中古太陽光発電に潜むデメリット|相場と投資案件としてのポテンシャルから探る!

FIT制度による売電価格が下落している現在、中古の太陽光発電所市場が注目を集めています。

しかし、中古だと「なにか設備に不具合があるのでは…?」「儲からないから手放したのでは…?」と不安に感じる方も多いかと思います。

確かに中古の太陽光発電所は新築のものと比べて発電効率が落ちていたり、FITの適用期間が短いなどデメリットが多いのも事実。

ですが、高い価格で売電収入を得ることができる、初期費用を抑えて購入できる、中古でも減価償却の対象となるなど、デメリットに負けないメリットが盛りだくさんです。今回はそんな中古の太陽光発電所のメリット・デメリット、手続きが必須な名義変更について解説していきます。

税金対策におすすめな減価償却についても触れています!

中古太陽光発電所を購入する3つのメリット

中古太陽光発電所には、新規物件に劣らない、もしくはそれ以上のメリットがあります。

ここでは中古太陽光発電所所を購入するメリットをご紹介していきます。

①固定買取価格(FIT)が高い!

太陽光発電所によって発電した電気は、固定価格買取制度(FIT)によって20年間一定の金額で売電することが可能です(住宅用の場合は10年間)。

このFITのおかげで太陽光発電所投資は「満室が約束された不動産投資」とも言われていて、確実に利益をあげることが可能です。しかし、このFITの売電価格は年々下落しています。2014年には32円であった売電価格は、2021年には11円と価格が安くなりました。

しかも、これまで10kW以上の産業用太陽光発電所は全量売電の対象でしたが、2020年度は10kW以上50kW未満の産業用太陽光発電所は余剰売電となり、自家消費と併用しなければ利益がでないという条件になっています。

このFITの下落と売電条件の変更により、新規の太陽光発電所投資でたくさんの儲けを出すことは難しくなりつつあります。

しかし中古の太陽光発電所設備を購入した場合は、その設備を設置した時期の売電価格・条件が適用されるので、新規太陽光発電所に比べて高い売電収入を期待することができます

仮に、2014年に設置された太陽光発電所所を購入した場合は、32円の売電価格が適用されるということです。そのため、中古の太陽光発電所所の場合は高い売電収入を期待することができます!

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②収益シュミレーションが立てやすい

発電の実績があるという点も中古の太陽光発電所がおすすめの理由のひとつです。

太陽光発電所を設置する前には、過去の日照データを参照し、あらかじめどのくらいの電気が発電できるのか、どのくらいの収益を見込めるかをシュミレーションで算出できます。しかし、これはあくまで予想なので、必ずしもシュミレーション通りに運用できるとは限りません。

一方、中古太陽光発電所では実際に稼働していた実績があるので、正確なデータを元にシミュレーションすることができるのでズレが生じづらいです。

また、設備にトラブルなどがあった場合などの情報も全て記録されているので、それらの情報を照らしあわせて慎重に判断することができます。

③設備導入費用を抑えることができる

初期費用を抑えることができる点も中古物件のメリットです。太陽光発電所を始める上で一番のネックとなる点がその初期費用の高さです。産業用ともなれば50kw以上の規模のもので1,000〜2,000万円ほどの資金が必要になってくるため、この初期費用の面を危惧して購入に踏みきれない方も多くいます。

一方、中古の太陽光発電設備は新築に比べて費用を抑えることができる上、太陽光発電所付き中古物件で始める場合は、既に設備が設置されているため、設置・購入費用を抑えることができます。

さらに、中古太陽光発電所は実績があり、収益シミュレーションにズレが生じづらいため、金融機関から融資を受けやすいという利点もあります。

なぜなら、安定した利益を得ることができ、返済が滞るリスクが少ないからです。

太陽光発電所の融資については以下の記事で詳しく説明しています。

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中古太陽光発電所を購入する2つのデメリット

中古の太陽光発電所には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。しかし、このデメリットを理解すれば、購入前に対処できます。

①太陽光パネルや物件設備が劣化している可能性

中古太陽光発電所の一番のデメリットは設備が経年劣化していたり、汚染されている可能性があるという点です。

太陽光発電所設備は屋外に設置されているため、雨や風が原因で設備が劣化しやすかったり、太陽光パネルが汚染されやすいです。

設備不良やパネルが汚染していると、発電量が低下するため、売電収入が減ってしまいます。

しかし基本的に市場に出回っている太陽光発電所は、前のオーナーによって修理や清掃ができている状態なので、そこまで気にする必要がありません

購入前に最終のメンテナンス・定期点検の日時や修理内容などを確認するようにしましょう。

また、写真だけでは気づくことのできないパネルの傷や故障、周囲環境を確認できるように購入前には現地調査に行くのが安心です。ただし、実際に現場を訪れることは時間もかかる上、素人では細かい点までチェックをすることが難しいので、業者に頼むのもおすすめです。

②太陽光発電の固定買取期間が短い

売電収入を軸にした運用を始めたい方にとって、固定買取期間の短さがデメリットだと捉えられることもあります。

中古産業用太陽光発電所の場合、稼働を初めてから20年間が固定価格買取期間となるので、例えば、前オーナーが5年間運用してれば、残りの15年間が固定価格買取期間となります。

そのため、15年間では十分な利益がでないと考える方も多いのですが、実際には中古の太陽光発電所設備は、稼働を始めた年の売電価格が適用されます。

つまり、現在の売電価格よりも収益は多くなることがほとんどのため、一概にデメリットとは言えません

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そもそも太陽光発電が売却されている理由

利回りの良い安定した投資である「太陽光発電所を途中で売却したということはなにかトラブルがあったのでは?」と不安に思う方も多いかもしれません。

確かに「設備に問題が…」「予想よりも収益をあげられなかった」などの理由で太陽光発電所を途中売却するオーナーも一部存在します。しかしながら、それ以外にも設備を売却する理由は様々です。

投資用太陽光発電所の売却理由

投資用の太陽光発電所を売却する理由としては、急遽現金が必要になったというケースが考えれます。

投資用の太陽光発電所は立地や最初の初期費用を抑えることによって手堅く利益をあげることが可能です。ただし、太陽光発電所投資で利益をあげるには最低でも10年〜20年はかかるなど、長期的に見積もる必要があります。

そのため、急遽現金が必要になると太陽光発電所による収益を待つことができないので売却という道を選ぶオーナーがいるのです。

また、本業の投資に資金を一本化したいという目的で売却するオーナーも多くいます。

現在コロナウィルスの影響で、多くの中古太陽光発電所が売りに出されるようになっているため、良い利回りの掘り出し物件を見つけやすくなっています。

住宅用太陽光発電所の売却理由

住宅用太陽光発電所の売却理由としては転居が大きな割合を占めます。

転居をする場合、オーナーは住宅の太陽光発電所設備をそのままにするか、新しい家に取り付けるか選択することが可能です。ただし、後者の新しい家に取り付けるという選択は、「新しい家の屋根の形に合わない」「設備の取り外しや設置に多額の費用がかかる」などの理由からあまり現実的とは言えません。

そのため、転居の際に太陽光発電所の設備をつけたまま住宅の売却を行うオーナーが多いのです。

このように、太陽光発電所を途中売却したからといっても、必ずしも設備のトラブルや問題ではありません。

買取会社からの中古太陽光発電購入は要注意!

太陽光発電を買取業者から購入しようかな、と考えている方も中にはいるかもしれませね。

でもそんな方は要注意です!

もちろん、買取業者が扱っている太陽光発電はいい物件もありますが、あまりおすすめできない物件を扱っているケースもあります。

例えば、

  • 設備が破損している
  • 適正価格よりも高額で売っている
  • 日当たりが悪くシミュレーション通りに発電しない

といった可能性があります。

なぜこのような買取業者では太陽光物件が売られているかというと、買取業者は太陽光発電のプロではないからです。

そのため太陽光発電についてあまり精通しておらず、物件の周辺状況確認や正確なシミュレーションができているとは言えないのです。

もし中古太陽光発電を購入しようと考えているなら、太陽光発電についての知識が十分ある仲介業者に依頼することをおすすめします。

仲介業者であれば、物件の周辺や現地の確認をしてから発電シミュレーションをしているので、発電量や売電収入がほぼ正確にわかります。

また、太陽光パネルや設備に故障や破損がある場合は、修理してからでないと買い手を探してくれないので、出回っている物件はきちんとメンテナンスができていると認識して問題ないでしょう。

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【名義変更は必須】中古太陽光発電所の購入手続き

太陽光発電を新しく作るとなると、工事にかかる期間はもちろん売電のための申請や電力会社との契約などやることが盛りだくさん。購入から実際の稼働には下記の図のような手順を踏み、かなりの時間を要します。

50kW以上の太陽光発電の設置の流れ①

50kW以上の太陽光発電の設置の流れ②

しかし、中古の太陽光発電の場合はすでに設備は揃っているので完成を待つ必要はありません。また、申請や契約といった面倒な手続きも必要なく、名義の切り替え後すぐに太陽光発電所を稼働、売電収入を得ることができます

太陽光発電の購入の流れ

その際の名義変更は必須事項で、万が一名義変更しなかった場合、売電の権利を失ってしまう可能性もあるので、忘れずに完了させましょう。

しかし、名義変更の手続きは面倒なものが多く、素人だとわかりづらい部分も多いです。

ただ、中古太陽光発電所を仲介会社で購入すると、必要な手続きをすべてサポートしてくれるので、面倒な作業や間違いもないので安心です

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減価償却は中古太陽光発電所も対象

中古太陽光発電所でも、10kW以上の産業用の場合は減価償却の対象となり、所得として計上できるため、納税額を抑えることができます。

しかし、中古の太陽光発電所は特別償却は対象外となります。

税金対策として、中古太陽光発電所所を導入を検討している場合は、この点に注意しましょう。

太陽光発電の節税対策【法人・個人事業主向け】知らないと損する太陽光発電でできる節税対策

中古の太陽光発電所は新規よりも◯◯◯万円儲かる

中古の太陽光発電所のメリットとデメリットは分かったものの、一番気になるのは「中古の太陽光発電所でも儲かることができるのか?」という点ではないでしょうか。

先ほども説明しましたが、中古物件は稼働した年の売電価格が適用されます。新規物件との収益差がどのくらい生まれるのかシミュレーションしていきましょう。

今回は予算を1,500万円として計算していきます。

 新築中古
価格1,500万円1,500万円
発電量(年間)100,000kwh60,000kwh
売電価格14円32円
固定買取期間20年間16年間

条件は上の表の通りです。

新築では初期費用のコストが下がっているため、同じ予算でも発電量が40,000kwも大きいの設備が設置できます。ただし、売電価格は中古と比べて半分以下になってしまいます。

上記の条件で計算すると、新築では1年間で140万円、中古では192万円の収益を見込むことができます

固定価格買取期間を考慮すると、

・新築 140万円×20年間=2,800万円

・中古 192万円×16年間=3,072万円

となります。

固定買取価格期間の差を考慮しても、中古太陽光発電所の方が200万円以上儲かるという結果になります。

もちろん全ての場合で中古の太陽光発電所が得するというわけではありませんが、中古でも十分儲かるということがわかります。

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まとめ:これからの太陽光発電所は中古が狙い目!

初期費用を抑えて導入したい場合や、新規設置の手間を省きたい場合は、中古太陽光発電所がおすすめです。また、点検費用や劣化による修繕はデメリットとなってしまいますが、初期費用と比較するとそこまでコストがかかるわけではないのでメリットの方が大きいです。

さらに2020年にはFITの価格が12〜13円ととても低価格となりました。今後も価格は下落することが予想されるので、これから太陽光発電所を購入する方は中古物件も視野にいれて考えてみましょう。

中古太陽光発電所の購入を検討している方は、中古太陽光の取り扱い実績No1を誇り、購入に必要な手続きをマルッとお任せできる仲介業者『SOLSEL』がおすすめ。

気になる方はぜひお問い合わせしてみてくださいね。

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