失敗しないための風力発電投資のメリット・デメリットを徹底解説

会社員として働きながら、副収入を得るために投資関係に興味・関心が湧いている方もいるでしょう。人によって、株式投資や不動産投資など、何を選ぶかは異なりますが風力発電投資を検討しているパターンもあります。

風力発電投資は、太陽光発電と同じく再生可能エネルギーの1つでして、近年注目されているエネルギーでもあります。また、個人でも始められるため、副業として風力発電投資を行うことが可能です。

しかし、風力発電投資は、一般的に何が特徴でメリットやデメリットについて良く分からないと感じられる発電方法といえます。また、何となく風で発電するというイメージがあっても、具体的にどのような仕組みで何が魅力的なのか知られていない側面もあります。

今回は投資に興味がある方へ向けて、風力発電投資のメリットやデメリットを中心にお伝えしていきます。

更に、風力発電投資の特徴についても分かりやすく解説していきますから、風力発電投資に興味はあるが不安を感じている方も是非参考にしてみてください。

風力発電投資のメリットについて解説

風力発電自体は、テレビなどで時々特集されるため、発電方法や形状などのイメージが湧くでしょう。

また、これまでの常識は大手企業や電力会社による、大規模な発電施設の製造・設置・稼働といった、資本と技術や人材などが必要なものでした。しかし現在の風力発電業界は、個人でも導入できる土台が作られてきています。

いわゆる小型風力発電投資と呼ばれるものです。そこで、ここでは個人でも始められる小型風力発電投資のメリットについて4つご紹介します。

固定価格買取制度が適用されているため安定した売電が可能

小型風力発電投資は、環境に影響を与えない再生可能エネルギーの1つです。従って、現在国が推進している、再生可能エネルギー政策である固定価格買取制度の対象となっています。

固定価格買取制度の対象になることで得られるメリットは、売電価格が一定期間固定になるため収支計画の見通しを立てやすいです。

小型風力発電投資に限らず再生可能エネルギーは、その時の気候条件や自然環境によって、得られるエネルギー量にばらつきが生じます。従って、化石燃料を使用した火力発電システムなどと比較して、発電効率に課題が残されています。

現在も発電効率の改善について研究されていますが、今すぐ解決できる話ではありません。そこで、固定価格買取制度が大きなメリットになります。

売電価格が固定価格になれば、変動価格と比較して安定的な売電収入を確保できます。

固定価格買取制度は以下の記事で詳しく解説しています
固定価格買取制度とは?問題点と解決策をわかりやすく紹介

メンテナンス自体は専門の業者が請け負うため管理しやすい

風力発電システムは、多くの方がイメージしているかと思いますが、地面に支柱を立てて先端に風を受けて回転する翼を設置しています。

発電の仕組みは、先端に取り付けられた翼が風によって回転することで、中に組み込んであるモーターも回転して発電します。原理そのものは、誰でも理解できる内容ですが、実際のシステムは一般の方が容易に調整・点検できる程簡単ではありません。

また、小型の風力発電設備といいましても、風を受ける翼の面積と風車の直径、出力で区分されていますから、設備自体の高さは10m以上と比較的大きいです。

ですから、初めて小型風力発電設備を拝見する方の多くは、小型という言葉のイメージから数m以下の高さで設置されると考えることでしょう。

小型風力発電設備は、設備規模が大きいため、オーナー自身で定期メンテナンスを行えませんし、電気事業者など資格及び技術のある方しかできません。

逆に考えれば、保守点検を専門に行っている事業者に依頼するだけで済みますから、実際の管理としては発電モニタによる稼働状況の監視と、目視による異常がないかなどの確認とります。

専門の業者に保守点検を任せられますから、本業がある方は集中できますし投資対象として負担が少ない点も魅力的です。

メンテナンス料金は以下の記事で解説しています
太陽光発電のメンテナンス料金と維持管理にかかる費用相場

環境に影響を与えないため長期的な稼働が見込める

投資対象として気を付けるべき点は、今投資を行って10年・20年後も続けることができるものかという点です。小型風力発電投資は、環境に悪影響を与える化学物質を排出しませんし、冷却水の使用といった稼働に掛かるコストなども少ないです。

発電時に化学物質を排出しないなどのクリーンさだけでなく、発電の元となるエネルギーが風という点もポイントです。風は常に吹き続けている自然現象で、近年異常気象などが叫ばれていますが風自体が止むことはありません。

陸上でも海上でも、どこでも風は発生していますから交通の便が悪く土地の安い場所でも、風がよく吹くのであれば条件をクリアしています。

更に、固定買取各制度の対象ですから、少なくとも2019年時点で導入を決めれば20年間は固定価格の売電収入を見込めます。

長期的な稼働が見込めるだけでなく、環境にも優しく固定価格で売電できる点もメリットとして考えられるのではないでしょうか。

利回りが比較的高く投資回収期間が20年以内に可能

小型風力発電投資は、同じ風力発電でも稼働方式などが異なります。しかし、どの稼働方式でも、太陽光発電より上回っているポイントがあります。それは、発電方式とエネルギーについてです。

太陽光発電投資は、太陽光パネルとパワコン、そして周辺機器によって発電しますが、エネルギー源は太陽光です。太陽光も風力と同様に、昔から存在しており今後も変わらず存在し続けるものです。

しかし、日の入り後の夜間は、太陽が沈んでしまうため太陽光発電ができない状態となります。最近では、蓄電装置を使ってカバーする方法もありますが、それでも総エネルギー量としては変わりません。

対して風力発電投資は、夜間など時間帯に限らず風が吹いているため、発電しない時間帯はありません。勿論、無風状態の時もありますから、発電量が下がることは考えられます。

それでも太陽光発電のように、夜間の発電量が必ず0になるといったことは、ありませんから利回りも期待できます。

ちなみに投資費用の回収期間については、15年前後で完了する計算が一般的です。

風力発電投資のデメリットについて解説

風量発電投資は太陽光発電投資と異なり、日中や夜間に限らず風が吹きますから時間帯によるリスクを避けることができます。

しかし、一方でデメリットもいくつか存在しますから、これから風力発電投資を始める方も知っておくべきです。失敗しないためには、メリット・デメリット双方のポイントを理解した上で、どのような稼働方式・運用に関する工夫が必要か対策を練ることが必要となります。

デメリットは、あまり知りたくないという方もいますが、知ることで得られるものも多いです。

風は一定に吹かないため発電量も一定ではない

当たり前の話かもしれませんが、どの場所・環境においても風量や風速などは一定ではありません。従って、風力発電投資で重要な発電量の確保及び、長期的な収支計画を立てにくいデメリットがあります。

24時間風が吹く環境ですが、必ずしも一定量の風量が確保できる訳ではなく、時に弱い風や無風に近い状態の場合も想定されます。

風力発電投資は、ただの実験や趣味ではなく投資費用が掛かった1つの事業ですから、収益性の確保も重要な課題です。

風力発電投資を始める前に、予想収益を計算したとしても、実際は時々刻々と気候は変化しており、計算上の収益と乖離してしまう可能性があります。

ですから、いきなり風力発電設備を設置するのではなく、土地を先に取得しておいて風量計を使い実際の風量・風速について計測しておくのがポイントです。

経年劣化による部品交換コストなどが掛かる

風力発電投資は、発電コストが安く個人でも始められやすい魅力があります。しかし、風力発電投資といえども、発電設備の経年劣化は避けられません。

風の力を受け止める翼(ブレード)は、風が吹いている限り24時間365日稼働しています。また、雨や落雷・鳥などの衝突といった突発的トラブルの影響もあり、故障しやすい部分の1つになります。

どんなに発電効率が良く、耐久性の高い風力発電メーカーの部品でも、長期間継続的に稼働していれば、不具合や故障によって効率が下がります。

経年劣化は避けられませんから、機器のメンテナンスや修理、部品交換などの費用も含めた収支計画を立てましょう。

実績や普及件数が少ないためメンテナンス会社の数も限定されている

風力発電を個人でも始められるようになったのは、最近の話であり関連する企業もこれから増えていく段階です。

従って、風力発電投資に必要な、保守点検を行う専門業者の数も限定されています。2019年時点、風力発電設備の販売会社や風力発電設備を製造しているメーカーによる、保守点検が主流となっています。

また、メンテナンス専門の会社もあるものの、国内では少ないため選択肢が限定されます。勿論、実績のある会社も多く、信用性の高いメーカーや企業に頼むのが基本といえます。

こちらのデメリットは、今後風力発電市場が更に拡大し、より多くの企業が参入することで改善できますから、普及するのを待つ選択肢もありでしょう。

今、風力発電投資を始めたい方は、風力発電投資に定期点検パックなどが付随している商品から選ぶのがおすすめです。

住宅地の近くに設置した場合は騒音公害になる可能性が懸念される

環境省の公式HPでは音に関する見解を述べており、騒音公害や低周波音に関して直接的な関係性は見つかっていないようです。

しかし、風力発電設備には、低周波音が含まれていることは事実ですから、住宅地に設置することは控えた方がいいでしょう。

ただ、騒音については40~50db台とされており、書店の店内にいる時の音に近いレベルですから、問題になるほどではありません。

基本的には周辺に住宅がなく、風通しのよい土地を取得することが問題を回避するポイントです。

風力発電投資で失敗しないために知っておきたいこと

風力発電投資で失敗しないためには、メリットやデメリットに関連する事柄を知っておくと良いでしょう。

そこで、ここからは風力発電投資を始める上で、失敗に繋がる要素を抑えるために必要な考え方やポイントについてお伝えしていきます。メリットとデメリットと関連していますから、どちらも確認しておきましょう。

2019年の売電価格が太陽光発電と同じ水準になっている

風力発電投資は、近年注目されて始めた新しい発電・売電方式であり、個人でも始めることができるようになった段階です。従って、風力発電に関する情報は、太陽光発電と比較して少ないです。

また、情報が古い場合もあり、特に売電価格に関する記事の中には、2016年や2015年といった時期の情報があります。

売電価格は毎年改定されており、今後導入する方や既にしている方も定期的に新しい情報を知っておく必要があります。

2019年の風力発電に関する売電価格とは

2019年の風力発電に関する売電価格は、以下のようになります。
・出力20kw未満、20kw以上共に20円
・陸上及びリプレース(既存の施設を建て替え)、17円
・洋上着床式、36円
・洋上浮体式、36円

個人の方は、20kw未満で陸上に設置するケースを想定することが多いでしょう。上記の価格を見れば分かりますが、陸上に設置する方式で尚且つ出力20kw未満・以上に関わらず18円は、太陽光発電の売電価格と大きな差がありません。

2017年までは55円という高単価で設定されていましたが、設置コストの低価格化や普及度合いから半額以下にまで下がりました。

従って、風力発電投資を始める場合は、売電価格以外の部分で収益性を高める工夫が必要です。

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土地の選定には特に慎重な見極めが必要

風量発電投資において、収益性を高めるために必要な要素とは、土地の選定技術です。太陽光発電にも通じる要素ですが、風力発電も土地ごとに発電効率の差が生じます。

風力発電の場合は、風が吹きやすく尚且つ強すぎない土地が発電に適しています。例えば、風速6,5m以上の風が吹く土地がおすすめです。

都市部など障害物となる建物の多い土地ですと、風速6,5m未満になりやすいため発電量の確保が難しいです。

また、風が強すぎてもシステムに組み込まれている、ブレーキに相当する機能が働き、発電がストップしてしまいます。

土地の選定には、特に気を付けるようにしましょう。

風力発電投資で失敗しないためには土地の選定と風力調査が欠かせない

風力発電投資で失敗しないためには、まずは仕組みを理解しておきましょう。今回は省略していますが、風力発電と言っても発電方式に種類がありますし、メーカーによって特徴が異なります。

基本的な仕組みが理解できたら、土地の選定について慎重かつ徹底的に現地調査するのがおすすめです。

風力発電設備を設置してから、風が弱すぎて発電しなかったり、逆に強すぎたりすることに気付いてもやり直しができません。

ですから、先の土地を取得してから風力計を設置して、一定期間調査してみましょう。また、周辺地域の気候や風の状況について、過去の資料から調べてみるのもおすすめです。

失敗しないためには、購入・設置前の準備が欠かせませんよ。

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