太陽光パネルの購入を検討している方は、「ハンファQセルズ」という名前を一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。
ハンファQセルズは、もともとドイツで創業したQセルズグループを韓国のハンファグループが買収し2012年にサービスをスタートさせました。
高性能でありながら価格はかなり抑えられており、現在注目されている太陽光パネルです!
とはいえQセルズグループは一度倒産しており、また外国の製品であることから購入に不安を抱いている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ハンファQセルズグループの特徴や評判をご紹介します。実際の口コミを確認できれば、安心して購入を決められる方も多いはずです。
後半では太陽光パネルを導入する際におすすめの見積もりサイトについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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太陽光パネルメーカー「ハンファQセルズ」の特徴
ハンファQセルズは、2012年に韓国のハンファ・グループがQセルズを買収してサービスを開始した太陽光パネルメーカーです。
もともとQセルズは、1999年に創業しドイツのタールハイムに研究開発拠点を置く太陽光発電メーカーでした。
2000年代後半には世界シェアで1位の業績を誇りましたが、中国メーカーなど低価格製品との競争に破れ倒産し、ハンファグループに買収されます。
買収後は研究拠点をドイツに、生産拠点を人件費の安い中国、マレーシア、韓国に置きサービスを展開。2013年より、日本での事業もスタートしました。
ハンファQセルズの特徴は全部で4つです。
- 業界をリードする技術
- 優れた品質管理プログラム
- トップレベルの生産能力
- 人気の高い全負荷型蓄電池の蓄電池システム
業界をリードする技術
Qセルズの1番の特徴は、高性能なパネルを生産するための技術を保有していることです。
研究拠点であるドイツでは、豊富な研究開発費用で常に性能の向上や開発に努めています。
優れた品質管理プログラム
Qセルズのすべてのモジュールは、ドイツ最大の電気・電子技術協会VDEの品質テストプログラムを2011年から全ての生産ラインに導入しています。
国際電気標準会議IECよりも厳しい信頼性テストを実施しており、品質管理にも徹底して取り組んでいることがわかります。
トップレベルの生産能力
Qセルズは自動化された製造施設と最先端の生産実行システムの導入により、世界でも上位を争う生産能力を持っています。
売上や営業利益が上昇し続けているのは、この生産性の高さが理由のひとつです。
最も人気の全負荷型蓄電池の蓄電池システム
太陽光発電パネルと同時に蓄電池をセットで導入する家庭が増えています。
Qセルズでは人気の高い田淵電機のEIBS7を標準セットに組み込んでおり、売上増加に大きく影響しているポイントだと考えています。
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【Qセルズの太陽光パネルの評判・口コミ】コスパが良い!
次にQセルズの評判から、メリットやデメリットをまとめました。
良い評判・口コミ・メリット
評判や口コミからわかるQセルズの太陽光パネルのメリットは、以下の2つです。
- 比較的他社メーカーより安く設置でき、コスパが良い
- 出力保証が25年!
比較的他社メーカーより安く設置できコスパが良い
Qセルズの商品は欠陥が少なく耐久性に優れているのに、日本のメーカーより低価格であることが大きなメリットだといえます。
低価格で商品を提供できるのは、生産がオートメーション化され人件費の安いアジア圏で行われているからです。
ソーラーパネル・パワーコンディショナー・施工が全てひとつのパッケージになり、効率のよく生産されています。
出力保証が25年!
Qセルズは保障が充実しており、出力保証は25年と長期間サービスです。
詳しくは後半の見出しで紹介します。
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悪い評判・口コミ・デメリット
一方で、Qセルズの評判や口コミからわかるデメリットは以下の3つです。
- 海外メーカーなので撤退する可能性がゼロじゃなく心配
- 屋根の形状によっては設置できないこともある
- 一度倒産したことがあるため不安
海外メーカーなので撤退する可能性がゼロじゃなく心配
Qセルズは海外メーカーなので、日本での事業から撤退する可能性がゼロではありません。
購入後にもし撤退が決まれば、アフターフォローの内容に影響する場合もあります。
しかし売り上げはここ数年上昇しており、しばらくの間撤退の心配はないと考えられます。
屋根の形状によっては設置できないこともある
Qセルズの製品はパッケージ化して生産されるため、パネルの大きさや種類の数が少ないです。
設置するスペースが標準的な形でなければ、対応しない場合もあります。
とはいえQセルズは製品開発研究に注力しているので、今後はパネルの種類も増えてくると考えられます。
一度倒産したことがあるため不安
Qセルズは破綻した過去があるため、今後の業績に不安を感じる人もいるでしょう。
とはいえ現在の売上成績は好調で、しばらく倒産の心配はないといえます。
また日本の企業でも倒産の可能性はゼロではありません。
倒産歴があるとマイナスのイメージがつきやすいですが、あまり考えすぎる必要はありません。
ハンファQセルズの太陽光パネルの価格相場
ハンファQセルズの太陽光パネルの価格相場は、以下のとおりです。
Q.PEAK DUO-G6の価格相場
設置容量 | 相場価格 | 相場kW単価 |
4.26kW (12枚) | 109.6万円 | 25.7万円/kW |
5.33kW (15枚) | 129.4万円 | 24.3万円/kW |
6.39kW (18枚) | 146.2万円 | 22.9万円/kW |
ちなみにパナソニック(VBHN252WJ01)の価格相場は以下のとおりです。
設置容量 | 相場価格 | 相場kW単価 |
4.03kW (16枚) | 130.2万円 | 29.9万円/kW |
このように比較すると、国内の太陽光パネルより価格が低いことがわかります。
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Qセルズの太陽光パネル一覧
Qセルズで扱う太陽光パネルは、以下の6つです。
- Q.PEAK DUO-G9
- Q.PEAK DUO MS-G9
- Q.PEAK DUO-G6
- Q.PEAK DUO S-G6
- Q.PEAK DUO XS-G6
- Q.PEAK DUO BLK-G8
製品はすべて、
- 住宅用で最高レベルの発電力を誇るQ.ANTUM DUO Zテクノロジー搭載モデルを搭載
- ハイテク合金を用いたフレーム設計で、5,400hPaの積雪荷重と4,000Paの風圧荷重を実現
- 太陽電池モジュール製品保証12年、リニアウランディ出力保証25年
という特徴を持っています。
製品独自のメリットは、以下でご紹介します。
Q.PEAK DUO-G9
公称最大電力 | 355W |
大きさ | 1,030mm×1,673mm×32mm |
モジュール変換効率 | 20.6% |
質量 | 19.0kg |
この製品は、セル同士の感覚をなくしゼロギャップ技術を搭載しています。
優れた低照度特性と温度特性で、より高い発電量を実現したものです。
モジュール変換効率が、20%を超えることも特徴のひとつです。
Q.PEAK DUO MS-G9
公称最大電力 | 235W |
大きさ | 700mm×1,673mm×32mm |
モジュール変換効率 | 20.1% |
質量 | 13.7kg |
この製品はさまざまな屋根サイズにフィットし、優れた低照度特性と温度特性でより高い発電量を実現したものです。
モジュール変換効率も20%を超えています。
Q.PEAK DUO-G6
公称最大電力 | 355W |
大きさ | 1,030mm×1,740mm×32mm |
モジュール変換効率 | 19.8% |
質量 | 19.9kg |
この製品は住宅用で最高レベルの発電力があり、曇りや雨天時、高温時など、さまざまな設置状況において高い発電力を発揮します。
Q.PEAK DUO S-G6
公称最大電力 | 280W |
大きさ | 1,030mm×1,400mm×32mm |
モジュール変換効率 | 19.40% |
質量 | 17.0kg |
この製品は中型で幅広い屋根の形状にフィットするため、スペースを有効活用したいときにおすすめです。
Q.PEAK DUO XS-G6
公称最大電力 | 185W |
大きさ | 700mm×1,400mm×32mm |
モジュール変換効率 | 18.9% |
質量 | 12.0kg |
この製品は小型なのに出力が比較的高いことが特徴です。
Q.PEAK DUO BLK-G8
公称最大電力 | 340W |
大きさ | 1,030mm×1,740mm×32mm |
モジュール変換効率 | 19.0% |
質量 | 19.9kg |
この製品は太陽電池セルやフレーム、バックシートまで黒で統一し、屋根になじむデザインとなっています。
発電力の高さと美しさを両立した太陽光パネルです。
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Qセルズの太陽光パネルの保証内容は充実しているのか?
Qセルズには、4つの保証サービスがあります。
- 15年長期安心システム保証(無償)
- 25年長期出力保証(無償)
- 災害補償制度
- 日照補償制度
15年長期安心システム保証(無償)
システムに製造上の不具合や欠陥が見つかった場合に、修理や交換を行うための保証サービスです。
パワーコンディショナーが50KW未満の太陽光発電システムが対象となります。
25年長期出力保証(無償)
モジュールの出力に関わる保証サービスです。
初年度は97%、2年目以降は毎年0.6%の出力低下を下限に、出力の保証を行ってくれます。
災害補償制度
人工災害や火災、盗難などによってQセルズの製品が損害を受けた場合の保証サービスです。
連携した日からの10年間が保証期間となります。
日照補償制度
日照時間が起き、出力が不足の際の保証サービスです。
気象庁が公表する客観的なデータをもとに、保証の有無を判断します。保証期間は1年間です。
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太陽光パネルは見積もりして決めると失敗しない!
太陽光パネルを導入する際は、複数の業者の見積もりを取って比較することをおすすめします。
価格も安いものではなく長期にわたって利用することになるので、なるべく失敗を避けるべきだからです。
今回は、太陽光パネルの見積もりを取る際におすすめしたいサイト2社をご紹介します。
おすすめ見積もりサイト①タイナビ
タイナビは、株式会社グッドフェローズが運営しているサイトです。
見積もりサービス以外にも、契約後のアフターフォローのサービスも充実しています。
その他の特徴は、以下のとおりです。
- 認知度が高い
- 顧客満足度98%
- 最大5件までの一括見積もりが可能
- webからの問い合わせ可能
- 販売・施工会社の登録審査が厳しい
- ペナルティ制度あり
タイナビは自宅での見積もりをする訪問タイプか、電話やメールで見積もりをする簡易タイプを選択します。
独自の審査基準で販売・施工会社の登録審査を実施していており、評判の良くない業者は登録できません。
また業者の対応が悪い場合はすぐに取扱業者から登録を外すペナルティ制度もあるので、安心して利用できます。
認知度や顧客満足度が高く、利用者の多い見積もりサイトのひとつです。
おすすめ見積もりサイト②ソーラーパートナーズ
ソーラーパートナーズは、見積もり依頼件数4年連続で1位を獲得している見積もりサイトです。
特徴を以下にまとめます。
- 良質な業者のみと提携しており、登録審査通過率は9.8%
- 発電量のチェックなどアフターフォローも充実
- 一括見積もり件数は最大3件まで
- イエローカード制度あり
- 土日も対応可能
ソーラーパートナーズの最大の特徴は、登録業者がかなり厳しい条件をクリアしてきたものに限られるということです。
- 販売から施工まで一貫して担当
- 複数メーカー(3メーカー以上)から提案できる
- 施工実績100件以上
- メーカー保証に対応している
- 建築関連法規などの処罰実績がない
- 現場経験5年以上の現場監督が在籍
- 第2種電気工事士以上の資格保有者が在籍
という7つの条件に全て該当する必要があります。
また条件にもあるとおり登録業者は自社施工業者に限られているので、迅速な対応と低価格なサービスを受けられます。
もししつこいセールスや押し売りがある場合は、注意喚起や登録抹消となるイエローサービス制度を利用できます。
タイナビに比べて一括見積件数は少ないですが、その分高品質な業者に絞られておりどんな登録業者を選んでも安心してサービスを受けられるといえるでしょう。
Qセルズの太陽光パネルに関するよくある質問
ここではQセルズの太陽光パネルに関するよくある質問について解説します。
Qセルズはどこの国のメーカー?
Qセルズはドイツ研究拠点に置き、中国、マレーシア、韓国で生産をしている企業です。
2013年より、日本での事業をスタートしています。
Qセルズの太陽光発電の設置費用相場は?
Qセルズの太陽光発電の費用相場は80〜130万円であり、一般的な住宅用太陽光発電システムの費用と大差はありません。
とはいえ、海外メーカーであるQセルズの太陽光パネルは、国産メーカーと比較するとコスパが良く総合的にみると、コストを抑えて設置することができます。
Qセルズの強み・選ぶメリットは何?
Qセルズは高い技術開発力を強みに、高性能のパネル開発技術を有しています。また、ドイツ最大の電気・電子技術協会VDEの品質テストプログラムを2011年から全ての生産ラインに導入しており、徹底した品質管理が特徴的です。
海外メーカーではありますが、高性能であることや保証内容が充実していることから日本でも人気のパネルメーカーっとなっています。
まとめ
今回はハンファQセルズの太陽光パネルにおける特徴や、評判をご紹介しました。
Qセルズは高性能でありながら価格を安く抑えることに成功しており、今後も売上が伸び続ける製品であると考えます。
製品の数がまだ少ないため全ての家庭が対象となるわけではないですが、研究開発に注力しているQセルズなら商品のラインナップが増加するまでそう遠くはないでしょう。
またQセルズの太陽光発電パネルをお得に導入するには、業者の選び方が重要となります。
タイナビやソーラーパートナーズなどの見積もりサイトを上手く活用して、少しでも費用を抑えて導入しましょう。
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