岡山県と太陽光発電の相性は?“晴れの国”と呼ばれる理由を解説!

「産業用太陽光発電を始めようかな」「もう買うことは決まっているけど、どこにすればいいのか分からない!」そんな方々におすすめなのが、岡山県での産業用太陽光発電です!

基本的に、日本は地域に関わらず初期費用の回収年数などは変わらないと言われていますが、せっかく発電所を買うなら、発電量が多くて発電効率もとても良い物件を手に入れたいですよね。

岡山県が太陽光発電投資に向いているその理由はいったい何なのでしょうか?!

 “晴れの国” 岡山県

岡山県が晴れの国というキャッチコピーを掲げていることは有名ですよね。

降水量が少ないこと、快晴な日が多いことなどがそう呼ばれている理由なのですが、晴れの国と言われると太陽光発電に最適な場所なんじゃないかと思いますよね!

さらに、岡山県に国内最大級メガソーラーがあるんです!

出典:瀬戸内 Kirei 未来創り合同会社

瀬戸内Kirei未来創り合同会社が、岡山県瀬戸内市の錦海塩田跡地(260ヘクタール)に4年以上の月日をかけ設置したこのメガソーラーは、2018年10月から運転を開始しています。

ソーラーパネル90万枚を使用しており、規模はなんと235MWの大きさ。80万世帯分の電力を発電しています。

年間19万2000トンの二酸化炭素削減が見込まれているメガソーラーなのです。

パネルを設置していない土地には「錦海ハビタット」を整備し、環境保全に取り組んでいます。

他にも、安心安全事業として、近隣地域の安全を向上させるために排水路の整備や堤防の補強なども行っています。

それでは、なぜ日本全国で最大のメガソーラーを岡山県瀬戸内市に設置したのでしょうか

住宅用や産業用では日照量の多少の差はあれど、その差はそこまで大きくはありません。しかし、メガソーラーともなれば、少しの差が大きな発電量の差になります。そこで選ばれたのが岡山県でした

岡山県は太陽光発電に向いてるの?

岡山県は中国山地と瀬戸内海に挟まれた県です。そのため、2つの気候が存在します。瀬戸内式気候と日本海側気候です。

瀬戸内式気候とは安定した気温や湿度と、非常に少ない降雨量が特徴の気候です。瀬戸内式気候である岡山市は、県庁所在地の中で日照時間が最も長く、降水量も1,100mmと日本有数の少なさであるため、「晴れの国」をキャッチフレーズにしています

日本海側気候は風の方向によって降水日数が大きく変わり、豪雪地帯として記録されている場所もあるほど。積雪は1mを超えることもあります。

2つの異なる気候スタイルによって、岡山県ではどこに太陽光発電を設置するかによって発電量は大きく異なることが予想されます。今回は、県庁所在地である岡山県岡山市の気象条件を見ていきます。

市や町によって異なるので、岡山市でない場所の太陽光発電物件を検討している方はこの後にあるシュミレーションを参考にしてください。

岡山県岡山市の気象基本情報

下の表をご覧ください。簡単にですが、太陽光発電に影響を与える数値をいくつか抜き出しました。

見ればわかるように、とても良い数値です。

日照時間は長く、快晴日数も多いですし、降水日数は脅威の43/47位という好成績です。さすが「晴れの国 岡山」といえる結果ですね。

岡山県/岡山市(2016) 数値 全国順位
日照時間 1,996時間 18位
快晴日数 25日 12位
降水日数 95日 43位
雪日数 9日 29位

雪日数も悪くありません。最深積雪も平均して0〜2cmなので基本的に心配する必要はないでしょう。

参考までに、他の中国地方にある県とも比べてみます。

兵庫県/神戸市(2016) 数値 全国順位
日照時間 2,115時間 8位
快晴日数 14日 32位
降水日数 96日 42位
雪日数 7日 38位
鳥取県/鳥取市(2016) 数値 全国順位
日照時間 1,713時間 42位
快晴日数 9日 43位
降水日数 163日 7位
雪日数 34日 14位
広島県/広島市(2016) 数値 全国順位
日照時間 1,897時間 25位
快晴日数 20日 20位
降水日数 109日 29位
雪日数 15日 20位

神戸市・広島市とは数値がとても似ており、やはり瀬戸内海や中国山地、神戸の場合は六甲山の影響から温暖で日照時間も比較的長く、降水日数の少ない気候ができあがっています。

それに対して、鳥取市では完全な日本海側気候といった印象を受けますね。岡山県の中国山地沿いも同じような気候だと考えるとイメージしやすいかもしれません!

降水日数や雪日数の日にちの多さに注目していただければ、日本海側気候の厳しさが伝わってきます。

岡山県の気温

次は、岡山市の気温に注目!

太陽光発電において気温は気にすべき大事なポイントです。なぜならソーラーパネルは高温に非常に弱いのです。

ソーラーパネルの発電量はパネル自体の温度が25度のときの数値で提示されており、太陽光を電気に変換する半導体の仕組み上、温度が高くなればなるほど発電効率は落ちてしまいます

真夏の30度を超えるような暑さの日には、パネルの温度は70度になっているとまで言われており、25度から1度温度が上がるごとに発電効率は約0.45%減少してしまいます。

そのため、夏の発電効率は他の季節に比べると30%近く悪くなっていることもあるんです!

既に太陽光発電について調べている方はよくご存知のことかと思いますが、まだ知らなかった方は覚えておきましょう。

岡山市の2018年の気温は以下の表の様になっています。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高 14.5 16.1 24.8 28.1 30.3 32.8 38.1 37.4 31.8 33.4 23.4 20.6
最低 2.5 4.1 9.4 12.4 18.3 21.8 24.5 30.0 19.8 17.7 14.0 6.9
平均 8.5 9.5 16.5 22.0 24.4 27.8 33.6 34.7 26.9 23.5 18.5 12.4

最高気温では30度超えの日が多く、パネルの故障が心配になるかもしれません。

しかし、着目するのは最高気温ではなく、平均気温が25度を超える”夏日”が何日間あるのか、です

なぜ夏日に着目するのか、というと、先程も書いたように、パネルの温度が上昇すればするほど発電効率は減少してしまいます。しかし、現状ではパネルの温度を測ったデータがないので、平均気温で比べることで、その土地ごとに暑さがどれくらいなのかを一定の基準で比較することができるからです。

岡山県岡山市の夏日は平均すると133.3日です。と言われても、多いのか、少ないのか想像できませんよね。他の県と比較して確認してみましょう。

沖縄:207.4日
鹿児島:157.3日
東京:108.7日
北海道:49.1日

比べてみると、少し多めだといえます。

そのため、高温のための対策として、熱に強いパネルを選ぶことで、高温による発電効率の低下を最小限に抑えることができます

岡山県が太陽光発電に適しているということが分かったかと思いますが、太陽の降り注ぐ沖縄や南国鹿児島、もう少し関東寄りの愛知など他の県と太陽光発電の相性が気になる方はこちらの記事もチェックして比較してみてください!

愛知県に太陽光発電投資は適しているのか?利回り・売電収入をシュミレーション

鹿児島は太陽光発電を設置する場所に適しているのかを徹底検証

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岡山県で太陽光発電投資シュミレーション

それでは、岡山県で太陽光発電投資を行う場合の利回りや発電量、売電収入などのシュミレーションをしていきましょう。

岡山県岡山市で10kWの産業用太陽光発電を行う場合

<条件>

・岡山県岡山市
・10kW産業用太陽光発電
・全量売電
・年間最適傾斜角
・夏日133.3日
・雪日数15.4日
・積雪1cm
・日照時間2030.7時間

3月〜5月(春) 3ヶ月で発電量約4,200kW/売電収入約58,800円
6月〜8月(夏) 3ヶ月で発電量約4,140kW/売電収入約57,900円
9月〜11月(秋) 3ヶ月で発電量約3,540kW/売電収入約49,600円
12月〜2月(冬) 3ヶ月で発電量約3,200kW/売電収入約44,700円

年間売電収入約211,200円になります

実質利回りとは以下の計算式で計算します。

実質利回り = (年間売電総額ー年間メンテナンス費)÷ 初期投資 × 100

今回は初期投資額250万円・年間メンテナンス費5万円として計算します。

すると実質利回りは6.4%になります

岡山県玉野市で10kWの産業用太陽光発電を行う場合

<条件>

・岡山県玉野市
・10kW産業用太陽光発電
・全量売電
・年間最適傾斜角
・夏日119.3日
・雪日数(資料なし)
・積雪(資料なし)
・日照時間2126.4時間

3月〜5月(春) 3ヶ月で発電量約4,300kW/売電収入約60,200円
6月〜8月(夏) 3ヶ月で発電量約4,400kW/売電収入約62,000円
9月〜11月(秋) 3ヶ月で発電量約3,600kW/売電収入約50,900円
12月〜2月(冬) 3ヶ月で発電量約3,100kW/売電収入約44,100円

年間売電収入約217,300円になります

実質利回りは6.6%になります

岡山県津山市で10kWの産業用太陽光発電を行う場合

<条件>

・岡山県津山市
・10kW産業用太陽光発電
・全量売電
・年間最適傾斜角
・夏日124.3日
・雪日数50日
・積雪9cm
・日照時間1766.9時間

3月〜5月(春) 3ヶ月で発電量約4,000kW/売電収入約56,300円
6月〜8月(夏) 3ヶ月で発電量約3,900kW/売電収入約54,900円
9月〜11月(秋) 3ヶ月で発電量約3,100kW/売電収入約43,700円
12月〜2月(冬) 3ヶ月で発電量約2,600kW/売電収入約36,400円

年間売電収入約191,400円になります

実質利回りは5.6%になります

11〜2月の日照量の落ち込みが激しくなっています。

岡山県真庭市で10kWの産業用太陽光発電を行う場合

<条件>

・岡山県真庭市上長田
・10kW産業用太陽光発電
・全量売電
・年間最適傾斜角
・夏日83.6日
・雪日数(資料なし)
・積雪50cm(1mになることもまれにあり)
・日照時間1369.6時間

3月〜5月(春) 3ヶ月で発電量約3,700kW/売電収入約52,800円
6月〜8月(夏) 3ヶ月で発電量約3,800kW/売電収入約54,500円
9月〜11月(秋) 3ヶ月で発電量約2,700kW/売電収入約37,900円
12月〜2月(冬) 3ヶ月で発電量約1,900kW/売電収入約27,300円

年間売電収入約172,700円になります

実質利回りは4.9%になります

9〜3月の日射量の落ち込みが激しくなっています。

岡山県新見市で10kWの産業用太陽光発電を行う場合

<条件>

・岡山県新見市
・10kW産業用太陽光発電
・全量売電
・年間最適傾斜角
・夏日97.4日
・雪日数(資料なし)
・積雪(資料なし)
・日照時間1709.7時間

3月〜5月(春) 3ヶ月で発電量約3,900kW/売電収入約55,300円
6月〜8月(夏) 3ヶ月で発電量約3,800kW/売電収入約54,200円
9月〜11月(秋) 3ヶ月で発電量約3,100kW/売電収入約43,300円
12月〜2月(冬) 3ヶ月で発電量約2,500kW/売電収入約35,900円

年間売電収入約188,800円になります

実質利回りは5.5%になります

11〜2月の日射量の落ち込みが激しくなっています

シュミレーションを見てみると、日本海側気候と瀬戸内式気候の違いや特徴がよく分かりますよね。

岡山県で効率よく太陽光発電を行うには

気候を見る限り、岡山県の特に瀬戸内海側は、非常に太陽光発電に適しています

しかし、場所によって気温や日射量などが大きく異なるということがわかりました。

そこで、瀬戸内海側ではない地域に発電所を設置している・する予定がある方に、効率よく発電していくためにできることをご紹介します。

気温への対策

気温が高すぎるあまり、発電効率が下がってしまう可能性が考えられます。

高温に強いソーラーパネルを選ぶことで、発電効率の低下を避けることができます

雪への対策

中国山地沿いでは豪雪地帯になっている地域もあります

豪雪地域に認定されているのは

・津山市
・真庭市
・新見市
・美作市 (全て一部地域を除く)
・新庄村
・西粟倉村
・鏡野町
・奈義町

の8つの地域です。

雪を溶けるのを待っていては発電量が低下しかねません。何とかしてこの不安要素をなくしたいですよね。

しかし、産業用太陽光発電において、雪は自然に滑り落ちることも大いにあり得ます

太陽光パネルは、発電効率を考えて、太陽光が直角に当たるようにパネルを傾けて設置しています。設置場所によって異なりますが、大体は南の方角に30度前後で設置することが多いようです。少しでも太陽光が当たれば、パネルは発電を始めるので、その際に発生する熱で表面の雪が溶け、雪自身の重みで滑り落ちます。

それでも不安という場合は、自分で雪かきに行くこともできますが、遠方の場合は交通費や負担が大きくなってしまいます

太陽光発電の雪かき専門の業者を雇うという選択肢もありますが、一回10万円以上かかることもありますので、費用対効果を考えなければなりません

結果として自然に滑り落ちるのを待つのが良いです

そして、もう一つ気を付けたいのが、雪の重みによる倒壊です。

雪が降ることを想定した、重みを分散させる作りになっている架台を使用したり、故障を想定して保険に加入しておくことが対策としてあげられます。

おすすめなのは、火災保険です年間15,000円〜20,000円程度で加入でき、火災・雪・落雷などの自然災害に加え、電気的・機械的事故も補償してくれます

雪で倒壊した場合は、近隣住民や住宅に迷惑がかかってしまうこともありえます。周りの環境などにも目を配り、設置をする時に計画しておきましょう。

まとめ

“晴れの国” 岡山県と太陽光発電の相性を解説しました。

岡山県は、日射量と日射時間が全国平均を上回っており、効率よく発電するための好条件が揃っているため、太陽光発電に適していると言えますね。

しかし、同じ県内でも、様々な気候の地域があり、発電量に差がでてしまいます。

その場合は、できるだけ多くの発電量を確保できるように、徹底的に対策をして準備しておくのが最良です。

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