太陽光発電投資に潜む詐欺に騙されないために知っておくべき手口と回避策

太陽光発電投資の導入を検討している方や、既に太陽光発電投資を導入した方の中には見積もりを提出してきた業者に違和感があったり、施工した後に思わぬ問題が発覚したりといった太陽光発電投資に関連するトラブルに見舞われたことはありませんか?

太陽光発電投資に関連する企業は多数存在しますが、中には詐欺を行い顧客にとって損害を与える手口を実行しているパターンもあります。しかし、太陽光発電投資の見積もりなど一般的に難しいと感じる内容も多く、なかなか詐欺を気付きにくいです。

そこで今回は、太陽光発電投資に潜む詐欺の手口として、よく出てくるパターンや一見すると詐欺と見分けにくいパターン、そして詐欺に遭わないための回避策について分かりやすく解説していきます。これから太陽光発電投資を検討している方は、特に注目すべき点なので参考にしてみましょう。

太陽光発電投資で起こる詐欺のパターン4つ

まずは、太陽光発電投資で起こっている詐欺のパターンを紹介していきます。太陽光発電投資というと、多くの方は漠然と太陽光で電気を作るというイメージとなっています。そして、悪徳業者は、利用者側から見えにくい部分で手抜きや詐欺を行う傾向が多いため、なかなか気づきにくい現状ともいえます。

ですので、太陽光発電投資を検討している方は、今から紹介する詐欺のパターンを参考にして予め心構えだけでも準備しておくことが大切です。また、現在見積もりを取っている業者が、詐欺のような行為をしていないか慎重に判断することも必要です。

太陽光発電投資の見積もり提案時に発電シミュレーションを詐称する

太陽光発電投資で起こりやすい詐欺の1つ目は、発電シミュレーションの算出時に理想的あるいはそれ以上の数値を提示するパターンです。発電予測は、利用者にとって非常に重要な項目であり、発電量が正確に把握できないと設置後に赤字となってしまいます。

また、それだけでなく太陽光発電投資から何年で資金回収ができるか、どの程度の電気代節約に繋がるかなど、様々な側面で正確な数値が算出できなくなります。そして、そのような重要な計算を都合よく操作することも詐欺といえます。

具体的な詐欺のパターンの1としては、日照時間から発電量を算出する方法があります。この場合、kwh×日照時間=1日当たりの発電量を算出するのですが、日照時間は毎日同じではありませんし曇りや雨の日といったケースを除いてしまっています。これでは、365日同じ日照時間で晴れの日が続くという、現実的ではない状況の発電量となり、初めて太陽光発電投資を行う方の中には、大きな金額が入ると勘違いしてしまいます。

実際は、日射量で計算するのが一般的で、日射量とは1ヶ月ごとに日射量を分けるだけでなくパワーコンディショナや熱による損失も考慮した発電量を算出することができます。

ほとんどの太陽光発電投資関連の業者は、現実的で正しい数値を算出しますが稀に詐欺を働く悪質業者も存在するので、発電量の数値には注意しましょう。

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実際には存在しない太陽光発電投資のサービスを売りつける詐欺

太陽光発電投資で起こりやすい詐欺の2つ目は、いわゆる架空の太陽光発電投資案件について勧誘し、セミナーを開いて高額な手付金を要求するケースです。こちらの場合は、太陽光発電投資に限らず起こりやすいセミナーを使って、高額請求する詐欺といえます。

太陽光発電投資の場合は、まずインターネットで架空の太陽光発電投資案件について勧誘を行います。その勧誘の内容が、セミナーで太陽光発電投資に関する説明会を開くというものです。そして、説明会では架空の案件について紹介し、参加者に対して太陽光発電投資の手付金と称して数100万円を徴収します。

最後は架空の太陽光発電投資なので、リターンはありませんし手付金も返還されず音信不通となります。また、このケースの詐欺の場合、立件が難しいという話もありますので、被害に遭った全額を回収することも難しい現状となっています。

太陽光発電投資の説明会は実際に行われているので、見極めが難しいです。しかし事前に評判を調べることや、運営企業の情報について調べることで詐欺かどうか判断材料を集めることは可能です。

太陽光発電投資の案件は実際にあるが不当に高額な工事費を徴収する

太陽光発電投資で起こりやすい詐欺の3つ目は、太陽光発電投資の設置工事等は実際に行われるのですが、その内容が詐欺的といえるパターンです。

太陽光発電投資に関連する詐欺の中でも、特に詐欺といえるかは判断が難しいですが、工事が相場の何倍ということや見積もりが不当に引き上げられている場合があり、利用者側が相場を知らない場合に悪徳業者は不当な費用請求を行うことがあります。

後述で紹介しますが、太陽光発電投資を行う場合は利用者側も事前に各機器の平均相場や工事費用について知っておくなど、回避策を講じることが必要です。

太陽光発電投資は他の投資と違って確実に元がとれるなど元本保証を謳う詐欺

太陽光発電投資で起こりやすい詐欺の4つ目は、太陽光発電投資の勧誘に関する詐欺です。その1つが、太陽光発電投資に関する勧誘を行う際に、売電収入で確実に元がとれるといった宣伝文句やメンテナンスフリーだから、何も点検が必要ありませんといった誇張や嘘です。

売電収入で元がとれるというのは、あくまで元が取れるケースもあるという話であって、100%元がとれるといった話ではありません。これでは、株で100%儲けられますよといった詐欺と同じです。

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また、メンテナンスフリーについては、構造上メンテナンスを行う回数が少ない傾向である話です。従って、故障する可能性はありますし、定期点検パックなど保証サービスを提供しない業者には注意が必要です。

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太陽光発電投資を悪用した詐欺を回避するには

太陽光発電投資に関連する詐欺について、いくつか知ることができたら回避策についても基本的な方法だけでも知っておく必要があります。悪徳業者かどうか詳しい内部状況を把握することは難しいですが、いくつかの情報から良い業者と詐欺業者を見極めることも可能です。

そこでここでは、太陽光発電投資詐欺の基本的な回避策を3つ紹介します。

販売元となる業者の情報についてよく調べる

太陽光発電投資詐欺の回避策1つ目は、太陽光発電投資を販売及び施工業者の基本情報についてよく調べることが大切です。法人登記をしているか、詐欺業者として被害報告がないか、実際に発注した方の口コミなど様々な情報を集めます。

最近ではインターネットで手軽に調べることができるので、施工など発注する前に準備しておきましょう、また、施工業者や販売業者の担当者と会う機会があれば、怪しい宣伝文句を使っていないか、不当に引き上げられた工事費を請求していないか、メンテナンスフリーや売電収益で確実に儲かるなど誇張や嘘の表現をしていなかなど、注意深く確認することが必要です。

実際に会って、違和感があったり詐欺のような見積書を提出されたりしたら、迷わず別の業者へ見積をお願いする切り替えも大切となります。

業者が提出してきた発電シミュレーションだけで判断しない

太陽光発電投資詐欺の回避策2つ目は、嘘の発電シミュレーションかどうか見極めるために、自身で発電シミュレーションをしてみることです。詐欺業者の中には、発電シミュレーションが現実的ではない数値で提示するケースがあります。

365日毎日晴れで、日照時間が変わらないといったあり得ない環境下で、太陽光発電を運用した場合の発電量と売電収入を提示する詐欺業者もあります。

ですので、NEDOと呼ばれる日射量データを無料で開示しているサイトを使って、日射量から発電量や売電収益を自身で計算してみるといいでしょう。そうした時に、業者が提示した発電量があまりに高い場合は、詐欺を判断して別の業者へ見積を再度お願いしましょう。

太陽光発電投資を行う前に施工業者の施工実績や口コミをチェックすること

太陽光発電投資詐欺の回避策3つ目は、太陽光発電設置後に詐欺と気付かないために施工業者についてよく調べておくことです。詐欺業者には、手抜き工事を行ったり材料費を抑えるために、質の悪い材料を使って施工を行ったりといったことが行うケースもあります。

また、このような詐欺に遭ってしまうと、設置直後までおかしい所に気付かないケースも多いため、運用してから不具合が多数発覚してしまいます。このような被害に遭わない為にも、施工業者に公式サイトがあるのか確認し、公式サイト内の施工実績をチェックします。また、それだけでなく、太陽光発電投資を行った方達の口コミについても調べてみてみましょう。

太陽光発電投資自体は問題無いので詐欺業者か見極める事が大切

太陽光発電投資について、詐欺業者や悪徳業者について警戒するあまり、太陽光発電の導入事態をためらう方もいるかもしれません。太陽光発電投資は、デメリットもありますがメリットもあり、自家消費や売電収入、非常時の電源確保に活用できるなど様々な活用方法があります。

また、近年では災害も多いので、非常時の電源確保に活用できる点は特に優れた機能といえるのではないでしょうか。このように、生活を支えることもできる、太陽光発電投資を正しく導入できるようにするためにも、詐欺に対する備えも日頃からしておきましょう。

また、今回紹介した詐欺のケースや回避策は、基本の1つなので更に被害事例や詐欺に遭わないための回避策について、学んでおくことも大切です。