太陽光発電投資でトラブルはないの?【太陽光発電投資Q&A】

太陽光発電投資は、売電収入を得られますし消費電力を抑えることができる、メリットの多い投資物件及び設備です。しかし、これから太陽光発電投資を始める方にとって、メリットだけでなく、デメリットやリスクについても把握しておきたいと考えるものです。

また、それだけでなく太陽光発電のシステムや、業者に関するトラブルについても知っておきたいと感じるでしょう。しかし、売電収入の計算シミュレーションなどと違い、トラブルに関しては調べ方が分からないところも多く、不明点が残りやすいです。

今回は、太陽光発電投資を始める上で気になる、トラブルの種類や概要について説明・紹介します。また、トラブルと一言で表しても、システムなど機械的トラブルや災害関係、ご近所や業者とのトラブルなど様々です。

ですから、状況別に分けてトラブルを紹介しますので、参考にしつつ太陽光発電の準備を行ってみてください。

災害が原因になるトラブルもある

太陽光発電を始める時は、災害に関する保険加入や周辺環境と災害の影響について、念入りに準備を行うことが大切です。太陽光発電設備は、火力発電などと比較して軽量且つ、クリーンなエネルギーシステムです。

しかし、だからといって災害に強いかは別です。2018年は、台風が本州に直撃し、各地で住宅用太陽光発電や産業用太陽光発電設備に大きなダメージを残しました。災害リスクは、どこにいても起きると考えて、設置を検討しましょう。

台風などで太陽光発電設備が破損してもメーカー保証適用外

太陽光発電設備を設置する時は、メーカー保証に関して契約を結びます。メーカー保証制度とは、パネルの破損やパワコンの故障などに対して、交換や修理を5年や10年間無償で引き受けてくれる制度です。

ですから、災害時にパネルが飛ばされて破損したり、物が飛んできて機器が故障したりといった場合にも、保証が適用されると感じるでしょう。

しかし太陽光発電メーカーの保証制度は、自然災害に関して適用外としています。そのため、台風などで太陽光発電設備が故障しても、自費で修理や廃棄処理を行わなくてはいけなくなります。ただし、それでは負担額が大きすぎて、費用負担できません。

自然災害に関する補償は、保険会社が販売している住宅火災保険や住宅総合保険がおすすめです。こちらの保険内容は、災害原因で起きた設備故障などの際、認定されれば保険金を受け取ることができます。

太陽光パネルの廃棄費用と有害物質に関する問題点

雨などで太陽光発電設備を支える土壌が流失する可能性がある

自然災害における補償は、メーカー保証ではなく保険会社の火災保険等に加入するのが基本です。しかし、災害そのものに関しては、対策がとれないことがほとんどです。ですから、せめて想定できる災害トラブルについて把握しておきましょう。

その1つが、土壌流失による基礎から全て流されるケースです。2018年の台風被害では、土壌流失による全設備の喪失と故障が各地で発生しました。

特に傾斜が付いている土地に、太陽光発電を設置している場合は注意が必要です。土壌流失によって、設備ごと流された際に人や物へ被害を及ぼしてします危険性もあるからです。

対策としてはグランドカバープランツといった、芝生のような植物などで土をむき出しにしておかないようにします。何もない状態では、雨をそのまま吸収してしまうため、植物などでカバーする必要があります。

住宅などの屋根に取り付けたパネルに積もった雪が人に当たる

災害に関するトラブルには、冬の積雪時に起きるケースがあります。住宅用太陽光発電の場合は、屋根に太陽光パネルを取り付けるため、積雪時に雪が滑り落ちる危険性があります。

隣接する住宅の敷地内に、勢いよく雪が落ちてしまうと人に直撃する可能性があり、対策を取る必要があります。

方法としては、屋根用の雪止め金具に取り付けます。完全に雪止めができる訳ではありませんが、少なくとも積雪時に滑り落ちる勢いや量を軽減できます。

太陽光発電量と積雪の関係は以下の記事で解説しています
雪国での太陽光発電発電量は減る?積雪がもたらす被害と対策
太陽光パネルを設置できる屋根の形や広さについて詳しくはこちら
【太陽光パネルを設置できる屋根の形や広さ】最適な屋根の向き

太陽光発電業者との契約前後トラブルにも気を付ける

太陽光発電投資に関するトラブルには、太陽光発電販売業者との契約トラブルもあります。災害に関するトラブルは、防ぎようがない部分もありますが、契約に関しては悪質な業者を見極めて回避することが可能です。

この項目を参考にして、トラブルを起こしそうな業者を見極め、トラブルが発生した際にも適切な対処ができるよう準備することをおすすめします。

割引やIHをプレゼントするといいつつ金額に入っていた

太陽光発電販売業者とのトラブルには、契約前に割引やIHなどオール電化機器をプレゼントするといいつつ、実際にはサービスがないケースも存在します。また、似たようなケースとして、太陽光発電業者ということを隠しつつ太陽光発電を勧め、嘘の割引も提示する場合もあります。

業者ということを隠して営業を行う行為は法律違反ですから、このような業者が訪問営業した来た際は迷わず断ることが大切です。また、割引等のサービス提示が口頭の場合は、見積書など書面がないか確認しましょう。

何も書面で提示せずに契約を勧める業者は、トラブルに巻き込まれる可能性が高いので避けましょう。

訪問販売に関する記事はこちら
太陽光発電の訪問業者によるトラブル事例と良い業者の見分け方

太陽光発電と無関係の商品を購入しないと補助金が出ないという説明

悪質な業者の中には、太陽光発電とは別の商品購入を勧めて、その商品を購入しないと補助金や支援制度を受けられないと虚偽の説明を行うケースもあります。この場合は、詐欺行為になりますし、抱き合わせによる営業方法を行っているだけです。

また、強引な営業方法でもあり、ユーザーの意思を無視した説明でもあります。太陽光発電と無関係の商品を購入させようとする、悪質な業者には気を付けましょう。

契約後に突然工事の中断が発生する

太陽光発電業者に関するトラブルは、契約前だけではありません。契約後にトラブルが発生する可能性があります。例えば、太陽光発電業者と契約を結び、工事が着工したと思った矢先に突然中断するケースもあります。

そして、販売業者に連絡してみると、工事業者が何らかの手続きを行っていて予定が遅れているなど、適当な言い訳で言い逃れされます。

意図的な工事中断かは判断しにくいですが、そのまま放置していても部材の腐食や屋根の雨漏りなどの被害が考えられます。早急に太陽光発電トラブル専門の業者に連絡しましょう。

機器の故障や工事に関するトラブルにも気を付ける

太陽光発電に関するトラブルには、システム機器の故障や工事に関する思わぬ問題も考えられます。産業太陽光発電設備の場合は、屋根に設置しませんが住宅用ですと屋根に設置します。ですから、雨漏りなどの被害も想定できます。

機器関連のトラブルについても、事前に対策しておくことが大切です。

住宅の屋根に太陽光パネルを設置したら雨漏りが発生した

住宅用太陽光発電の場合は、住宅やオフィスの屋根に太陽光パネルを設置します。屋根に固定しますから、一部固定用の穴を空けて防水用のカバーを付けるなど、対策を施しながら行うやり方もあります。

しかし、太陽光発電の施工業者の中には、実績が乏しく施工方法が間違っているケースもあり、それが原因で屋根から雨漏りが発生するトラブルもあります。

対策としては、見積もり会社を利用して、実績のある業者のみから選ぶことが大切です。また、実績がある信頼性の高い業者でしたら、保証制度も確立してます。ですから、工事後に無償で補修してもらえます。

まずは実績があり、評判の良い業者を探すところから始めましょう。

雨漏りのトラブルは以下の記事で解説しています
太陽光発電の雨漏りトラブルになる原因とメーカー保証・防止策

太陽光パネルが何かの原因で破損していた

太陽光発電の破損は、工事や災害とは無関係で起きる可能性もあります。例えば、ある日発電モニタを見たら、発電量が異常に低下していてパネルの破損だったという場合もあります。

こういった突然の太陽光パネルの破損の原因として、カラスなど鳥がパネルに直撃して割れるといったケースが考えられます。また、鳥がくわえていた小石が、偶然パネルにぶつかってセルと裏側まで破損するといった場合もあります。

一部のセルが破損したり断線したりしますと、焦げるリスクもありますから常日頃からモニタのチェックと、業者に定期メンテナンスを頼むなどの準備をしましょう。

メンテナンス料金は以下の記事で解説しています
太陽光発電のメンテナンス料金と維持管理にかかる費用相場

トラブルには原因があるので知った上で対策を施すこと

太陽光発電に関するトラブルを紹介しましたが、他にもまだまだケースがあります。ですから、既に設置している方も、逐一トラブルの事例をチェックします。

また、トラブルには原因がありますから、起きたことに注目するのではなく、なぜ起きるのかを分析して、自身の身に降りかからないよう考えましょう。

特に悪質な業者が行う違法な営業や契約、契約後のトラブルや工事中断などは事前に防げる可能性があります。

実際のケースを見て確認することが必須です。

実績のある太陽光発電業者を探すには、見積もり会社を利用することをおすすめします。大手見積もり会社では、登録業者の審査も行っています。ですから、自身で探すよりもリスクを軽減できます。