発電システムを0円で設置!
通常、ご家庭に太陽光発電を導入する場合、100~200万円の費用がかかります。
しかし、ほっとでんきと契約すると、太陽光発電を無料でご家庭に導入することができます!
また、設置費用だけでなく、故障の際などのメンテナンス費用も全て0円!金銭面は気にせず、安心して太陽光発電システムを導入することができます。
なぜかというと、設置をするご家庭は、ほっとでんきが所有する太陽光発電の設置場所(屋根)を提供している形になるからです。そのため、太陽光発電の所有権はほっとでんき側にあります。しかし、契約期間が終了するとご家庭に無料で譲渡されるので、実質0円で太陽光発電を設置することができるというわけです。
特徴②電気代が最大20%割引に!
ほっとでんきのもう1つの大きな特徴は、電気代が最大20%も割引される点。
ほっとでんきでは、お住まいの地域の電力会社の電気代から最大20%割引された価格で電気を買い取ることが可能です。
仮に、毎月の電気代が10,000円だとすると、ほっとでんきに乗り換えることで8,000円になります。つまり、毎月電気代を2,000円も節約できるということ!年間に換算すると、24,000円も電気代を削減することが可能です。
電力会社を乗り換えるだけで、これまでと同じ生活をしていても毎年24,000円も節約できてしまうのはとても有益な特徴です。
【怪しい?】太陽光発電システムを0円で設置できる仕組み
ほっとでんきの特徴をお伝えしてきましたが、太陽光発電を0円で設置できることに疑問を感じている方も多いのではないでしょうか?
「通常100万円~200万円の費用がかかる太陽光発電を無料で設置できるなんて怪しい…」このように感じても無理もありませんが、この0円で設置できる理由にはからくりが存在します。
それは、契約期間の間は太陽光発電の所有権はほっとでんきの運営会社であるTRENDE株式会社にあるということ。つまり、契約期間中は太陽光発電設備は、自分のものではない!ということです。
あくまで、ご契約された方は太陽光発電を設置する場所を提供するだけなので、0円で太陽光発電を導入することが可能なのです。
そのため、太陽光で発電した電力をご自宅で使用することはできますが、太陽光発電で発電した電力はほっとでんきの所有となるので、ほっとでんきから買い取るという形になります。
しかし、買取の際は、前述したように最大20%引きの料金で電気を使うことができます。この20%の割引が設置場所を貸している分の賃料というわけです。
契約終了後は太陽光発電システムは自分のものに!
しかし、ここまでの話を聞いて、
「電気代は安くなっても、発電した電力は無料で使うことはできないのか…」と少し落胆した方もいるかもしれません。
ですが、安心してください。太陽光発電がほっとでんきの所有物であるのは契約期間中の話であって、契約終了後には太陽光発電システムは自分の所有物となります!
ほっとでんきの契約期は10年または20年です。つまり、最短10年で、設置費用0円の太陽光発電をご自宅に設置することができるのです!
もちろん契約終了後も、太陽光発電で発電した電力をご自宅で消費することができ、ご自宅で使い切らずに余った電力は電力会社に販売することで売電収入を得ることも可能です。
太陽光発電のパネルそのものの寿命は約30年ほどと言われています。そのため、10年で契約した方は残りの20年を、20年で契約された方であっても残りの10年間を太陽光発電の電力を使って生活することができます!
ひとつ注意点なのですが、契約終了後は太陽光発電の設備はご自分のものとなりますので、故障やトラブル時のメンテナンス費用は自己負担となります。ただし、契約終了後は、ほっとでんきの運営会社であるTRENDE社がお得な価格でメンテナンスを行ってくれるアフターケアもついているので安心です。
PPAモデル(ほっとでんき)を利用しない方がお得なパターンはある?
前述の通り、ほっとでんきを含むPPAモデルは、事業者が太陽光発電の設備を管理し、その間契約者は事業者に自宅の屋根などを貸すことによって電気代が割引されたり、契約終了後に太陽光設備をもらうことができたりするサービスです。
しかし、電気代が高騰している今、PPAモデルを利用するよりもご自身ではじめから太陽光発電を設置して、発電した電気をすべて自家消費した方がトータルで考えてお得な可能性が高いです。
ご自宅の屋根やカーポートに太陽光パネルを設置する場合、どのくらいの初期費用がかかるかまず見積もりをして、その後、回収シミュレーションを行い、最終的にどちらを選ぶか比較するのが一番お得な方法です。
ソーラーパートナーズ公式サイトはこちら
ほっとでんきの選べる2つのプラン
ほっと10 | ほっと20 | |
電気の割引率 | 10% | 20% |
契約期間 | 10年 | 20年 |
初期費用 | 0円 | 0円 |
メンテナンス費用 | 0円 | 0円 |
おすすめな人 | 設備を早く自家所有して、自家消費や売電することで収益を得たい人 | 長い期間電気代を節約することで、光熱費を長期的に節約したい人 |
ほっとでんきでは、契約期間が10年の「ほっと10」と、契約期間が20年の「ほっと20」の2種類のプランを展開しています。
2種類のプランでは、契約期間もですが、電気の割引率も大きく異なります。「ほっと10」では電気代が10%割引なのに対して、「ほっと20」では電気代が20%割引に設定されています。
そのため、より大幅に電気代を節約したいと考えている方には「ほっと20」のプランがおすすめ。20年間、家の電気代が20%割引になるので安定して、大幅に光熱費を節約することが可能です。
一方で、太陽光発電をなるべく早く自分のものにして、自家消費や売電収入を得ようと考えている方は「ほっと10」のプランがおすすめです。
ただし、太陽光発電で発電した電力を売電する場合には注意が必要です。なぜなら、設置から10年経過した太陽光発電の電気は高い値段で買い取ってもらえなくなるからです!
太陽光発電で発電した電気を販売する際には、固定買取価格制度(FIT)と呼ばれる国が定めた固定の値段で電気を買い取ってもらえる制度が適用されます。
このFIT制度のおかげで、太陽光発電は安定した売電収入を得ることができていたのです。しかしながら、このFIT制度が適用されるのは設置から10年間です。つまり、ほっとでんきとの契約が終了した時には、FIT制度は適用されないのです。
FIT制度が終了した後も電気の売電をすることは可能ですが、FIT制度で買い取られたいた単価よりも大幅に安い値段で電気を買い取られることになるので売電収入を見込むことはできません。
具体的に見てみると、現在のFIT制度では、1kWhあたり21円で買い取られていますが、FIT制度終了後は、半分以下の10円程度まで下がると言われています。
ただし、発電した電気を全て自家消費することのメリットは大いにあります。なぜなら、自宅で消費する電力のほとんどを太陽光発電でまかなうことが可能だからです。仮に5kWの容量の太陽光発電設備を設置すれば、一般的な4人家族の一か月分の消費電力ほどは発電することができる計算です。
つまり、毎月の電気代がほぼ0円になるということ!もちろん発電量は天候に左右されるため、完全に0円にすることは難しいですが、電気代の6~8割程度は太陽光発電でまかなうことができるでしょう。
しかし、これは太陽光発電に蓄電池を合わせて設置した場合です。蓄電池を設置することで、太陽光発電が発電することのできない夜間であっても昼間に発電した電気を溜めて使用することができ、
自家消費で十分電気代を節約することができます。ちなみに蓄電池を導入するためには、追加で100万円ほどの費用が必要です。蓄電池の設置費用に関しては自己負担となりますが、国や自治体の補助金制度を使えば、価格を抑えて設置することが可能です。
蓄電池の費用やメリットデメリットは、「太陽光発電と蓄電池を一緒に設置するメリットと問題点【2020年度の補助金制度は?】」で記載していますので参考にしてみてください。
最後に簡単にまとめると、
蓄電池を導入する余裕のある方 ↓ ほっと10 | 安定して光熱費を安くしたい方 ↓ ほっと20 |
おすすめの方は上記のようになります!ご家庭の状況によって最適なプランを選んでください。
ほっとでんき契約前に確認しておきたいデメリット・注意事項
ほっとでんきに契約することで、0円で太陽光発電を設置できたり電気代が安くなるなど、嬉しい特典が盛りだくさんですが、注意事項もいくつかあります。ここでは契約前に必ず知っておくべき注意事項をご紹介していきます。
①途中で解約すると解約金が発生する
一番注意しなければいけないことは、契約期間中にほっとでんきとの契約を破棄すると解約金が発生するという点です。
ほっとでんきに契約する際には、最低でも10年、もしくは20年の契約が必要です。仮に、契約期間内に何らかの理由で太陽光発電を取り外したいとなった場合は、中途解約金が発生します。
仮に、「ほっと10」のプランで5kWの太陽光発電を契約しているとすると、設置して9年目に解約すると11万円、5年目に解約すると56万円、1年目に解約するとなんと101万円もの解約金がかかることに!
途中で解約すると多額の解約金を払うことになるので、設置の導入は慎重に検討してください。
②審査を通過しないと契約できない!
実は、ほっとでんきは誰もが契約できるわけではありません。
ほっとでんきは、太陽光発電を設置することを前提としているので、太陽光発電を設置するのに十分な面積の屋根がなかったり、日当たりが悪いご家庭では契約することができません。
また、集合住宅にお住まいの方なども基本的には契約はできないものと考えてください。
③お支払い方法はクレジットカードのみ
ほっとでんきのお支払いは基本的にクレジットカードのみとなっています。
しかし、どうしても口座振替でのお支払いを希望する場合は事前にほっとでんきに相談すことができるので、契約時に伝えておきましょう。
まとめ
ほっとでんきのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
- 途中で解約すると解約金が発生する
- 審査に通らないと設置できない
- 契約期間が終了するまで太陽光発電設備は自分の所有物にならない
- 0円で太陽光発電を設置できる
- 電気代が最大20%割引される
- 契約終了後は太陽光発電が自分のものになる→自家消費や売電収入を見込むことができる
デメリットとしては、解約金や審査に通らないと設置ができないことなどが挙げられます。しかしながら、太陽光発電を無料で設置できるメリットはとても大きなものでしょう。さらに、電気代も最大20%割引になるため、大幅な節約が可能です。
契約終了後には、太陽光発電のオーナーがほっとでんきからご契約者に変わるので、その後の自家消費や売電収入を見込むこともできます。
長期的に考えて、途中で解約する可能性がないご家庭は一度ほっとでんきへの乗り換えを検討してみるのがおすすめ。
一度公式HPでお問い合わせをしてみましょう。非常用の電力としても使用可能ですのでもしもの時の備えとしても最適ですよ。
通常の方法で太陽光発電の設置も検討している方は、以下の記事でおすすめの太陽光発電見積もりサイトを紹介しています。この記事を読んで、最適な見積もりサイトを見つけてお得に太陽光発電を設置しましょう。
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