太陽光発電のメンテナンス料金と維持管理にかかる費用相場

太陽光発電システムを一度設置したら、寿命・故障などの事象が起きるまでメンテナンス(維持管理)は必要ないのでしょうか。

いいえ、決してそうではありません。

太陽光発電システムに対して頑丈なイメージを持っている方もいるかもしれませんが、設置後も継続的なメンテナンスが必要になります。

身近な例えでは、冷蔵庫や洗濯機、掃除機など家電製品の定期的に掃除などメンテナンスを行うことで、耐用年数を延ばすことができます。

逆に言うと利用方法やメンテナンスの状況によって、寿命を一気に縮めてしまう可能性もあるということです。

つまり、太陽光発電も利用方法や定期的なメンテナンスによって、発電効率を維持しながら長期的に利用できる期間が変わります。

そこで、今回は太陽光発電のメンテナンスに関する、平均相場やメンテナンス業者を選ぶ際のポイントなど、「メンテナンス」に焦点を絞って解説していきます。

太陽光発電のメンテナンスの基本


太陽光発電のメンテナンスの料金相場などについて知る前に、メンテナンスの基本である「なぜ必要なのか」という点を改めて整理します。

太陽光発電システムの故障は素人では気づくことが難しい

通常使用における不具合や故障については、保証期間内であれば販売店に連絡することで、無償に近いかたちで修理してもらえます。

各メーカーの保証内容はこちら
太陽光発電各メーカー保証比較と気をつけたいの3つの保証ポイント

ただし、販売店の中には、何かと言い逃れをして無償修理を拒否することがあるかもしれません。それは悪徳業者の特徴の一つと言えます。そういった業者に遭わないように、事前のチェックが大切です。

しかし、太陽光発電システムは個人で設置することが難しいシステムであり、その内部動作が目に見えるものではなく、日々の生活に直結するものでありません。それだけに、不具合や故障に気づかない方もいらっしゃいます。

極端な話、業者による定期メンテナンスの際に、初めて気付く方もおられるほど故障に気づきにくい機器が太陽光発電システムです。

さらに、内部モニターで毎日の発電量を常にチェックする場合、特に理由もなく大幅に発電量が低下するなどの異常事態にはすぐに気づくことができるでしょう。

しかし、太陽光発電にそれほどの知識もなく、電気料金の増減にもそこまで関心がない方であれば、異常が起きていても気づかない事態も十分に考えられます。

従って、太陽光発電を長く使っていきたいのであれば、素人では気づきにくい異変などをチェックしてもらう為に、業者に定期メンテナンスをお願いすることが大切です。

太陽電池モジュールは外部要因で発電効率が落ちる


前述の項目で太陽光発電のメンテナンスについて、ある程度イメージできたでしょうか。続いては、メンテナンスが必要な理由について、もう少し詳細に説明していきますよ。

太陽電池モジュールは個人によるメンテナンスが難しい

太陽電池モジュールは太陽の光を吸収し、吸収した光エネルギーを電気エネルギーに転換する装置です。光を電気に変換させる太陽電池は、ガラスなどの透明なカバーで保護されています。

では、太陽電池モジュールのガラスが汚れで曇ることや、傷がついて擦りガラスのようになったとしたらどうなるでしょう。

この場合、当然のことですが光が通りにくくなります。

光が通りにくくなると、太陽電池が光を吸収しにくくなり、発電効率(エネルギー転換効率)が悪化します。

発電効率が落ちれば、本来得られた電気を利用出来なくなるので、損失を発生させる行動です。売電収入で例えると、10,000円の売電収入が得られるはずが、8,000円になってしまう。そういうことです。

太陽電池・太陽光パネルのメンテナンスは個人では難しい

太陽光発電システムの中でも太陽電池モジュールは、一般的に屋根の上に設置されることが多く、一度設置したらそのままメンテナンスせず放置してしまうことがあります。

そうすると、風の強い日に木の枝が折れてぶつかり傷がついてもそのままですし、ホコリは溜まり、時には鳥の糞もつくでしょう。

これらが引き起こすガラスの透過性の低下、つまりガラスの汚れは、ただちに発電効率の低下(エネルギー転換効率の低下)につながります。そうならないためには定期的に清掃をしなければなりません。

しかし思い出してください。太陽電池モジュールがどこに設置されているのか。

そう、屋根の上なんです。

一般的な家では普通屋根の上に上ることはできません。ということは、掃除したいけれども、厳しいですよね。

ですから、太陽光発電システム購入時、太陽電池モジュールの定期的な保守・点検がサービスとして付加されていたら、うれしいかもしれませんね。何といっても個人では屋根の上の作業はまず無理なのですから。

太陽光発電システムはメンテナンスフリーではない

他の家電製品と同様、何もせず放置しておいてよいわけではありません。

可能であれば、毎月稼働チェックをし、定期メンテナンスを行うことで、より太陽光発電システムを長持ちさせることができます。

メンテナンスが無理でも、最低、毎月の電気料金を見て、普段と変わったことが起きていないかどうかをチェックすることが必要です。

そうしないと、宝の持ち腐れ、更に言えば、せっかく電気料金を低減しようとシステムを設置したのに、逆に損をしてしまう可能性があるためです。

異常を放置しておくと発熱や漏電から火災につながることもある

機器の故障や異常による発熱や発火は、パソコンやホットカーペットといった電気製品でも起こりうることですが、太陽光発電システムは大型機器であるだけに、仮に火災となった場合、被害規模も大きくなる可能性があります。

人命にも関わる問題は、防ぐことができるうちに準備しておくことです。そのためには、信頼のおけるプロによる、定期メンテナンスは必要でしょう。

長寿命の太陽電池モジュールといっても故障が起きる可能性がある

太陽電池モジュールにおいて、機械的な故障は少ないものの、太陽光発電システム自体が外部要因などで高温になりすぎることがあります。また、その為に内部のはんだ付けが剥がれてしまったり、熱を持ったりすることで、不具合や故障が起きる可能性に注意が必要です。

例えば、夏の直射日光を浴びる屋根は、表面温度が75度にも達すると言われています。

ですから、このような事態も十分に起こりうると言うことができるでしょう。

さらに太陽電池モジュール自体が丈夫であったとしても、他の機器をつなぐ配線に問題が起きることもあります。
また、、太陽電池モジュール自体も、落雷による破損、大量の積雪によるたわみ、潮風によるサビ、地震によるがたつきといった不測の事態によって汚損することも考えられます。

太陽光発電量と積雪の関係は以下の記事で解説しています
雪国での太陽光発電発電量は減る?積雪がもたらす被害と対策

太陽光発電のメンテナンス費用

シャープ

システムの保障期間システム丸ごと10年(有料で15年保証有)
含まれない物 ・モニター
・ケーブル
・架台・
・電力センサー
・開閉器
・ストロングコンバーターも10年(有料15年)
条件・その他設置後一ヶ月以内に申し込み
シャープの太陽光発電の詳細はこちら
シャープの太陽光発電の口コミと評判2019

京セラ

システムの保障期間システム全体10年(有料15年)
含まれない物モニターは製造元の機器保証(1年or2年)のみ
条件・その他火事や台風等の被害も保証対象になる場合有
京セラの太陽光発電の詳細はこちら
京セラ太陽光パネルの評判と太陽光発電システムの口コミ

パナソニック(サンヨー)

システムの保障期間システム全体10年(システム15年・出力20年のモジュールあり)
含まれない物モニターは1年保証。
パワコン収納箱
・モニタリングアダプタ
・蓄電関連品は対象外
条件・その他登録施工店による設置工事が前提・自然災害への補償制度も有
パナソニックの太陽光発電の詳細はこちら
パナソニックの太陽光発電の口コミと評判2019

ソーラーフロンティア

システムの保障期間パネル20年・周辺機器10年
含まれない物モニター2年
ケーブル・架台は対象外
条件・その他設置後1・5・9年の定期点検を受ける。
ソーラーフロンティアの太陽光発電の詳細はこちら
ソーラーフロンティア太陽光発電の口コミと評判2019

サンテックパワー

システムの保障期間パネル25年、パワコン
・接続箱・
ケーブル10年(有料15年)
モニター2年年
含まれない物記載なし
条件・その他総合補償制度(自然災害・屋根漏水補償)有。

太陽光発電のメンテナンスはやはりプロに任せる


太陽光発電は繊細な瓦であると言っても過言ではありません。

太陽電池モジュールは、ガラスなどの材料も含まれています。ガラスにしても、陶磁器にしても普通の使い方で使用する限りでは割れたり、欠けたりすることはないでしょうし、それこそ大切に扱えば一生ものかもしれません。

しかし悲しいことに、大抵はふとした不注意で割ってしまいます。

突発的な故障などは、個人で対処しようがありません。従って、定期メンテナンスや保証などを、事前に業者と契約しておいてプロに任せることが、太陽光発電システムを長持ちさせる方法です。

また、多くのメーカーで太陽光発電のメンテナンス保証について、サービス展開をしていますが、前述で触れたように各メーカーで違いがあります。これから太陽光発電を設置する方は、設置する機器のメーカーに問い合わせて、保証内容を確認することが大切です。

太陽光発電のメンテナンス(掃除)を素人がやると

「最近、発電量がなんとなく少なくなってない?」
ある日“オカアサン”が一家の大黒柱である“オトウサン”に言います。

「確かに少し少なくなっているような気がするね。たぶん太陽電池が汚れてるんじゃないかな。俺が行って掃除してくるよ。」
オトウサンは準備を始めます。

「オトウサンかっこいい!」
子ども達も尊敬の眼差しをオトウサンに向けています。

そして、太陽電池モジュールについた汚れを掃除しようと、颯爽と屋根に上っていったオトウサンでしたが、屋根に乗った拍子にバランスを崩して。。。。

「バリン!」

笑えない話です。

ちなみに、自分自身で出来る方法としては、「発電量のチェック」です。

中には屋根に上れるよう改築し、自分の目で確認している熱心な方もいらっしゃいますが、事前準備無しで屋根に上がるのは大変危険です。

太陽光発電のメンテナンスは慣れないことをすると余計に高くつく。そんなときに電話一本で飛んできてくれる業者がいれば安心ですよね。ですから、最初から業者に任せましょう。

ただ、太陽電池モジュールの汚れの除去だけでなく、その他のトラブルに対してもレスポンスの良い業者はなかなかいないものです。

逆に言うとレスポンスの良い業者は優良な業者だと言えるでしょう。

業者の選び方について
太陽光発電業者の選び方と評判の悪い悪徳業者を見極める方法

そういった優良な業者を探すには一括見積もりサイトを利用するのも一つの手です。見積もりを取って、メンテナンスについての質問をすれば一石二鳥ですが、ここで一括見積もりを取る際に販売店の決め手となるポイントも伝授します。

一括見積もりで販売業者を見極めるポイント

  • 実績数・施工例を確認
  • 営業年数を確認
  • 施工保険加入を確認
これさえ気をつけておけば、悪徳業者に引っかかる可能性は低いでしょう。

一括見積もりサイトをすべて調べてみました
太陽光発電見積もりサイトを徹底比較!一括見積もりは本当に得で安くなるのか

太陽光発電のメンテナンス含め信頼できる業者を見つけるには

信頼のおけるプロ、それを見つけ出すことは素人にはなかなか困難なことです。

そんな場合には、何度もお伝えしていますが太陽光発電システムの一括見積もりサイトを利用してください。

名の知れた大手一括見積もりサイトでは、登録されている業者も厳しく審査されています。そして業績や実績に基づき、利用者の希望に最もマッチする業者を紹介してくれます。

また、一気に5社分の見積もりが取れることも、比較検討がしやすくなり、うれしい限りです。